私達の命が授けられる絶対条件として
脈々と続くご先祖の一人が欠けてしまったら
自己の存在は有得ません。
現在は遺伝子解析により、かなり遡ることは
可能ですが、仮に何千年前の人骨と一致したと
言われたとしてもピンとはこないでしょう。
仮に家系図があったとしても、やはり現実味を
感じません。
だからルーツを辿っても４，５代前が限度です。
曾祖父は江戸から明治時代に生きて、庄屋の
末裔だった。現在の香川県の丸亀市がその地。
曾祖父は自由人で全て財産を使い果たしたそう
ですが、そのお陰で私は存在します。
当然、堅実な人であれば、もしかすると旧家として
現存していたのかも知れませんし、私はこの世に
生まれてくることはなかったでしょう。
無論、父親もそうです。
ご先祖の一人の気まぐれで、命が繋がったり
閉ざされたり。
だから、誰もが奇跡の中で生きています。
辛く悲しい時、「生まれてこなければよかった！」
「産んでくれない方が良かった！」など、勝手な
ことを言う人もあります。
でも、命の奇跡を考えると・・・何も言えません。
生まれるべくして生まれ、そして自分の人生を生きる。
これは、ご先祖の命と共に生きている証です。
自らの命を断つことは、ご先祖の命も終わらせる。
人間として認められる以前からの命の繋がり。
だから、とても、とても大切なんですよね。
就職塾 加藤 敏明
キャリア＆メンタルカウンセリング
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