『核のゴミ』という負の遺産に比べると、1000兆円の借金など桁違いに小さい問題。
今の科学では全く始末できない猛毒を、子々孫々10万年の永きに渡り、安全に保管し続けなければならないのだから。

 僅か数十年の間に溜め込んだ『核のゴミ』という厄介者を、10万年間も保管する費用、いったい幾ら掛かるのだろうか?

 天文学的金額で想像も出来ないが・・原発で何の恩恵も受けない子孫らに負わせる、
余りにも重い荷物。 本当に申し訳ないし、恥ずかしい。

 未来のみなさん、ごめんなさい。
なにもお返し出来ませんが、10万年間ご迷惑おかけします。


「私たちが原子力を使って その廃棄物を次世代に残すのは大きな倫理的な問題。」「(原発のため)燃料を
作れば作るほど次世代の問題が大きくなる」

 一度事故を起こせば、多くの人々の故郷を奪い、家を奪い、職を奪い、健康を奪い、被ばくさせて、
命さえ脅かす。

 なぜ、こんな非人間的で恐ろしいものを、時の政府は、国民を騙し、札びらで頬を叩いて強引に、54基も作ってしまったのだろうか?

 533万の信者を抱える大宗派・真宗大谷派も、原発は仏の教えに反すると、
すべての原子力発電所の運転停止と廃炉を求めます」 との声明を出しています。

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 福島民友新聞より
“核のごみ”先送りは問題 独・倫理委の有識者が来日
【東京電力福島第1原発事故を受け、2022(平成34)年までに国内全原発を廃止する法制化を行ったドイツ。その政策判断に大きな影響を与えたとされるのが、有識者で構成された「安全なエネルギー供給に関する倫理委員会」の報告書だ。

 報告書は原発事故で「原発のリスクの大きさが証明された」として、脱原発の方針を示した。倫理委が重視したものは何だったのか。委員を務めたベルリン自由大のミランダ・シュラーズ教授(環境政策学)が来日して語った。

 都内で14日に講演したシュラーズ教授によると、倫理委はメルケル首相の委託により、原発事故直後の11年4月から5月までの約2カ月設置された。

 脱原発の方針は(1)ドイツの原発の安全性は高いが、事故のリスクはゼロではない(2)原発で事故が発生した場合、他のエネルギー源よりも危険(3)次世代に(原発の)廃棄物処理を残すには倫理的な問題がある―の3点から集約した。

 特に放射性廃棄物の処理の問題は最も重視された。シュラーズ教授は「私たちが原子力を使っているのは私たちの(生活の)ため。最終処分場はどこにもない。その廃棄物を次世代に残すのは大きな倫理的な問題。(原発のため)燃料を作れば作るほど次世代の問題が大きくなる」と述べた。】