結局人は、楽しそうだとか、おもしろそう、
すごそう、便利そう、といった基本的感情が
湧き起るものを見たり、聞いたりすると、
興味を示し、そこに集まりたくなります。

人が集まりたくなるには、
こういった基本的感情が湧き起こるような

「オファー」を考え創り出し、
それを「伝える」必要があります。

最終的に、集客ができない原因というのは、
この二つしかないんです。

「オファー」に魅力がないか、
「伝えていない」か。

これがわかれば、結構単純だと思いませんか?

最後に少しスペースをお借りして、
お礼を伝えさせてください。

今回はじめての出版に際し、
いろいろとご迷惑をおかけしながらも、
全面的にお力添えいただいた
ケイズプロダクションの山田稔さん。

山田さんなくしては、
この本を作り上げることができませんでした。
ありがとうございます。

私に本の出版をするキッカケと原動力を与えてくださった、
趣味をビジネスにの金盛哲二さん、
輸入のカリスマの大須賀祐さん、
Web2・0ビジネスクリエイターの木下裕司さん、
セミナープロデューサーの松尾昭仁さん、
メルマガコンサルタントの平野友朗さん。

当時は、
まさか本当に出版が実現するとは思ってもいませんでした。

本当にみなさんのおかげです。

ありがとうございます。


最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。

読みづらい点もあったと思いますが、
個人や小さな会社でも、インターネットを使えば、
大きく集客できることをご理解いただければ、大変幸いです。

そして、ぜひ実践してみていただければ、この上ない喜びです。

「集客」は、人が集まって、
楽しいことやおもしろい話をしているときに似ています。

学生の頃、誰かが話題性のあるものを持ってきて、
みんなが集まっているのを見たことはありませんか。

そして、
人が集まっているのを見たら、
気になってその輪のをのぞいて見たくなった経験はありませんか。

あるいは、
誰かが楽しそうな旅行を企画したら、
みんな行きたいといい出して、
最終的に大人数になっていたなんて経験はありませんか。




アフィリエイターが集まったら、
販促ツールを提供しましょう。
販促ツールというのは、企業の営業マンでいえば、
会社や商品のパンフレット、名刺などです。

一般の会社でも提供しているのですから、
あなたも販促のためのツールを
営業マン(アフィリエイター)に提供するのは、
ごく当然のことです。

基本はメルマガ集客術で作成したメルマガ広告を、
今度は販促ツールとして、アフィリエイターに提供します。


■ヘッダ広告用

メルマガヘッダ広告のときに作成したヘッダ広告です。
商品の紹介(推薦)はできないけど、
メルマガやブログに広告を載せるだけなら
よいという人が使用します。

■独占広告用

同じくメルマガ1号を丸々広告としたものです。
一般にヘッダ広告の数倍効果が高くなるので、
できるだけ独占広告を使ってもらえるようにしましょう。

■紹介記事風

こちらはメルマガやブログの冒頭でメルマガ発行者
あるいはブロガー(ブログを書く人)が一言、
二言紹介している風の記事を書きます。

■独占紹介記事風

メルマガやブログの記事一面を使って、
発行者の言葉で紹介したような記事です。
これをそのまま掲載する人と、
「○○さんからのお知らせです」という形で紹介する人と、
自分の言葉に置き換えて紹介する人の3タイプに別れます。


二つ目は、
メルマガへの広告出稿による募集です。

以前の投稿である『メルマガ集客術』に
書いてあることを商品販売や集客の広告の出稿ではなく、
アフィリエイター募集の広告の出稿として声をかけるのです。

その際には、次のようなポイントを伝えます。

●登録や利用には一切お金がかからないこと
●紹介文(広告文)は、用意するのでメルマガに貼り付けるだけで収益になること
●販促ノウハウを提供していくこと
●報酬金額や謝礼
●販売実績(どれだけ売りやすいか)
●メルマガ発行者の読者さんにも喜んでもらえるということ
●商品の販売ページ

商品を提供できる場合は、できるだけ商品を無料でプレゼントしましょう。


集客商品ができたら、
アフィリエイターを募っていきます。

どこで集めればよいのでしょうか? 

