取材事実をありのままに放送した」テレビ東京には、
甘利大臣を陥れる意図は微塵もなかったと思われるが、
裁判所は、何をもって名誉毀損と認定したのか?まったく意味不明の判決だ。

名誉毀損でテレ東を訴えなければ、「私を陥れるために取材しただろう」などと恫喝したことも、
日本なんてどうなってもいい」という暴言も吐いたことも知られず済んだものを・・

 お友達、日経新聞系のテレビ東京を訴えるなんて、何を血迷ったのか?
そもそも、毀損される名誉など元々お持ちだったのか?

 勝訴しても「裁判を起こしたことで甘利氏の社会的評価は一層低下」甘利大臣の名誉?は
回復されるどころか、消滅してしまったのでは?

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       巨大地震による電源喪失の質問に対する、安倍総理(当時)の答弁書

 YOMIURI ONLINEより
番組編集で甘利氏の名誉毀損、テレ東に賠償命令
【 原発に関するインタビューを都合良く編集した番組で名誉を傷つけられたとして、甘利経済財政相がテレビ東京側に1150万円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁(都築政則裁判長)は29日、「不適切な編集で、原告の社会的評価を損なった」として、同社側に330万円の賠償を命じる判決を言い渡した。

 問題となったのは、2011年6月18日放送の「田勢康弘の週刊ニュース新書」。番組は、06年に経済産業相も務めた甘利氏がインタビュー中、当時野党が津波で原発の電源が失われるとする質問主意書を提出していたと指摘されると、取材を中断したとナレーション入りで報じた。甘利氏側は「都合の悪い質問から逃げたとの印象を視聴者に与える」と訴えていた。】一部抜粋     
 
 カレイドスコープより
甘利明元経産相が事実を報道したテレビ東京をスラップ訴訟
【2012年8月28日午後二時103号法廷で名誉毀損裁判が行われた。
原告は元経産大臣の甘利明氏。

損害賠償と謝罪放送を求めた相手はテレビ東京とその記者三名。

傍聴したところでは、テレビ東京が取材中、津波被害は当事者として意識していなかったと話した原告(甘利明)に対して、津波被害を予測した共産党の「質問主意書」を出し、地震の他に津波被害で電源を喪失する可能性を既に指摘してあると伝えると、甘利氏が無言で席を外し、“取材は中断となりました”とナレーショ ンとテロップを入れた事に対しての提訴だ。

原告の甘利氏側は「悪意を持って報道された」、「嵌められたと思った」、「後半部分のやり取りはカットすると言ったのにしなかった」。
番組内容は「ワイドショー的な人を貶めようとするもの」と主張した。

一方のテレビ東京側は「インタビューから逃げたのは事実です」。
取材中に甘利氏が「あんな物が放送されたらたまらない、俺の政治家生命は終わりだ!」 と記者に詰め寄った事や、「日本なんかどうなったっていい!と話しました」ほか、「視聴者に甘利氏の無責任な姿を伝えたかった」などと反論し、報道の正当性を裁判官に訴えた。

政治家が放送局と記者を訴えるとは余程の捏造報道かと思ったが、「取材事実をありのままに放送した」ことへの名誉毀損の裁判というのも珍しい。】一部抜粋