「さようなら、PCピグ」

ピグニ湖の夕焼けも、さらば

 
 

 

ちょうど1年前の今日、

パソコン版ピグは

最後の日を迎えました。

 

2019年の12月2日は月曜日でした。

 

運営は、11月いっぱいはサービスを提供し、

翌12月の最初の平日をサービス終了日と

定めたものと思われます。

 

当初アナウンスされた終了時刻は、15:00。

 

この15:00という時刻は、

定期メンテナンスがよく実施されていた時間ですし、

この時間から終了業務処理を行えば、

スタッフも定時には退社できそうなので、

T氏の社会経験からしても

納得できる設定でした。

 

(サーバーのリース期間などもあったか?)

 

ただ、平日15時となれば

ログインできるユーザーにも限りがあります。

 

その結果なのか、結局延長されて

終了時刻は22:00に変更されました。

 

 

 

 

T氏は、自分の「つぶやき」欄には、

著名な俳人の季節の俳句を

載せていました。

 

(2018.12月)

 

これは現在のスマホ版ピグでも継続していますが、

ちょうど「五・七・五」が収まりが良いのですよね。

 

何年間もこれを習慣にしていたのですが、

パソコン版ピグの終了直前は

少し変化をつけ、初の漢詩を選びました。

 

 

勧 酒(于武陵)

 

勧君金屈巵 

満酌不須辞

花発多風雨

人生足別離

 

(君に この金色の大きな杯を勧める

なみなみと注いだこの酒 遠慮はしないでくれ

花が咲くと 雨が降ったり風が吹いたりするものだ

人生に 別離はつきものだよ)

 

この漢詩の井伏鱒二の名訳がこちら

 

コノサカヅキヲ受ケテクレ

ドウゾナミナミツガシテオクレ

ハナニアラシノタトヘモアルゾ

「サヨナラ」ダケガ人生ダ

 

PCピグとのお別れという、

ちょっと切なく、やるせない気分と

井伏先生の訳がぴったり。

 

本当に、

「花ひらけば風雨多し」

ですね、人生は・・・

 

 

 

 

そして、12月2日の1日限定だったのがこちら。

 

 

「見るべきほどのことは見つ」 平 知盛 

 

そう、T氏は既に「見るべきものは見た」という気分で、

22:00のサービス終了よりも以前に撤収するつもりでした。

 

 

 

T氏にとって、PCピグ終了までの1ヵ月ほどは、

このブログを始めることを思い立って、

ピグの世界のあちこちを巡って

スクリーンショットを撮影していました。

 

未練はもちろんありましたが、

あまり引きずるのも余計に別れが辛い、と思い、

当初の公式アナウンスにあった15時ごろを目途に

撤収することに決めていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日の服装。和服が多かったT氏の正装です。

 

 

 

 

 

 

 

みんな、コメントありがとうございました。

 

 

T氏のお部屋で撮影した画像を日記にアップいてくれた方々。

satoさんLALA☆さんはこのブログでも紹介いたしました。

 

 

T氏のピグにおけるメインのコミュニケーション手段だった、

日記機能とその拡大機能だったミニゾーン

 

最後の日も、それは同じでした。

 

 

 

 

 

公式キャラクター・レミィちゃんのお部屋はこちら

 

 

 

なんか画像を見返すと、

万感の思いがこみ上げてきます。

 

 

 

 

 

 

つりゲームのポイント交換所「おさかなセンター」で

残っていたポイントをアイテムに交換し・・・

(それでも使い切ることはできませんでしたが)

 

 

・・・ペットたちとお別れを告げ・・・

 

 

・・・元運営スタッフのはんころもちさん

日記に寄せたコメントに返信が来たこと確認し・・・

 

 

・・・自分の部屋を出て「小鳥さくら広場」に移動しました。

 

最後の画像を撮影するためでした。

 

 

 

 

「サクラ吹雪の サライの空へ

いつか帰る いつか帰る きっと帰るから」

 

 

 

 

 

そして日記を使って、これよりピグを去り、

これ以降はコメント返信できないことを告げて、

この場所から最後のログアウト。

 

 

これにて、T氏のPCピグにおける全活動は終わりを告げました。

 

時刻は17時すぎ頃だったと思います。

予定より少しだけ遅くなりました。

 

 

 

 

T氏のPCピグ最後の日は、

このような独りで過ごした静かな一日でした。

 

 

 

 

 

 

パソコン版ピグの終了は、ニュースになりました。

 

あれからちょうど1年の月日。

 

嗚呼、あのピグでの日々が終わって季節が

一通り巡りましたね。

 

この先も、12月2日を迎えると

あの切なさを思い出すのでしょうか。