自宅ゲーム会541 後半 台湾ナイトマーケット 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和6年2月24日

 

 引き続き3人でのゲーム会です。

 

☆台湾ナイトマーケット

○概要

作者:ZongGer

対象年齢:10歳以上

対象人数:3-4人

標準時間:60分程度

 

 台湾における屋台の立ち並ぶ夜市を舞台にしたゲームで人気を呼びそうな店舗を出店しより多くの客を集めることを目指します。

 

①ラウンドの開始時に、競りの対象となる区画を決定します。

②規定数の客を公開して配置するとともに、各プレイヤーの手元から入札後に登場する客を伏せて出します。

③手番順に、入札する店舗の入札額にコマを配置していきます。この時、既に同じ店舗に入札しているプレイヤーがいるとより高く入札を行う必要があります。

④全員が2巡入札を行い、この時点でひとつも落札していないプレイヤーがいると再度の入札を行い、これを繰り返し各自が最低ひとつ落札しているか、未落札者が辞退したところで終了となります。

⑤落札した店舗に店種を決めて出店します。同じ種類の店が隣接して建つと連結し、連結の中であればどこからでも入店できるようになり客単価も上昇します。

⑥客が移動し、移動経路にある好みの店舗に順次入店していきます。

⑦入店した客に応じて収入を獲得します。

⑧手元の客を補充し次のラウンドを行います。

⑨これらを繰り返し、最終ラウンドが終わったところで最も多くの資金を獲得していたプレイヤーの勝利となります。

 

〇評価

 管理人がピンク、ハレが青、ヒサが白でゲーム開始時の様子です。メインボードに工事現場が配置されていますが、プレイ人数の調整で使用しない区画となります。

 

 位置的には下の方になりますが前半のうちに2つのルートにまたがる3連結のドーナツ屋を建設したことで管理人が優位にたちます。

 

 しかしながら、前半に多く訪れていたドーナツ好きさんが後半は影をひそめるとともに、僅かな客候補も直前に作られたハレのドーナツ店にかすめ取られ、後半はほとんど集客できず、ここ以外に大きな集客源を確保できなかった管理人は後半極力出費を抑える方向で動き前半の優勢で逃げ切りを狙います。

 

 しかしながら、終盤には4連結のアイス屋や3連結のラーメン屋で荒稼ぎをするヒサ、人の連結店の前に店を構え客をかすめ取っていくハレがそれぞれ収入を伸ばし猛追します。

 

 最終的にはこんな感じでゲームが終了します。終盤の収入だけ見るとヒサが凄まじかったのですが、その収入確保のための出費も大きく結局3位に終わり、終始経費を抑えた出店と大規模な連結こそなかったものの位置取りによる客の確保が上手かったハレにまくられ1位という結果でした。

 

〇評価

 台湾の夜市を舞台により多くの集客を狙う出店者たちの争奪戦をテーマにしたボードゲームです。

 夜市を訪れる客はそれぞれ好みと登場する位置に基づいて一定の進路をたどっていくため、それらを見極めながら如何に集客できる位置に店舗を構えるか、そのためにはどんな商品を扱ったらよいのかというのは考えどころとなっています。ちなみに、店舗の争奪は競りの形式で行うのですが、2巡した時点で全プレイヤーが最低一店舗ずつ落札していたら終了でそうでなければ未落札者のみ再入札が行えるという仕組みが言葉で聞く以上に効いていて、手番順に応じた狙いの店舗の確保をどうしていくかというのにはかなり頭を悩ますこととなります。加えて、ゲームの勝利条件がより多くの資金となっていることから、入札に資金を投入するというのは勝利点を投入していること同意で、欲しい立地を確保したいというのは当然ですが、投資したものに対してどの程度の収入が確保できるかという判断が難しいですね。

 また、隣接する立地を複数確保し同じ店舗にすることで収入面が向上することはいいことですが、それ以上に連結している店舗にはどこからでも集客上限まで入店できるというメリットが大きく、この辺りの仕組みはよくできているなあという印象でした。

 大きく気になったところはなく、エリアへ出店→集客して資金を集めるというタイプは「マラケシュ(「自宅ゲーム会102 2日目前半」を参照。)」や「フードチェーンマグネイト(「自宅ゲーム会242 後半」を参照。)」などがありますが、よりプレイアブルに分かり易くまとまったという印象のゲームで本作は本作で面白いタイトルになっていると思います。

 

 

☆インスタントレギオン

○概要

作者:安心シュガー

対象年齢:10歳以上

対象人数:2-4人

標準時間:20-25分程度

 

