規制委の審査が進まない女川1号機さえ、既に「30年超認可」を受けている。
規制委には、全機器の評価が終了する一年後まで再稼動を遅れせる権限があるはずだが・・

 万が一の冷却代替設備もまだ、フィルター付きベントもまだ、噴火リスクは殆んど無視、
避難計画は無いも同然・・連日の猛暑でも電力不足は起きていない。何をそんなに急ぐのか?

 川内原発には、鹿児島県北西部地震で、震度5強、震度6弱の揺れでも自動停止しなかった前科が・・
しかも、620ガルに引き上げられた「基準地震動」を上回る639ガルを計測。

 地震用の感知器が、器が水平方向に260ガル、地下部においては水平方向に160ガル、もしくは垂直方向に80ガルを上回った時点自動停止装置が作動する筈だったが作動せず・・

 原子炉建屋地下の地震計では、3月26日が64ガル、5月13日が71ガル、
しかし、川内原発近くの川内市中郷では、3月26日が444ガル、5月13日が427ガルと桁違いの揺れを計測、原発内にある計器の異常が疑われた。

 そこで鹿児島県原子力安全対策室が、地震計とは別に1号機に26箇所設置されている地震応答観測装置のデータ公表を九州電力に求めたところ・・都合よく?(磁気テープに記録するレコーダの不調によで半数強のデータが消失?)

 公開されたデータのうち揺れが激しかった箇所は、原子炉格納容器の壁で639ガル(南北方向。5月13日)、外部遮蔽建屋のドーム頂部で602ガル(上下方向。3月26日)、燃料取扱建屋で428ガル(上下方向。3月26日)

 1997年5月13日に、原子炉格納容器で639ガルの揺れを計測?
規制委に見直しを求められ、620ガルに引き上げられた「基準地震動」を上回る実績が??

 これでは、620ガルという「基準地震動」自体が意味をなさないのでは?
規制委は、長い時間をかけて何を審査してきたのだろうか?

 そして、鹿児島県北西部地震の震度6弱の揺れでもで作動しなかった自動停止装置は・・
九電は、正常に作動するよう改修したのか? 規制委は、それを確認したのか?
 
 「基準地震動」を、540ガルから620ガルに引き上げても、耐震強度に余裕があり、追加工事を行わなかったそうだが・・
 
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       川内原発:耐震工事なし! 新基準想定引き上げ後
       再稼働で揺れる川内原発の地震対策は、まったくなっていない!

 Yahoo!ニュース・時事通信より
川内1号機の老朽化対策認可=再稼働前に規制委
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 川内原子力発電所 - Wikipediaより
鹿児島県北西部地震
【1997年3月26日、川内原子力発電所のある薩摩川内市(当時川内市)などで起きたマグニチュード6.5及び6.3の鹿児島県北西部地震、及び1997年5月13日、同じく薩摩川内市などで起きたマグニチュード6.1の第2鹿児島県北西部地震の際、自動停止装置は作動せず川内原発は通常運転を継続した。いずれの地震も直下型地震であり、最大震度は3月26日の川内市で震度5強、5月13日の川内市において震度6弱であった。

当時の川内原発の1号機と2号機には、原子炉補助建屋の地表部と地下に地震用の感知器が設置されており、地表部の感知器が水平方向に260ガル、地下部においては水平方向に160ガル、もしくは垂直方向に80ガルを上回った時点で、原発の自動停止装置が作動するように設定されていた。

ただし感知器に揺れを記録する機能はなく、記録用の地震計は原子炉建屋の基礎部地下22メートルに一台だけ用意されていた。

この記録用の地震計によると、3月26日の地震では水平方向に64ガル、5月13日の地震では同71ガルが計測されたが、川内原発にほど近い川内市中郷においては、3月26日の地震で444ガル、5月13日の地震で427ガルが気象庁によって計測されており、数値の隔たりが大きかったことから原発内にある計器の異常が疑われた。

そこで鹿児島県原子力安全対策室が、地震計とは別に1号機に26箇所設置されている地震応答観測装置のデータ公表を九州電力に求めたところ、磁気テープに記録するレコーダの不調により、5月13日における地震データの半数強が失われていたことが判明した。

なお、公開されたデータのうち揺れが激しかった箇所は、原子炉格納容器の壁で639ガル(南北方向。5月13日)、外部遮蔽建屋のドーム頂部で602ガル(上下方向。3月26日)、燃料取扱建屋で428ガル(上下方向。3月26日)などであった[8]。

地震直後の点検については、作業員らの目視による外観の異常、異音、異臭の有無の確認であり、いずれも原子炉を停止させずに行い、その結果、異常は発見されなかった。原子炉を停止させた上での渦流探傷検査などの非破壊検査は実施されていない。】