自宅ゲーム会 番外39 パンデミック:ローマの落日 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和6年1月14日

 

 本日はゲーム会の予定はありませんでしたが、少し時間が取れたのでソリティアルールも備えていたこちらのゲームをプレイしています。

 

☆パンデミック:ローマの落日

○概要

作者:マットリーコック&パオロモリ

対象年齢:8歳以上

対象人数:1-5人

標準時間:40-60分程度

 

 協力ゲームの代表的タイトル「パンデミック(「自宅ゲーム会234 前半」を参照。)」シリーズのひとつですが、敵はウィルスではなくローマ帝国にせまる蛮族というタイトルです。

 

①手番になると「行軍」「帆走」「要塞化」「軍隊の創設」「戦闘」「策略(プレイヤー間でのカードのやり取り)」「同盟の締結」「蛮族の入隊(同盟を結んだ蛮族を軍隊にする)」というアクションから4アクションを行います。

②行軍や帆走ではプレイヤーのコマとともに軍隊を移動できます。

③戦闘は軍隊を率いている必要があり、ダイスによってお互いの損害が判定されます。

④アクションが終わると手札を2枚引きます。反乱カードを引くと侵略頻度の上昇や蛮族が侵攻してきます。

⑤侵略頻度に応じた枚数の蛮族カードを引き、対応する蛮族が侵攻してきます。この時、移動先に軍隊がいると防衛することもできます。

⑥蛮族が侵攻し同じエリアに同じ蛮族を4つ置くことになると略奪が発生し周囲に蛮族が増えます。

⑦これらを繰り返し、各蛮族と同盟を結ぶか殲滅(ボード上にいない)状態になるとゲームに勝利します。ローマが侵略されたり、略奪により衰退が進むことなどで敗北となります。

 

〇プレイ経過

 今回はソリティアルールでプレイします。ソリティアの場合3つの役を並行して担当するとともに、策略が他プレイヤーではなくカードの保管場所である倉庫と手札とのやり取りとなります。

 

 序盤、侵略してくる蛮族の足止めをしつつ、最も少ない枚数で同盟を結べる東ゴートと同盟を結びます。

 

 続いて、最も多くの手札が必要となるヴァンダルの手札が上手く揃い同盟締結に成功し、さらにヴァンダルと同じく5枚のカードが必要となる西ゴートもこの後に同盟が締結できます。

 

 残すところフランクとフン族となりましたが、この時はあえて同盟を結ばず攻撃を集中して殲滅狙いで進めます。

 

 両部族ともかなり追い込んだところではありましたが、この時に運よくフランクのカードが揃い同盟を締結し、最後にフン族を攻め落としたところで全部族の脅威を取り除くことに成功し勝利となりました。

 

〇評価

 世界を襲うウィルスから人類の生存を…ではなく迫りくる蛮族たちからローマ帝国を守る、協力ゲームの(多分)代表格「パンデミック」のテーマを変更した独立拡張となります。

 基本的なシステムはパンデミックを踏襲したところがあるためそちらを参照していただければと思いますが、ウイルスと違い蛮族は進軍ルートに沿うため突発的に変なところから出現することがない、除去するためには軍隊を引き連れダイスで戦闘を行うといったようにテーマらしい調整が入っていて、タワーディフェンスのように楽しめるパンデミックとなっておりウォーゲーム風味もあって面白い内容になっていると思います。

 その一方で、今回ソリティアで行いましたが、3役を扱うとはいえ手札上限が7枚と多人数の時と大差がありません。その分、倉庫という保管スペースがあるのですが、保管するにも取り出すにもそのエリアにいないといけないと非常に使いにくい仕組みとなっています。毎手番2枚のカード補充がありますが、同盟をしなければなかなか消費しきれず結果的に組み合わせが悪ければどんどん捨て札となってしまうため、普段以上に引き運の影響を強く感じてしまいます。この辺りが気になるところではあって、複数人での協力プレイの方がよさそうだなとという印象のタイトルでした。

 

 

 ここで時間となり本日は終了となりました。

 

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