ローマ法王は、「原発はバベルの塔」と表現したが・・

 「トイレなきマンション」原発、仮に再稼動できたとしても・・
川内原発はあと9年、高浜原発はあと6年で仮・保管場所が満杯、
「今すぐトイレが必要」な状況。
※ 「原発ゼロ社会」は不可避、それは安倍総理にも変えられない現実

 しかし未公認ながら、地震国日本の青森県六ヶ所村に”核のゴミ”の最終処分場が??
その仮・最終処分場=六ヶ所村も、「再処理事業撤退時は廃棄物を村外搬出」と・・
※ 未公認 ”核のゴミ最終処分場” 青森県六ヶ所村
  再処理事業撤退時は廃棄物を村外搬出=事実上の原発終焉

 「今すぐトイレが必要」でも、
地震大国・日本には、フィンランドのような地盤の安定した土地は皆無。
火山帯や断層のある場所、地盤の軟らかい所などを避けた「科学的有望地」など、
国内に存在する可能性はゼロに等しい。

 それでも、無責任な安倍・原子力ムラ政権は、2030年に総発電量の20~22%を
原発で賄うという実現不可能な目標を掲げ、人間の驕りの産物原発を守り抜く構え。
※ 醜い「原発セールスマン」 安倍総理

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 日経ビジネスより
「原発のトイレ」:準備万端のフィンランドと停滞する日本
フィンランドでは「オンカロ」年内着工へ

 日本の無作為ぶりと対照的なのが、この分野の最先進国フィンランドだ。「オンカロ」と呼ばれる最終処分場が年内に着工し、2022年にも完成する見通しとなった。

 「オンカロ」とはフィンランド語で、「洞窟」という意味。原発から出る使用済み核燃料を、地下約450メートルに10万年にわたり閉じ込める。処分場を建設するのはポシバ。フィンランド産業電力が60%、フォルタムが40%を出資して設立した合弁会社だ。フィンランド政府は今夏にも、南西部オルキルオトに造る地下施設本体の建設許可を出す見込みだ。

 放射能が安全なレベルに下がるまで数万年かかると言われ、オンカロでは10万年間保管することになっている。今年中に建設を始め、2022年に最終処分を始める計画だ。容量は最大9000トンに達する。

原発稼働と同時に計画開始

 フィンランドの最初の原発は1977年に操業を開始している。フィンランドがすごいのは、原発の操業開始と同時に最終処分場の議論を始めたことだ。

 1994年に自国で発生する核のごみは自国で処分することを盛り込んだ法律を制定。翌1995年には、ポシバが設立された。ポシバは、フィンランドにおける使用済み燃料の最終処分に関する実施主体として、サイトの選定から、最終処分地の特性調査、建設、操業、閉鎖までのすべてについて責任を有する。

フィンランドにおける処分場建設までの経緯と今後の計画
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本当は今すぐ必要なのだが

 日本各地の「トイレのない」原発には、2014年9月末現在、1万4490トンの使用済み燃料が行き場のないまま保管されている。そして、多くの原発で、間もなく保管場所が満杯になるという状況だ。

 東京電力の福島第2原発では、あと2年分、柏崎刈羽原発では3年分しかない。この夏にも再稼働の可能性がある九州電力の川内原発はあと9年分、関西電力の高浜原発は6年分だ。つまり、日本の原発は「今すぐトイレが必要」な状況であり、これ以上ゴミを増やせないのだ。

 にもかかわらず、政府は2030年に総発電量の20~22%を原発で賄うという目標を掲げ、再稼働に積極的だ。

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人間の驕りの産物に国民の7割が反対

「原発はバベルの塔」とローマ法王が言った。人間の驕りの産物だ。学者と民間調査会社が今年4月に共同で実施した調査によると、原発再稼働に対して、反対70.8%、賛成27.9%という結果が出ている。「福島が収束していない今、再稼働はあり得ない」というのが平均的な国民感情だ。】一部抜粋