ゆるやか | 加藤敏明のブログ

加藤敏明のブログ

人の心と人間関係について、日々のカウンセリングやセミナーを通じて感じたことを記載します。

ある学校の校則についての記事を読んだ。

人はそれぞれ考え方が違うことがよく判る。

 

私の場合は田舎の学校であったし時代も違う。

だが、教えたり学ばせることは、どのような

違いがあっても重要なこと。

 

長年公立高校で勤務した後、はじめて

私立男子校に赴任した女性校長の話題が

掲載されていた。

やんちゃな男子生徒が可愛くて仕方が無い様子。

 

校則では詰襟のボタンを一つだけ外してもよいことに

しているが、外では2つ外している生徒が多い。

校門に立つ校長の姿を見ると

あわてて一つ締める姿が微笑ましいと見ている。

 

あまり強制しても意味がない。

むしろ子供達の伸びる芽を摘むとの思いがある。

ルールは弁えさせる程度でよいというのも頷ける。

 

手綱をゆるめながら自主性を育て

きちんと見ているというメッセージを送る。

それが自主性を育てることになると。


だが、それでは何か大切なことが欠けている

ように思ってしまう。

 

何故詰襟のボタンがあるのかということ。

何故校則があるのかとうことを、正しく

説明していないのではないか。

 

私達の高校ではボタンを外している奴は、

不良とみなされる風潮があった。

だから、きちんとボタンを締めている方が

凛々しく

必然的に自分を律する意思が育てられました。

 

だから自主性が無かった訳でもないし窮屈に

思ったこともない。それが当たり前だった。

 

要はどのように意識を持たせるかということである。

私の偏見かも知れないが、多少校則をゆるくして、

許容するのなら、別のこともゆるくしてしまう

という懸念が残る。

 

流石にこの学校の生徒はズボンを腰ばきにして

それが「カッコイイ!」などと錯覚している者は

いないだろう。

 

時代と共に価値観が変わって行くことを否めないが

ゆるやかにすることだけが発想力を育てるとの

思いは、必ずしも正解ではないのかも知れない。

 

            就職塾 加藤 敏明

 

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