原発事故の影響で永らく不通となっていた常磐道、放射線量の高い地点では除染工事まで実施し、27年3月全線開通に漕ぎ着けたが・・



その常磐道で今度は、除染の真逆・加染工事?? 地元が反対するのは当然。
マトモな人間なら、道路や畑に除染土を埋めるなんて馬鹿なことは考えない筈だが・・
遂に農地まで処分場に? 環境省「原発の汚染土、行き場がないから農地にも再利用しちゃえ!」

原子力ムラ所属の環境(破壊)省の官僚さまは、大量の除染土を始末するため、
日本全国の道路・堤防・農地などを、中間処分場として活用するという。
夢の島の先にも放射性廃棄物が981トン・・環境省は「安全な方法で使ってもらう」言うが・・
【日本人の殆どが、福島だけの問題と安心しているだろうが・・夢の島の先にも8000ベクレル超の放射性廃棄物が981トンも・・

その上、環境(破壊?)省は、最大2200万立方メートルと見積もられる福島県内の汚染土を県外に運び、道路や堤防、農地に「汚染土のうち最大で約99.8%は再利用」する計画。】

実際には、完成した道路などを掘り返すのは非現実的、
住民らが危惧するとおり、中間ではなく最終処分場にされるのは確実だろう。
<原発事故>除染土で常磐道盛り土 環境省計画に小高行政区長は「永久的に残される」と危惧

2012年9月2日
常磐道の除染、来年6月めどに完了へ 14年度開通予定

 福島民報より
汚染土利用反対で地元一致、福島 南相馬の常磐道工事計画
【東京電力福島第1原発事故に伴い福島県内の除染で出た汚染土を、同県南相馬市の常磐自動車道の盛り土に使う環境省の計画について、工事予定地の羽倉行政区が3日に緊急役員会を開き、全員一致で反対を決めた。相良繁広区長は「(風評被害などで)孫の代まで苦しめることになる」と述べた。

 役員会には行政区の班長ら11人が出席。「羽倉で安全を確かめたとされれば(汚染土の利用は)他の地域にも広がる」「環境省は都合のいい数字しか使わないので心配だ」などと懸念の声が上がった。今後、近隣の行政区に協力を求め、署名集めなどの反対運動を展開することも決めた。

(2019/02/03 17:27カテゴリー:科学・環境)】

 河北新報より
常磐道への汚染土再利用 羽倉行政区が反対表明 南相馬・小高区
【東京電力福島第1原発事故に伴う除染で出た汚染土を、福島県南相馬市小高区の常磐自動車道の車線拡幅工事に再利用する環境省の実証事業案に対し、地元の羽倉(はのくら)行政区は3日、緊急役員会を開き、地区として反対することを全員一致で決めた。署名活動も行う。
 相良繁広区長(67)が、環境省から昨年12月26日にあった住民説明会開催の要請を断った経緯などを説明。「(原発事故に伴う小高区の避難指示が2016年夏にほぼ全域で解除され)地区住民が戻りつつある中、再利用されたら若者は帰らない。風評も心配だ」として反対の立場を表明した。
 出席した役員ら10人から異論はなく、常磐道の通る小高区西部の10行政区全体に反対運動を広げた上で、羽倉地区の総会を開くことを申し合わせた。
 相良区長は「汚染土は、当初3~5年で仮置き場から中間貯蔵施設に運ぶという約束だったが、8年近くたっても守られていない。実証というが、一度使ったら永久に置かれる懸念がある」と強く反発している。
 環境省案では、羽倉地区を通る常磐道の一部4車線化工事で、市内で発生した汚染土約1000立方メートルを盛り土の一部に使う。昨年12月14日、市議会全員協議会の場で説明した。
 福島県内の汚染土再利用を巡っては、二本松市で市道の盛り土に使う実証事業に地元が強く反発し、計画が頓挫している。   2019年02月04日月曜日】