2018年9月公開

オアシスエリア

ピグニ湖

 

 

 

ピグは、

・アバターSNS 

・コミュニティサイト 

という性格を持つソーシャルゲームです。

 

各ユーザーに振り分けられた

チャットルーム(お部屋・お外)の他に、

ユーザー間のつながりを作る

共用エリア、公式エリアを作り、

そこに多くのユーザーを集客するのが

運営上の重要事項になります。

 

集客力を高めるために、

魅力的なエリアを作ったり、

そこでイベントを開催することが肝要。

 

また、企業活動の一環ですから

収益もあげなくてはいけない。

 

直接的にはアイテムの販売促進。

ポップアップストアなどは

その目的に沿ったエリアですね。

 

ところが、「ピグニ湖」は

それらの目的にまったく合致しないのです。

 

 

入室できるのは、

1エリアにつき1ピグのみ。

 

ゲーム機能も無い、

アイテム販売も無い。

 

じゃあ魅力に乏しいかと言うと、

この美しいデザインを一瞥すれば、

説明の必要すらありませんな。

 

ピグニ湖は、

ピグの世界が到達したひとつの頂点。

 

運営上の利点のためではなく、

収益のためでもなく。

 

ピグを愛するユーザーたちのために。

 

ピグが極めて成熟した世界に至っていた証拠だったと思うのです。

 

このエリアを作ったデザイナーさんの美的センスはもちろんのこと、

 

この企画を通した管理職の判断には

凄みすら感じられます。

 

よくぞタダではないサーバー容量を

ピグニ湖に割り当てる決断をしましたな・・・

 

 

昼の風景。

 

時折、飛行機が飛行機雲を引いて飛んでゆきます。

 

 

夕刻の風景。

 

夕焼けと瞬き始めた星空のコントラスト。

 

 

圧巻の夜の星空。

 

瞬く星々。

 

 

ピグの世界は、

基本的には「斜め45°の世界」ですが、

ピグニ湖はその基本から離れたデザインです。

 

遠近法は使われていませんが、

多少は遠近感があります。

 

ピグの移動に合わせて、

水紋が広がります。

 

湖面に写り込んだ星空。

頭上と足元に広がる星々。

 

ピグの姿も写り込みます。

 

ただし、さすがにピグミイの姿は写りませんな・・・

 

・・・という内容の日記をピグ終了告知後の2019年4月にアップし、

コメント欄でピグともさんと色々やりとりしたら、

なんとその翌日に改修されました。

 

まるで、運営スタッフがT氏の日記を見てたの?と、

思ってしまうようなタイミング。

 

サービス終了が決定した後も、

きちんと修正した心意気に「イイネ!」です。

 

 

 

ピグ10周年エリア「時間の塔」での解説では、

ピグニ湖のコンセプトは、

「10万人に対してではなく、

本当にピグを愛する1000人のために」

とありました。

(記憶頼りなので微妙に違うかもしれません)

 

スタッフとユーザーともに

成熟した大人の空間、

それがパソコン版ピグ、

 

ピグニ湖はその象徴だったと思います。