習慣化コンサルタントの古川です。
以前テレビを見ていたら、
脂肪肝が増えているというニュースがやっていました。
細身の女性なのに、
肝臓の周りに脂肪がついていると診断されるのです。
なんと、普通の体型なのに、
4人中3人が脂肪肝という結果に。
そこで医者がいう改善策は?
というと、
「ゆっくり食べる」
「30分以上運動する」
「甘いものを食べ過ぎない」
「21時以降食べない」
「お酒を飲まない」
「6時間以上の睡眠をとる」
ことだと言います。
被験者は、うーん、、、、、、
それが難しいんですよねー
とあまり危機感が持てない様子でした。
その気持ちは痛いほどわかりますよね。
以下のことは、
「ゆっくり食べる」 →もどかしい
「30分以上運動する」→疲れてやる気がしない
「甘いものを食べ過ぎない」→我慢できない
「21時以降食べない」→家で食べるとその時間を過ぎる
「お酒を飲まない」→ストレスで飲む
「6時間以上の睡眠をとる」 →寝る時間が遅くなる
全て相当なるエネルギーを要し、
習慣の改善には「痛み」があります。
だから、その苦労をなかなかしたくなく、
先延ばしします。
しかし、肝臓は眠れる臓器と言われていて
自覚症状がない。
胃潰瘍のように、痛みがあれば
改善しようとしても、痛みがなければ
なかなか取り組まないものです。
では、何が改善の鍵になるのでしょうか?
結局、自覚症状のないものに関しては
未来の恐怖という痛みを先取りするしかない
気がします。
あるクライアントは7年ぐらい前に
脂肪肝を診断された話をしてくれました。
この友人は、一気に改善したのですが、
その理由を聞くと次のように医者から脅かされたそうです。
いつも優しい医者が、真顔で、
「この脂肪肝は改善しないとマズイですね」
「どういうことになるんですか?」
というと、
「脂肪肝は肝臓ガンになり、最後は脳炎になって
60歳ぐらいになったら廃人みたいになりますよ。
もう仕事どころではなくなります。」
「肝硬変までなったらもう、治りませんので」
と言ったそうです。
名医ですね。
この診断の場面でどれぐらい危機感を煽るかで
勝負が決まるとわかっていたのでしょう。
友人はネットで
調べてみると、
脂肪肝は、
肝炎、肝硬変、肝臓ガンに進む怖い状態です。
さらに、肝硬変まで進むと改善しにくく、
肝臓に直接効果的に効く薬はないよう。
という事実をし、
身の毛がよだつほど怖くなったそうです。
そして、一気に生活習慣の改善に取り組みました。
生活習慣病は、
どれだけ未来の痛みを今想像できるか?
ここの本質があると思います。
ネットで調べてもいい。
それを放置するとどういう末路があるのか?
先日紹介したオーストラリアのタバコの
パッケージ写真のように、
末路の痛みを今、リアルに見て・聞いて・感じられるか。
https://ameblo.jp/syuukankaconsulting/entry-12464985282.html
脳は、イメージと現実を区別できない
という特性から考えると、
その恐ろしさ・恐怖をどれだけ臨場感を持って
今感じられるようにするためにどうするか?
ヨーロッパでは、
シートベルトを締める啓蒙のために、
シートベルトを締めないで起きた事故の写真を
見せるようにしたら、劇的に改善したようです。
今シートベルトを締めるめんどくささと
それをサボった末路の痛みとのバランスで
行動は変わるということですね。
問題は脳がその
どっちの痛みを優先するか?
の判断まで落とし込まないと効果はありません。
もし、上記が自分に当てはまるなと
思った人は、敢えて見聞きしたくない情報を
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