おはようございます。
習慣化コンサルタントの古川です。
「未来の時間割」連載の最終回。
第1回では「未来から逆算する視点」
第2回では「小さな時間習慣の積み重ね」
についてお伝えしました。
今回はその仕上げとして、
日々の時間の使い方を「未来から選ぶ」ことで、
生き方そのものがどう整っていくのか、
その本質に迫っていきます。
せっかく日常から一歩離れられる
このゴールデンウィーク。
流れる時間に身を任せるだけでなく、
「これからの人生で大切にしたい時間の使い方」を
見つめ直す機会にしてみてください。
なぜか満たされない日々の正体
先日、あるクライアントの方がこう言いました。
「一日中仕事に追われていて、
休みの日も予定がいっぱい。
やっていることはちゃんとしてるのに、
なぜか満たされないんです。」
この言葉は、
多くの方が抱えている“違和感”を表しています。
時間を埋めることはできても、
「意味のある時間だった」とは限らない。
それは、未来の自分とつながっていない行動だからです。
時間の主導権を“未来の自分”に渡す
ここで、1つの視点を持ってみてください。
「今、この行動は未来の自分にどうつながっているか?」
この問いを1つ加えるだけで、
“ただの作業”が“選ばれた時間”に変わります。
たとえば…
スマホで無意識にスクロールしていた時間を、
未来を描くノートを書く時間に変える。
モヤモヤしたまま進めていた仕事を、
「どんな結果を出したいか」と問い直してから始める。
こうした小さな意識の転換が、
日々の時間に“意味”と“軸”を与えてくれます。
「未来からの逆算」で時間をデザインする
未来を描くとき、
多くの人が「いつか時間ができたら」と考えます。
でも、それは“未来任せ”の時間の使い方。
私たちが本当にしたいのは、
「未来から今を選ぶ」生き方ではないでしょうか。
- 5年後、どんな日々を過ごしていたいか?
- 1年後、自分のどこを誇らしく思いたいか?
- 半年後、何が“整っている”状態と言えるか?
この未来を起点に、
「じゃあ今週はどんな時間を過ごすべきか」
と逆算していくのです。
ゴールデンウィークで“未来設計”してみる
連休中、こんな空間で自分と向き合ってみませんか?
- 自宅の一角に、紙とペンを置いて“思考のコーナー”をつくる
- 近所の公園やカフェに行き、自然や静けさの中で自分の声を聴く
- 朝の30分、ノートを開き「未来の時間割」を描いてみる
書くことに正解はありません。
ただ、今の自分に「本当に大切な時間は何か?」
と問いかけてみてください。
未来に向けて、“選んだ時間”を生きる
最後に、ぜひ心に留めていただきたい言葉があります。
習慣とは、時間の使い方であり、
時間の使い方とは、生き方そのもの。
私たちは、日々の小さな選択によって、
未来をつくっています。
その選択を「未来から選ぶ行動」に変えることで、
ただ過ぎる日々が、“意味ある日々”に変わっていくのです。
3回の連載を終えて
この連載を通じて、
「未来を描き」「日々を整え」「行動を選ぶ」
そんな時間との向き合い方をお伝えしてきました。
ゴールデンウィークのこの時期に、
ぜひ自分の“未来の時間割”と出会ってみてください。
そしてこれからも、
あなたの毎日が、“未来につながる一歩”でありますように。