令和元年6月15日
引き続きちい、やまとの3人でのゲーム会ですが、残り時間も僅かとなったので最後にこちらを。
☆ラマ
○概要
作者:ライナークニッツィア
対象年齢:8歳以上
対象人数:2-6人
標準時間:20分程度
小箱ながらドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたタイトルとなります。ライナー先生らしくとりあえずタイトルのラマはほとんど関係ないみたいで、手札をなくし減点を避けることを目的としたほぼノンテーマのカードゲームです。
①手番になると手札を1枚プレイするか、山札から1枚引く、もしくはパスをしてラウンドから降ります。
②プレイする場合は場のカードと同数か1つ高い数字を出さなければなりません。
③いずれか1人のプレイヤーが手札をなくすか、全てのプレイヤーが降りればラウンドが終了となります。
④ラウンド終了時に残った手札はその数字分(ラマは10点)減点となりますが、同じ数字を重複して所有している場合減点は重複しません。減点はチップで管理します。
⑤手札をなくしたプレイヤーはチップを1枚場に返すことが出来ます。
⑥ラウンドを繰り返し、いずれかのプレイヤーの減点が40点となったらゲームは終了です。最も減点の少ないプレイヤーの勝利となります。
○プレイ経過
ゲーム開始時の様子です。カードは1から6の数字とラマがあり、場にはラマが出ていますがラマは6の上として取り扱われます。通常はより高いカードを出しますが、ラマが出ると1をプレイし数字を戻すことが出来ます。
序盤から管理人の減点が続き、次いでちい。やまはほとんど減点なしで手札を出し切ることもあるといった展開です。
最終となったラウンド、管理人は35点の減点を抱えており、ちいはこの時点で25点、やまは2点という状況で管理人的にはかなり危うい状況です。
しかしながら、このラウンドは上手く減点を1に抑え何とか踏みとどまったところを、ちいが15点という大きな減点を受け一気に40点に到達したため何とか最下位を免れます。最終ラウンドにちいと並んで16点という大きな減点を受けたやまでしたが、ここまでの減点がほとんどないためまだまだ十分な余力を残しており1位という結果でした。
○評価
場にあるカードと同数、もしくは1つ大きい数字のカードをプレイしていくことで手札を減らし、失点を免れることを目的としたゲームです。手札がプレイできなくなれば補充か降りなければならないため、手番毎に場の数字を上げるべきか留めるべきか、当然手札の構成にもよりますが、次の自分の手番までの変動を予測しながらカードをプレイしていかなければなりません。その上で、場にカードをプレイすることができなければ手札を補充し次以降の手番に望みをかけるか、その時点の手札を減点として引き受けるか、それぞれのメリットとリスクを天秤にかけながらの判断が悩ましくなっています。
難しいのはラウンド終了の条件が2つあるところで、全てのプレイヤーがラウンドから降りるという場合であれば少なくともカードをプレイする機会は残されており、手札の構成によっては人数が減ってから続けてプレイすることも可能なため手札を溜め込むことが必ずしもマイナスとは限りません。とはいえ、いずれかのプレイヤーが手札を全てプレイしてしまえばその時点で強制的に終了となり残った手札がそのまま減点になるため、他プレイヤーの手札状況もみながら手札をどうマネジメントしていくかは考えどころです。
あとは、カードを出しきった場合は減点をチップ1枚分帳消しにすることが可能で、この1枚分というのが1点でも10点でもいいため、減点が溜まっていてもあえて出し切りを狙いにいきたくなる調整は面白いところだと思います。
スピーディーな展開の手軽なカードゲームでやや手札や場の流れ次第というところはありますが、手番手番に進むべきか引くべきかシンプルなルールながらライナー先生らしいジレンマをしっかりと感じられる面白いゲームになっていると思います。
ちなみに、5月の購入報告のところ(こちらを参照)で今回のドイツ年間ゲーム大賞のノミネートにあたり不安じみたことを書いていましたが、しっかりと楽しめましたし、プレイした他メンバーの評価もよかったです。今年はこのタイトルが受賞でいいのではないでしょうか。
ここで、やまが帰宅し3人でのゲーム会は終了となりました。「ブルーラグーン」に「ラマ」とライナー先生の最近のタイトルを続けてプレイしましたが、まだまだしっかりと現役っぷりを感じさせられるタイトルで、続く新規タイトルも楽しみですね。
この後は一旦ちい宅に移動し食事会となりましたが、いつものように食事会の片隅で1ゲームのみプレイしています。
☆ガーデンオブマーズ
○概要
「自宅ゲーム会189 後半」を参照。
○プレイ経過
管理人、ちいに加え、ちい宅に来ると参戦するひさの3人でのプレイです。
序盤から上手く花を植えていくちいが得点を重ねてリードを広げます。
終盤には管理人が追い上げをみせましたが、トップを走るちいに追いつかず。そのままちいの勝利となりました。
普段ならここで終了ですが、今回は管理人とちいの都合がよく、この後再び自宅に移動して2人でゲームをしているため後半に続きます。