ぴーぷるビジネス
サービス業は人の手を介して成り立つビジネスで、よくぴーぷるビジネスと言われています。
ゆえにその人自身の性格や価値観、ものの考え方そのものがお客さまに提供するサービスとしてダイレクトに反映され、また「企業は人なり」とよく言われますが、その言葉以上に、人材価値は企業価値に直結していると私は考えています。
そうした観点から、企業が求める人材というよりは企業が求める人間像(力)はどういったものだろうか?と色々な企業本を読み漁ってみたところ、ある一定の法則というか、だいたいの企業で共通しているコンピテンシーを抽出できました。
例えば分析力や戦略的思考、問題・課題解決力などのビジネススキルや、会計や財務・人材育成などのマネジメントスキル、全般的に必要なコミュニケーション能力というのはビジネスをしていくにあたって企業が人材に対して要求することは間違いないですし、知識だけでなくそれに伴った経験が必要になります。しかし、本質的に必要なのは、志や倫理観、使命感など、人間としての心の持ち方や姿勢こそが必要であるということです。
志とは、ビジョンを持つことであり、それを成し遂げようとする想いのことで、情熱を持って日々の業務に流されず、しっかりと行く末を見据えてビジョンを描き、それにむかって一歩一歩前進していくことが必要である。
倫理観とは、昨今コンプライアンスという言葉を耳にしますが、「単純に法律に触れなければよい」というわけでなく、人間としてのあり方や姿勢そのもののことを意味します。
使命感。
人間誰しも楽な方向へ進みたいと思うものです。しかし、仕事に関して当事者として真っ向から向き合い、「何が何でもやり遂げる、達成させるんだ」という強い想いが使命感です。使命感を持ってやり遂げるにはあえて困難に挑戦していかなくてはなりません。
それはつらいことなのですが、「自分がやらなければ誰がやるんだ?」と自らを奮い立たせる人物は魅力的に感じます。
仕事には不条理なことも事実、あります。
「なんでそんなことを俺がしないとあかんのや~?」と思うこと、やっぱりありますよね?
しかし、上記3つの「志」「倫理観」「使命感」は、我々にとって根底として必要な「人間力」の要素ですし、これらがなければどんな仕事もできないと思います。
この「志」「倫理観」「使命感」について、自身の仕事に照らし合わせて考えていかなければならないと思います。
学び
学ぶことは、単に知識を修得することではなく、成功に近づくための手段、自分がありたいと
思い浮かべる姿への道しるべです。
知識とは、一日で蓄積できるものではありません。
知識は毎日継続して学ぶことによって蓄積されていきます。
学びの姿勢は、一歩一歩を積み重ねていくことが大事だ。
それには、持続力と忍耐力が求められる。
毎日の僅かな進歩がいずれ成功へとつながる。
成功の源は小さな努力の積み重ねなのである。
学習も一気に知識を詰め込むのではなく、確実にその日に消化できる一日の分量を決めて行うのが良い。
そして要点をまとめる。
こういった地道の作業の繰り返しを日々行うことで、いつしか自分の血肉となるのである。
知識の多さと創造力との因果関係は特にはありませんが、知識が多ければ思考の幅は大きく広がる。
であれば、創造するボリュームも増えるという道理が成り立つ。
多くを学び、それを基に思考する。
それは日々の積み重ね、繰り返し行う忍耐力が必要です。
プロフェッショナル
私の尊敬する人物の中で、プロサッカー選手の三浦和良という人物がいます。彼の著書の蹴音にプロフェッショナルについての記述がありました。
「成功とは単に高額な報酬をもらうことではない。
プロとはお金をもらうからプロじゃない。どんな時でも手を抜かず全力で戦うからプロなんだ。
成功とはグランドで一生懸命に戦うことができる状態と思う。」
彼の仕事であるサッカーに対する尊敬の念とかプロフェッショナルという価値観を良く表している内容と思います。
彼の歩んできた人生は皆さんもご存知の通り。
日本中の誰よりもワールドカップ出場を望んでおり、その為に1993年のJリーグ開幕当初から日本サッカー界に貢献してきました。
しかし、98年のフランス大会では直前にメンバーから洩れ、失意の帰国後は当時所属していたヴェルディ川崎からの戦力外通告。当時30歳です。
その後もクロアチア・ザグレブに移籍して1年後の2000年、京都パープルサンガに移籍。
しかし2002年年明けにクラブから戦力外通告。
こうしてみると普通の人であれば挫折感やあきらめ感を感じると思います。
しかし、彼はそれ自体に挫折は感じず、それを新たなモチベーションへのバネとしか思っていないところに私は心から尊敬をします。
彼は還暦までサッカーを現役でプレイしたいそうです。
今年はJ2横浜FCでプレイすることになりますが、彼なら「自分を雇ってくれるクラブがあるならJFLでもその下の地域リーグでもやる」と公言しているくらいですから、ひょっとしてひょっとするかもしれませんね。