東電は当初、多核種除去設備(ALPS)による処理でトリチウム以外の放射性物質は
除去できるとしていたが、それは真っ赤な嘘だった。
<福島第1>ALPS処理済?汚染水100万トン超え  うち85%から基準値超の放射線が・・
【東京電力の資料に拠れば、タンクに貯蔵された処理済?汚染水112万2千㎥の内、
国の基準値以下は、たったの15% 16万9千㎥のみ。

残る95万4千㎥は、全て基準値超。内、16万1千9百㎥は基準値の10倍超~百倍未満、
6万5千2百㎥は百倍超~2万倍未満という有様。

これで、タンク内の汚染水は、殆ど無害?のトリチウム水だけ?? だから海に捨てさせろ? とは、図々しいにも程がある。】

しかも、ALPSが除去に失敗した 高濃度放射能汚染水の、再処理・再々処理試験は、始まったばかり。
〖原発処理水〗と言う名の〖高濃度・放射能汚染水〗84万トン、今頃?濃度下げる試験開始??

ポンコツALPSで、例え100万回、再処理・再々処理を繰り返しても、84万トンの高濃度放射能汚染水を、基準値内に収めるのは不可能だろう。

本当は、〖原発処理水〗と言う名の〖高濃度・放射能汚染水〗を、捨てずに減らす画期的方法があるのだが
原発処理水放出へ 漁業関係者「別の手段ないのか」⇒専門家「トリチウム分離は難しい技術じゃない」

福島原発・不完全処理水ー捨てずに減らす画期的方法。風評被害も起きません
【東電・原子力ムラが示す選択肢の一つ、空気中に放出であれば・・

汚染水を煮詰めて水分を抜けば、放射性汚染物だけが残り、汚染水を溜めるタンク群の殆どは不用となる。
しかも、ALPSが取り残した放射性汚染物も、100%取り除ける。

東電・原子力ムラが言うには、
基準値以下のトリチウムだけが、空気中に放出され、人体には影響がない?そうだが・・

やはり危険なので、空気中に放出せず

蒸発したトリチウムを含む水蒸気を逃がさず、冷やして水に還元、トリチウム混合水に。
これでは元の木阿弥と思われるだろうが・・

このトリチウム混合水を、+3℃に冷却すれば、凝固点が+4℃のトリチウム水(HTO)だけが凍結、普通の水(H2O)は液体のまま。
超簡単!「トリチウム水」を一瞬で分離できる方法。

たったこれだけの工程で、極めて困難といわれるトリチウム水の分離が完了。】



トリチウム以外の放射性物質を除去できる筈だった、多核種除去設備ALPS

 福島民報 2020/10/20 08:38
【検証 トリチウム水】東電への不信感根強く 福島第一原発処理水処分 国民理解進まず
【東京電力福島第一原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含んだ処理水の処分を巡り、国民の理解が広がらない要因の一つとして、東電の情報発信への不信感を挙げる声が出ている。東電は当初、多核種除去設備(ALPS)による処理でトリチウム以外の放射性物質は除去できるとしていたが、複数の放射性物質が残っているとの事実を積極的に公表しなかった。国や東電の説明不足も重なり、処理水、トリチウムそのものへの理解は深まっていないのが現状だ。

 福島第一原発では原子炉建屋に残る熔融核燃料(デブリ)を冷やすため水を常時注入しており、その水がデブリに触れて汚染水が発生する。原子炉建屋に流入した地下水や雨水が汚染水に混ざることで総量が増え続けている。汚染水は吸着装置で放射性セシウムとストロンチウムの大部分を除去された上で、ALPSを通してトリチウム以外の放射性物質が取り除かれる。

 東電は二〇一三(平成二十五)年にALPSを導入したが、当初はトリチウム以外の六十二種類の放射性物質を除去していると強調してきた。しかし、二〇一八年八月、処理水の扱いを議論する政府小委員会主催の公聴会が開かれる直前に、ヨウ素129やルテニウム106など複数の放射性物質も排水の法令基準値を超えて残存することが明らかになった。公聴会に参加した国民からは「公聴会の前提が崩れた」との発言があり、東電の情報発信に対する国民の不信感がより強まった。こうした中、東電は同年十二月に処理水や保管タンクの状況などを分かりやすく整理したポータルサイトをインターネット上に開設した。

 二〇〇二年には東電のトラブル隠しが発覚した。福島第一原発、第二原発などの自主点検で、ひび割れなどのトラブルを見つけながら放置したり、修理記録を改ざんしたりしていた。県民の脳裏には苦い記憶として焼き付いている。

 国に対する不信感も根強い。原発事故以前は、国は原発の安全性を強調して原子力政策を推し進めてきたが、震災の大津波により水泡に帰した。

 政府小委は処分方針決定後も「国民理解の醸成に向けて、透明性のある情報発信や双方向のコミュニケーションに長期的に取り組むべき」と報告書に記した。浜通りで鮮魚店を営む男性(82)は「国による安全神話が崩れ、東電もトラブル隠しをしていた。国民は国や東電が発する情報を簡単には信じないだろう」と漏らした。】一部抜粋