原田知世が主演し大ヒットした角川映画『時をかける少女』は、
配役を変え 何度も時を越えたが・・まさか、ニュースが時を越えるとは?

2年前の2016年9月1日、
地下70メートル超に10万年埋設 廃炉廃棄物巡り規制委』と、日本経済新聞。

そして今年 2018年8月1日、
規制基準案 廃炉ごみ、地下70m以深で10万年保管』と、毎日新聞。


なぜ?同じ内容のニュースが、2年の時を越えたのだろうか?

電力会社が〝廃炉ごみ〟を保管する300~400年、
放射能がほぼ消える?10万年に比べれば、2年など「あっという間」だが・・

2年前の2016年9月1日、当ブログでも 朝日新聞の記事を取り上げ
制御棒処分:電力会社400年、国10万年管理 規制委方針
【400年続く会社は稀にあるかも知れないが、いまだ10万年続く国家は存在しない。
(あのローマ帝国せさえ350年、東ローマ帝国を含めても1500年にも満たない。)
触れれば即死レベル〝核のごみ〟を安全に10万年隔離することなど可能なのだろうか?

もし可能としても、〝核のごみ〟を10万年間も安全?に隔離する 想像を絶する巨額費用は誰が負担?】と。

同じく、2年前の2016年9月1日付け
原子力規制委が廃炉原発の制御棒などの核廃棄物を電力会社が400年、国が10万年管理!と決定の非現実ぶり。


この2年、規制委は いったい何をやっていたのだろうか?

 天文学的金額で想像も出来ないが・・原発で何の恩恵も受けない子孫らに負わせる、
余りにも重い荷物。 本当に申し訳ないし、恥ずかしい。

 未来のみなさん、ごめんなさい。
なにもお返し出来ませんが、10万年間ご迷惑おかけします。

“核のごみ” 次世代に残すのは倫理的な問題=独・倫理委

 ローマ法王は、「原発はバベルの塔」と表現したが・・
「原発のトイレ」:無策の日本と準備万端のフィンランド

 日本経済新聞 2016/9/1 11:29
地下70メートル超に10万年埋設 廃炉廃棄物巡り規制委  
【原子力規制委員会は1日までに原子力発電所の廃炉で出る放射性廃棄物のうち、特に汚染が強い原子炉内の構造物などを処分する規制基準の基本方針をまとめた。放射性物質の影響が低くなる10万年後まで、地下70メートルより深い場所への埋設を求めるのが柱。埋設地に必要な自然条件などの詳細を詰め、今年度中に骨子案をまとめる。

 原発から出る廃棄物には、使用済み核燃料の再処理で出る高レベル放射性廃棄物と、廃炉で出る低レベル放射性廃棄物がある。低レベルは放射性物質の濃度の高い順にL1、L2、L3の区分がある。規制委が今回、L1について基本方針をまとめた。

 電力会社などには300~400年間にわたり廃棄物の管理を求め、放射性物質が地下水に漏れ出ていないかの監視などを義務付ける。将来、埋設地が掘り返されることがないように国が制限する制度を設けて安全を確保する。】

 毎日新聞 2018年8月1日 19時27分
規制基準案 廃炉ごみ、地下70m以深で10万年保管
【原子力規制委員会は1日、原発の廃炉に伴い、原子炉内から出る汚染度が高い廃炉廃棄物の処分場の規制基準案を了承した。活断層や火山の影響が想定されない場所で、深さ70メートル以上の地下に埋め、放射線の影響がほぼなくなる約10万年後まで保管することが柱。

 原発の廃炉で出る低レベル放射性廃棄物は、放射能の強い順に「L1」から「L3」に3区分される。今回の基準案の対象はL1で、制御棒や燃料集合体を入れるケースなどが該当する。東京電力福島第1原発事故後の規制強化で廃炉が相次いでいるが、これまでL1の規制基準はなかった。

 基準案では、処分場を安定した地盤に作るよう電力会社に要求。長さ5キロ以上の断層近くは避け、過去約260万年間に火山活動がないことを文献や地質調査で確認する。石油や石炭、天然ガス、鉱物資源がある場所も、将来掘り返される恐れがあるため避ける。

 廃棄物は埋設後約300~400年間、地下水に放射性物質が出ていないか定期的に監視する。その後は、国の許可なく処分場周辺を掘削することを禁じる。

 地上では、処分場から受ける追加被ばく線量を、国際基準に合わせて年0.3ミリシーベルト以下に抑えるよう要求。放射性廃棄物の容器が壊れるなど、遮蔽(しゃへい)機能の一部が損なわれた場合の放射線量を解析し、下回るかどうか確認する。

 規制委は今後、電力会社などから意見を聞いて規制基準を正式に決める。】