その答えは二つあります。

一つ目はあなたの商品を買ってくれた顧客です。
あなたの商品を買ってくれた顧客は
最高のセールスマンになってくれます。

なぜなら、
商品を買った理由をあなたよりも詳しくわかっているし、
商品に満足している理由も知っています。

そして、
商品の素晴らしさもわかっているからです。

さらに、
本当によい商品であればそれを伝えたいと思うからです。

早速あなたの商品を買ってくれた顧客に
アフィリエイトプログラムの紹介をしてみましょう。

紹介の切り口は、ポイント還元する、商品券が当たる、
プレゼントが当たる、お小遣いが得られるなど、
あなたの顧客に最適なプランがあると思います。


●多種類商品販売の場合


カタログ型のネットショップなど
多種類の商品を扱っている場合です。


この場合、
基本的には少数商品販売と同じですが、
ジャンルごとに売れ筋商品を決め、
それをASPやフォームによるアフィリエイト
で拡販していきましょう。


商品数が多い場合、
情報系ASPやフォームによるアフィリエイトでは、
システム的に商品の登録作業などが容易ではないので、
ャンルごとに少数の集客商品を決め、顧客リストを集め、
そこにメールなどで販促をしかけ、
収益となる商品で利益を上げていきます。


これらの販促ツールを
アフィリエイターにメールで
配信して使ってもらいましょう。

これをクリスマスやバレンタインなど
何らかのイベントがあるタイミングや
週に1、2回提供していきましょう。

ただ、
メルマガ発行者もブロガーも
同じ記事を何度も配信したくはないので、
毎回変化のある内容を心がけましょう。

理想は配信する内容がシリーズもの(続きもの)
になっていることですが、

それは恐らく最初はむずかしいと思いますので、
商品の売れ行きや顧客の声など、
その時々の状況を実況中継すればよいでしょう。

また、何を伝えるのかのほかに、
もう一つ大切なことがあります。

それはどのように伝えるかです。
すべての内容を一度で伝えるのではなく、
複数回に渡って伝えましょう。

1メール1コンテンツが原則です。

理由は二つあります。

一つはコンテンツが一つの方がやることが明確になり、
行動してもらいやすくなるからです。

もう一つは接触回数を増やせるからです。

単純接触効果あるいはザイオン効果といいますが、
人は接触回数、接触頻度が高ければ高いほど、
相手に好感をいだくことが心理学の実験で証明されています。

そして、
ASPではなく、フォームでアフィリエイターを
募集した場合は、成果があがったとしても
成果があがったことが自動通知されませんので、
アフィリエイター経由で成果があがった場合は、
できるだけ早く知らせてあげましょう。

何よりも成果を目的として活動してくれているので、
成果があがることが一番の喜びなのですから。


●少数商品販売の場合

もしあなたが同一ジャンルのいくつかの
少数の商品を扱っているならば、
一番売れている商品を集客商品にしましょう。

なぜなら、
自然に売れているものを拡大することが
一番効率がよいからです。

例えば、
月10個売れている商品を20%伸ばしても12個にしかなりませんが、
月100個売れている商品を20%伸ばせば120個になります。

その商品をASPかフォームによるアフィリエイトを使って、
集中的に拡販していくことにより、顧客を集めていきます。

そして原則、
その集客商品の利益は全額アフィリエイト報酬や
広告費など販売費にまわしていくことで、
大きく集客することができます。

報酬や広告費を支払ってもまだ利益が残っている場合は、
逆にまだ大きく集客できる余地があるということです。

ただし、
カー用品とダイエット食品などのように、
異なるジャンルの商品を扱っている場合は、
集客商品購入者からの収益商品購入は見込めないので、
ジャンルごとに単一商品なのか少数商品なのか判断しましょう。


単一商品販売の場合もしあなたが
単一商品のみを取り扱っている場合、
その単一商品は比較的高額ではないでしょうか。

その場合は無料小冊子、無料セミナー、格安セミナーなどを
用意して、アフィリエイトにより集客していきましょう。


無料小冊子や無料セミナーなどは、
無料の商品でも使用できる
A8などの大手ASPを利用するか、
フォームによるアフィリエイトを行います。


報酬が低いとアフィリエイター登録自体を手間に感じ、
敬遠される傾向にありますので、
集客後の活動で販売される収益商品が
成約した場合も報酬を支払うなどの工夫が必要になります。


あるいは、
一定の報酬を決めて、単一商品を直接販売するのも一つの手です。


魅力ある商品に集客力を持たせよう
アフィリエイトシステムの導入方法
がわかったところで、次は集客商品を準備します。

集客商品とは、俗にフロントエンド商品と呼ばれ、
その商品の販売により利益を得ることを目的とするのではなく、
集客を目的として用意する商品のことです。

スーパーなどでいえば「目玉商品」のことで、
わざわざそれを購入するために足を運んでしまうような
魅力的な商品のことです。


マーケティングには、1対5の法則というのがあり、
新規顧客に販売するコストは既存顧客に販売する
コストの5倍かかると言われています。

したがって、
新規開拓には非常にコストがかかりますが、
一度顧客をつかんでしまえば、
宣伝広告費やアフィリエイト報酬などの
販促費がかからないので、
収益商品により大きく利益をとることができます。


集客商品の利益はすべて
アフィリエイターに還元するつもりで、
集客用の商品と利益用の商品を分離することで、
集客にフォーカスし、
商品に大きな集客力を持たせることができます。