すでに報じられている「扉が5センチ開いた」トラブルを、
今日になって原子力ムラ広報?産経が記事に・・
東海第二原発 設備の実験で一部に不具合。しかし・・


昨日は、運転開始から約40年の東海第二原発 4日に事実上合格へと、
その筋からのリーク記事が出たばかり。

産経の記事によれば、放射性物質の漏洩(ろうえい)を防ぐ「扉が5センチ開いた」トラブルを、原電は未だ解決出来ていない。

その筋の希望に反し、どうやら「4日に事実上合格」とは行かないらしい。

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 産経ニュースより
注目された耐震試験で「扉が5センチ開いた」東海第2 トラブル露見
【日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)の審査が、11月下旬の期限に向けてラストスパートに入っている。

6月21日には工事計画認可に必要な最後の実証試験となる耐震性試験が兵庫県で実施された。原子力規制委員が立ち会い、マスコミにも公開されて注目を浴びたが、開いてはならない扉が5センチ開くというトラブルも生じた。

1分半にわたって「ガタガタ」と音を立てて揺れた装置が静かになった。6月21日午前、防災科学技術研究所の兵庫耐震工学研究センター(兵庫県三木市)で行われた東海第2の耐震性試験。揺さぶられたのは「ブローアウトパネル閉止装置」(縦6メートル、横11メートル)で、事故時に原子炉建屋内の蒸気を自動的に外に逃すブローアウトパネルが動作した際に、大きな揺れに対して気密性を保ち、放射性物質の漏洩(ろうえい)を防ぐための設備だ。

6月26日に開かれた審査会合で、原電は試験結果について、揺れの強さや扉の開閉状態を変えるなどして7回行った試験のうち、3回でチェーンの破損があり、扉が5~8・5センチ開くトラブルがあったことを報告。チェーンの材質の変更・大型化や、扉が開かないようにかんぬきをかけることなどを対策として示した。

 規制委はこれに対し「十分な原因究明ができていない」と指摘。担当者は「チェーンが切れたから強くします、扉が開いたから開かないようにします、では、検討の結論として安直すぎないか」と首をひねった。

工事計画認可について山中氏は「まだまだ危機的状況にある」としている。トラブルが生じたブローアウトパネル閉止装置についても、もう一度試験が必要になるのか、その試験がどのような規模になるかは「原電の対策次第」と規制委。】一部抜粋