 とある王国の王位継承戦争に傭兵たちを集めて参戦し、ライバルたちに勝利することを目指すカードゲームです。

 

①ゲーム開始時に様々なジョブを持つ傭兵たちをドラフトし各自が4人パーティーを編成します。

②ゲームが始まるとアクションカードを伏せてプレイし一斉に公開します。この時、ポイントが5以上であれば1枚、それ未満のカードであれば複数枚をプレイできます。

③合計ポイントの低い順にカードの効果を実行します。カード効果は他パーティーへの攻撃、自パーティーの回復、補助などの効果があります。

④全員が処理を行うと次のラウンドとなりますが、2ラウンド以降は全ターンに一番最後に攻撃した人が最初にアクションカードを公開し、その他のプレイヤーは同様に伏せてプレイします。

⑤カードにはランダムに配られる通常のアクションカード以外にも、固定で持ち各ジョブ固有のスキルを発動させるスキルカードと手札の補充を行い捨て札にならない補給カードがあります。

⑥これらを繰り返し、自分以外の全員を脱落させるか、山札が尽きた時点で最も多くの体力を持っていることで勝利となります。

 

〇プレイ経過

 拳闘士、盗賊、魔術師、僧侶とRPGとしてならなかなかバランスのよさそうな編成で挑みます。ハレは戦士が2人で耐久力が高い編成、ヒサは唯一上級職の死霊使いを含む編成です。

 

 こちらのパーティーは体力の低さから最初に危機的な状況に陥りますが、体力低下による剣闘士の能力向上と、強力な防御の能力を有するアイギスシールドで耐久力を上げるとともに、僧侶の回復スキル連発で体勢を立て直します。

 

 数字だけ見ると体力が低かったせいか、その後はハレとヒサが削り合う展開で管理人は漁夫の利とばかりに両者のバランスをとりながら攻撃を仕掛けていきます。

 

 

 2人の体力が低下したあたりでこちらへの攻撃も飛んでくるようになりましたが、ここまでためて居た全体攻撃系のカードを連発し2人の体力を削り切ったことで管理人の勝利となりました。

 

〇評価

 様々なジョブでパーティーを編成し、パーティーの生き残りをかけて戦うバトルロイヤル系のカードゲームです。

 それぞれのジョブは常時発動する固有能力と、スキルカードを使用することで発動するスキルを所持しており、どのような組み合わせでパーティーを編成するのか、限られたスキルカードをどのキャラクタースキルの発動のためにするのかというのは考えどころとなっています。

 また、アクションカードの使用についてはカードのポイント順に実行します。数字の小さなカードは効果は少ないですが単発であれば先に行動しやすいというところはあり、組み合わせて使用できるため必ずしも不利でなかったりします。さらに、その直前のラウンドに最後に実行したプレイヤーは続くラウンドに他プレイヤーがアクションカードを選択する前に使用するカードを宣言する必要があってあまりに遅い行動ばかりでは対応される恐れもあるため、手番順を考慮したカード選択というのも重要になってきます。

 一方で、一部のアクションカードに「強すぎない?」と感じるものがあったり、ジョブにも比較的強い能力を持つ上級職があって、どうしても引き運というのが影響してきます。ただ、1プレイの短さとバトルロイヤルの賑やかな攻防で紛れるところも多く、アンバランスなところもそういうものとして楽しめるとは思います。

 また、個人攻撃が可能なゲームなので好みがあるかなという感じです。

 そんなわけで、この辺りが大丈夫なメンバー同士であれば手軽に殴り合いを楽しめるカードゲームとしてなかなか面白いゲームになっていると思います。

 

 

☆ラマ

○概要

「自宅ゲーム会208 中盤②」を参照。

 

○プレイ経過

 最後に時間が余ったのでこちらをプレイします。最初のゲームは管理人が開始から2ラウンド連続で手札を出し切ったこともあり僅か3ラウンドでヒサがバーストとなりゲーム終了と、これまでで最短という結果でした。

 ちなみに、最初のこの3ラウンドは全て管理人がシャッフルしており、続く2ゲーム目、ハレにシャッフルを変わると急にハレが勝ちだし、これを受けてヒサにシャッフルを変わるとヒサが勝つと、さすがにこの後はそんなことばかりでもなかったのですが、全体的に3ゲーム行いましたがやけにシャッフルした人の勝率が高いところが笑えるところでした。

 

 

 ここで時間となり、本日は終了となりました。

 

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