おはようございます。
習慣化コンサルタントの古川です。
今日から3回にわたり、
「未来の時間割」をテーマに連載形式でお届けします。
ゴールデンウィークという、
少しだけ日常から離れられるこのタイミングに、
「これからの自分にとって大切な時間の使い方」を
ぜひ、考えてみてください。
未来の時間割を描くことで、
✔ やるべきことに追われない毎日が手に入る
✔ 大切なことを見失わずにすむ
✔ 将来への不安が“見通し”に変わっていく
特別な場所や準備は必要ありません。
ゆっくり過ごせる朝のひとときや、
誰にも邪魔されないカフェのテーブルで、
紙とペンを手に、静かに自分と向き合う時間を
持つだけでいいのです。
「忙しさに流される毎日」から、
「自分でデザインする日々」へ。
この連載が、その最初の一歩になれば
嬉しく思います。
「時間に追われる」から「時間をデザインする」へ
先日、ある方と話していて、
こんな言葉を耳にしました。
「毎日やることは山ほどあるのに、
夜になると今日も大事なことが
何もできなかった…って思うのです」
この言葉、私自身も過去に何度も
感じたことがあります。
たとえ忙しく働いていても、
「未来に向かって進んでいる感覚」がなければ、
満足感は得られません。
そんなときこそ必要なのが、
“未来の時間割”という考え方です。
私たちは、
日々「やらなければならないこと」
に押し流されがちです。
仕事、家事、メールの返信…。
これらは生活の維持には必要ですが、
未来をつくる行動とは少し違います。
未来の時間割とは、
「未来につながる行動を、今この時間に入れていく」
という発想です。
たとえば——
・10年後の健康のために、朝10分のウォーキング
・新たなキャリアのために、夜15分の読書
・家族との関係を深めるために、週末の対話時間
こうした時間を先に確保し、
そのうえで他のタスクを組み込む。
そうすることで、自分の人生に対して
“主導権”を持つことができます。
「未来の自分」に投資する時間は、1日たった15分でもいい
先日、毎朝コーヒーを飲みながら
5分だけ手帳を開いているという方に出会いました。
そこに書いてあるのは、
「将来こうなっていたい自分」への
メモ書きと、小さなToDo。
「何も考えずに1日をスタートさせると、
流されて終わっちゃうから」
と笑いながら話してくれましたが、
まさにこれこそ“未来の時間割”の第一歩です。
私たちの脳は、
“繰り返すもの”を重要なものと認識します。
たとえ小さな時間でも、
未来に向けた行動が繰り返されていれば、
無意識に「進んでいる感覚」が生まれます。
未来の時間を“見える化”してみる
ゴールデンウィークに利用して、
ぜひ次の3つのステップを試してみてください。
-
【書き出す】
今、自分が未来のために取り組みたいことは何か?
→ 例:健康、学び、人間関係、趣味など
-
【時間を決める】
1週間のうち、どこに時間を入れられそうか?
→ 例:平日朝15分、土曜の夕方30分
-
【予定に入れる】
Googleカレンダーや手帳に、あえて“予定”としてブロックを入れてみましょう
最後に
未来は、突如としてやってくるものではありません。
日々の中に少しずつ“招き入れるもの”です。
時間に追われるのではなく、
自分の手で時間を選び、積み重ねていく。
その小さな意識の変化が、
やがて「生き方そのもの」を整える力になります。
次回は、
「未来の時間をどう習慣に落とし込むか?」
をお届けします。