1997年5月13日、震度6弱を記録した鹿児島県北西部地震では、
当時の「基準地震動」540ガルを大きく上回る639ガルの揺れが川内原発を襲ったが、
地震用の感知器の不具合で?原子炉は自動停止されず通常運転を続けた。
※ 川内原発:鹿児島県北西部地震では「基準地震動」620ガルを上回る639ガルの揺れ

 今回は、ポンプの軸の振動を測定する機器の不具合だったが、
実際に川内原発が大地震に襲われた時、果たして?地震用の感知器は正常に作動し、
原子炉は自動停止されるのか? 前科があるだけに、不安が残る。

 もし、福島原発のように全電源喪失時に、原子炉が自動停止しなければ・・

 九電や規制委は、新・規制基準に合格したと言うが・・
鹿児島県北西部地震で計測された639ガルが、規制委の要請?で引き上げられた
「新・基準地震動」620ガルを既に上回っていた事実をどう評価したのだろうか?
 
 過去の揺れの実績を下回る、「新・基準地震動」620ガルに何の意味があるのだろうか?
これで、新・規制基準に合格・・安全が確認された原発から再稼動と言われても・・

 「安全が確認された原発は再稼働する」という安倍首相の方針をどう思う?と言う問いに、
67%が再稼動反対と答え、

 日経新聞が発行するのビジネス紙は、原油価格大幅下落は、原発再稼働を議論する好機だ
「脅し」「すかし」で国民をダマすな


 東洋経済は、川内原発、「安全神話」に懲りないのか・原子力規制委の「審査合格」は穴だらけ

 ダイヤモンド・オンラインも、
電気が足りているのに、なぜ原発を動かす必要があるのか?
と、川内原発再稼動の正当性に疑問を呈しているが・・

 毎日新聞より
川内原発:1号機冷却水ポンプ停止 振動計に不具合
【九電によると、ポンプは原子炉格納容器内にあり、振動計はポンプの軸の振動を測定する機器。7日午前10時22分に振動計の数値が通常より低いことを中央制御室の運転員が確認した。同日午後6時半からポンプを止めて点検し、振動計の一部部品を交換した。ポンプは4日、原子炉を冷やす1次冷却水の温度や圧力を上げるために本格的に動かし始めていた。

 九電は7月から1号機で発生するトラブルを軽い順にレベル0~4の5段階に分け、工程に影響を与える可能性があるレベル2以上を公開すると決めた。今回のトラブルは初の公開で、レベル2に当たる。】一部抜粋