大飯原発でも度々穴が開き、定期検査の都度?取り替えられていた、耐食性の劣るアルミニウム黄銅製・復水器細管を、川内一号機でも使用しているが・・
※ 報道発表 復水器細管からの海水の漏れ込み 平成8年2月9日
  大飯発電所2号機の点検結果について(復水器内への海水漏れ込みによる出力降下の原因と対策)

 しかし川内一号機では、運転開始から31年 これまで一度も取り換えられていないという。
今回損傷した細管の定期検査が最後に行われたのは約10年前の2006年1月。
その際は問題なかった??というが・・
※ 川内原発:冷却用「復水器」海水漏れ、経年劣化で細管に穴?

 二次冷却系の重要部品が、今回の再稼動審査でも、検査対象から外されたのは なぜだろうか??
穴だらけの規制委の再稼動審査、今後 更なる手抜き審査が明らかに・・
※ 川内1号機の老朽化対策認可 しかし全機器の評価は一年先送り
  九電が検査?規制委は確認するだけ? 川内原発 きょうから「使用前検査」

 一次冷却系の蒸気発生器でも、平成12年から19年まで5度、「定期検査中、蒸気発生器伝熱管の渦流探傷検査の結果、管板拡管部に有意な信号指示を発見」され、国際評価尺度 0-の軽微?なトラブルながら、平成20年12月、原子炉容器上部ふたと共に取替えられているが・・
※ 三菱重工製蒸気発生器の1万5千ヶ所に問題/米原子力規制委 サンオノフレ原発
  大丈夫?川内原発再稼動:冷却水ポンプ停止 振動計に不具合

 蒸気発生器より遥かに安価な復水器細管、玄海原発では耐食性に優れたチタン管に取替えながら、
なぜ川内一号機では、耐食性の劣るアルミニウム黄銅製のまま、定期検査さえ怠ってきたのだろうか? 

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関連資料 復水器管細管取替えについて
       川内原子力発電所のあゆみ
       川内原子力発電所 のトラブル

 JCNETより
再稼動原発川内原発1号機の復水器の細管損傷 過去の事例では取替え
【再稼働した九州電力川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の復水器と呼ばれる設備で細管が損傷し、海水が混入したトラブルで、九電は25日、混入量を470リットルと見積もっていることを明らかにした。
細管は、過去の使用ですり減った状態だったとみられ、今回の再稼働過程で発生した熱水が衝突した結果、損傷したと考えられるという。

九電は、損傷した細管5本と損傷の可能性がある細管64本に栓をした上で、27日から出力を上昇させると説明。現在の出力は75%で、今回のトラブルにより100%出力や営業運転の開始は6日以上遅れる見込み。

九電によると、今回損傷した細管の定期検査が最後に行われたのは約10年前の2006年1月。その際は問題ないと判断したといい、九電は、定期検査の間隔が適切か検討するとしている。川内1号機は、運転開始から31年以上が経過しているが、これまで復水器の細管が取り換えられたことはないという。

<同じ原発型の玄海原発でも同じ問題が・・・細管を取り替えていた>
九電では、玄海原発でも同じような問題が過去発生しており、九電のHPによると、
「(玄海原発)1号機の復水器は,海水中の貝類等による細管の損傷により冷却用の海水が細管から復水器内へ漏えいするトラブルを経験しました。
これらの経験から,1,2号機の復水器はさらなる信頼性向上を図るため,細管を玄海3,4号機と同じ耐食性に優れたチタン管へ取替えました。」
以上、
熱水だけの問題だろうか?、劣化・老朽化、海水中の不純物・・・。今回は取れ変えなくていいのだろうか。経産省の優等生として、再稼動1番乗りで動かすことが認められた九電の原発、止めるわけにはいかないのだろう。大丈夫かいなぁ。】一部抜粋


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