イオンが、提訴することで名誉を回復できると思っていたなら、とんだ勘違い。
逆に、食品流通大手の横暴が公の場で暴かれることに・・

記事本文は真実で「食品流通大手に価格決定権を握られた納入業者が中国産などの安価な原料に頼り、食の安全にリスクが生じているのではないかと問題提起するもの
と、野山宏裁判長。

 名誉毀損訴訟といえば、「取材事実をありのままに放送した」テレビ東京を訴えた
甘利口利き大臣は、330万円の賠償金をせしめたが・・
原発事故インタビュー 事実を報じたテレ東に賠償命令 甘利大臣の名誉とは?

 価格決定権といえば、コンビニ業界も食品流通大手に負けず劣らず
優越的な地位の濫用」が目立つが・・
恵方巻き商法が象徴=コンビニは業界ごとブラック??

 食品偽装といえば、 船場吉兆、赤福、ミートホープ、白い恋人・・
偽装、偽装、偽装・・名門・リッツ大阪でも「偽装」発覚

 産地偽装といえば、福島・相馬産のズワイガニが北陸産に変身?といった例も・・
相馬沖・試験操業 ズワイガニ水揚げ開始:放射線検査後 北陸産に変身?

 産経ニュースより
「訴訟ではなく言論で対抗を」 東京高裁裁判長、異例の言及 名誉毀損、二審は大幅減額 文春のイオン中国産米報道
【米穀商社が中国産米を混ぜた米を国産米として販売していた問題をめぐり、「週刊文春」の記事で名誉を傷つけられたとして、食品販売大手「イオン」が発行元の「文芸春秋」に1億6500万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が22日、東京高裁であった。

 野山宏裁判長は記事本文は真実で「問題提起をする良質の言論」だとして違法性はないと判断。名誉毀損は広告の一部のみに認め、約2490万円の賠償などを命じた1審東京地裁判決を変更、認容額を110万円に大幅減額した。 

週刊文春は平成25年10月17日号に「『中国猛毒米』偽装 イオンの大罪を暴く」などの見出しで記事を掲載。新聞やウェブサイトにも広告を掲載した。

 野山裁判長は記事は「食品流通大手に価格決定権を握られた納入業者が中国産などの安価な原料に頼り、食の安全にリスクが生じているのではないかと問題提起するもの」と指摘。表現の自由は憲法で保障されており、「訴訟を起こして言論や表現を萎縮させるのではなく、良質の言論で対抗することで論争を深めることが望まれる」とした。

 一方、広告の一部が「イオンによる猛毒米の販売という誤った印象を抱かせる」として、名誉毀損を認め、賠償額を110万円と算定。ウェブ広告から「猛毒」の2文字を削除するよう命じた。】一部抜粋