自宅ゲーム会542 前半 パストニヒト 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和6年2月25日

 

 さて三連休3日目となる本日、もともとゲーム会の予定は入っておらず家のことをしていましたが、長女とその友達の提案で少しだけゲームをすることになり軽めのゲームをいくつかプレイしています。

 

☆パストニヒト

○概要

作者:ThomasWeber

対象年齢:8歳以上

対象人数:2-6人

標準時間:20分程度

 

 手札を得点化しつつなくしていくことを目指す変則的なゴーアウト系でノンテーマのカードゲームとなります。

 

①ラウンドごとに規定数のカードを配布します。

②手番になると場と色か数字が一致するカードを場に出すか、どちらも一致しないカードを手元に出して得点化をし手札を補充するかどちらかを行います。

③既に手元に得点化したカードがあり、そのカードが場のカードと一致していると得点化ができなくなり、その代わり手札を直接出せなければ得点化したカードを場に出さなければなりません。

④これらを繰り返し、手札を全て出したプレイヤーが出た時点で、得点化したカードと手札の減点を計算し得点とします。

⑤ラウンドを繰り返して、いずれかのプレイヤーが50点を超えたところでゲーム終了となり、最も得点の高いプレイヤーの勝利となります。

 

〇プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。

 

 手元に出したカードは色ごとに束にし、一番上のカードを一致の判定に使います。今の状態であれば管理人は得点化が行えますが、その他の2人は奥の方が得点カードと色の一致により、右側は数字の一致によりそれぞれ得点化ができず、直接場にプレイできなければ該当の得点カードを捨てなければなりません。

 ラウンドを繰り返しましたが、このゲームは何故か長女が強く、管理人と友人がともに30点に行くか行かないかくらいのところで長女が50点に到達し長女の勝利となりました。

 

〇評価

 基本は場に一致したカードをプレイするゴーアウト系ですが、一致していないカードを手元に得点化できるというのが特徴となっています。しかしながら、得点化した場合はカードを補充するため手札は減りませんし、得点化したカードは手元にスート単位で並べ、この中に一致するものがあれば得点化できず、手札から場に出せなければ得点化したカードを捨てなければなりません。このため、得点化すればするほどそれを維持するのが難しくなりますが、如何に他プレイヤーの得点を削れるように立ち回り自分の得点を守れるようにカードを確保しておくようマネジメントしていくかというのは考えどころとなっています。

 また、誰かの手札がなくなるとその時点で残った手札が減点になるため得点化してばかりいるというわけにもいかず、得点化とカードを減らしていく匙加減は悩ましくなっています。

 減点があり1ラウンドの得点の変動が大きいため、目標点となる50点に何ラウンドで到達するかというのは結構差がありそうで、一定ラウンドで終了の方が良かったのではというところがなくはないですが、ゲームとしては大きく気になったところはなく、捻りの効いたゴーアウト系として面白い内容になっていたと思います。

 

 

☆モンスターメーカー:ダンジョンウォーズ

○概要

作者:鈴木銀一郎

対象年齢:- -

対象人数:3-4人

標準時間:- -

 

 モンスターメーカーシリーズの登場人物たちがダンジョンに挑み迷宮を踏破して財宝の獲得を目指すボードゲームです。

 

①手番になると1-4マス移動します。

②カードを1枚引いてオープンカードならその効果を適用し、それ以外であればカードを手札に追加します。

③手札を使用し、追加の移動を行うか、魔法を使用します。

④魔法等で規定ダメージ以上を受けるとダウンし祭壇に戻ります。祭壇で何もしなければ体力が回復します。

⑤各キャラクターに対応する財宝が迷宮に配置されており、財宝に到達すると獲得し祭壇に持ち帰ることができます。

⑥これらを繰り返し、最初に2つの財宝を持ち帰ったプレイヤーが勝利となります。

 

〇プレイ経過

 管理人がルフィーア、長女がヴィシュナス、友人がガンダウルフでゲーム開始です。

 

 手番には通常移動の最大値4とフォースカードのプレイにより一度に10以上の移動ができるため、各プレイヤーとも最初の宝物はあっさりと持ち帰ることができます。

 

 しかしながら、続く2つ目を目指したところ、管理人と長女が進路でぶつかり互いに譲り合わず戦闘に勃発しますが、初手で放った管理人のファイアーボールが炸裂し一撃で長女はダウンとなり宝物への道が開けます。

 

 しかしながら、管理人と長女が争いに手番を使っている内に、一人進路の被らなかった友人があっさり2つ目の宝物を持ち帰ったことで友人の勝利という結果でした。

 

〇評価

 モンスターメーカーシリーズの魔法使い系キャラクターたちによるダンジョンでのお宝争奪戦をテーマにしたボードゲームです。

 ダンジョンの中で魔法カードをプレイし移動や攻撃を行うゲーム性は「ウィズウォー(「自宅会264 後半」を参照。)」っぽく、そちらに比べるとかなり軽めでプレイし易くなっています。このこと自体は悪くはありませんが、如何せんマップの広さに対して移動力が非常に高く、多人数で宝を持ち帰る速さを競うためあえて他プレイヤーの妨害に向かうより自分の宝物に邁進するのが有効という仕組みから、相互の絡みが発生する前に誰かが目標を達成しあっさりゲームが終了してしまうということが容易に予想でき、多彩な魔法カードもほとんど使われることがないという印象でした。この辺は、ウィズウォーも同様でもう少し相互に戦闘が勃発するようなバランスでもよかったように思います。 

 そんなわけで、ゲームの目的と仕組みがいまいちマッチしておらずうーんという内容でした。とりあえず、3人プレイは推奨できず、するなら4人の方がもう少し絡みが出て楽しめるとは思いましたね。

 

 

 後半に続きます。

 

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