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システムエンジニア フリーランス 年収・やりがい・魅力・将来性

システムエンジニアの業界の優秀な社員が、フリーランスに転職していくその魅力(年収・やりがい・将来性)についての解説。

SEのお仕事は、アプリケーション開発の場合、主にシステム分析から設計までの工程で、それ以降はプログラマーが担当します。

言語知識は、プログラマーが精通していればいいわけなのですが、お客様からは言語知識も要求されます。

昔は、技術者も少なかったということもあり、言語知識はマッチしていなくても、業務知識だけでパスしたものですが、最近では言語知識もマッチしていなければ、中々仕事の方も決定しないようです。

しかし、それもタイミングの問題で、人が集まらなければ業務知識も減ったくれもないわけです。

SE単価もタイミングによって、多くもなれば少なくもなるわけです。

ある程度は、仕事も選んでいかないと、とても大変な仕事を低賃金でさせられる羽目になります。

自分で最低ラインを決めて、それより安い仕事はやらないと決めておけばいいと思います。

それには、ある程度凌ぐための余力も必要です。

しかし、仕事が明らかに少ない時は、例え安い仕事でも飛びつかなければならない時があるかもしれないので、臨機応変に行動することが大切ですね。



フリーエンジニアをやっていると、現場は殆ど出向なので新しい友人がたくさんできます。

みんなそれぞれ、いろいろな会社から出向して来てるので、会社の営業の人を紹介してもらえます。

会社は大小さまざまです。

大きい会社になればなるほど、間に会社が入らない条件のいい仕事がもらえるので、なるべく大きい会社の仕事を受けるようにしていました。

営業の人が増えて来ると、時たま誰か人いませんか?と訊かれることが多くなります。

その時、親身に要求されている人を探して上げます。

そして、営業の方に「こいつに言えば人を見つけてくれる」という信用をつけるんです。

気が付くと、何十人、何百人の窓口として実績を残せば、エンジニアとしてではなく営業として、食いつないでいくことも可能です。

誰か紹介をしてくれと言われた時は、親身になって探して、がっちり信用を付けておいた方が得策ですよ。





これからフリーのシステムエンジニアになろうとしている人にとって、私だったらこうするというようなことをまとめてみました。

最初は誰もがコンピュータ会社に入社すると思います。

経験者以外、フリーにはなれませんからね~。

そこで、最低3年は技術を吸収するべきです。

3年位すれば、小さなグループのリーダー位にはなっていると思うので、グループのリーダーを経験してからの方が良いと思います。

欲を言えば、5年経験をしていれば、当然リーダーとしての教育も会社から受けさせられていると思います。

高卒の人は24歳、大卒の人は28歳位だと思います。

フリーになる時は、一生フリーで食べて行こうなんて、考えてはダメです。

自分が将来、何になりたいかを決めて、それに対する資金集めと考えないと、路頭に迷うことになります。

これは、必ずと言っていいほどそうなるので、真剣に考えておかなければなりません。

一生フリーで食べていけるのは、ほんの一握りの人材です。

日進月歩進化するコンピュータは、歳をとってからは若い人に敵うわけがないからです。

自分の知識なんか、すぐに時代錯誤の陳腐なものになってしまいます。

35歳を目処に自分の夢に突き進むべきです。

それまで稼いだ金額は贅沢することに使ってはダメですよ。

通常のサラリーマンの方と同じような生活をして、残ったお金は全て将来に対する自己投資資金のために貯めておかなくてはね。

35歳を過ぎても、自分のやりたいことが見つからない時は、どこかの会社に所属をするべきです。

高卒の人は、24歳~35歳の12年、大卒の人は28歳~35歳までの8年間ですね。

40歳の声をきくような時期には、仕事も激減してきます。

探せば、何とか50歳位までは、見つかると思いますが、既にいらない存在となっているので、単価なんかもろくな単価の仕事はありません。

これが、フリーエンジニアの目安です。

幾ら自分が優秀だと思っていても、若いやつの方が優秀だと思う時は必ず来ます。

自分のそのうちの1人でした。

その時は、同じ土俵では勝負をすることはありませんが、自分の必要なさを徐々に感じさせられました。

その時は、もう潮時ですね。



この間、50歳過ぎの人にフリーエンジニア案件情報サイトに紹介をして仕事が決まったお話をしましたが、未だにそこの現場で頑張っているようです。

本人自体優秀で、現場に入り込めさえすれば、かなり活躍できる人材なのですが、年齢で落とされてしまうのは、何とも悲しい話ですよね。

未だに酒を呑んで酔っ払うと、私のところに「ありがとう、ありがとう」と言って、電話がかかってきます。



前回、PHP技術者の記事を書いたのですが、新しい技術とは反対に昔の言語の技術者なんかも今は貴重です。

例えば、アセンブラー技術者なんか今は殆ど見つけることができません。

学校では、アセンブラーやCOBOLなんかも今はどこでも教えていないので、技術者は減少する一方です。

COBOLはまだ見つけようと思えば見つかりますが、アセンブラーは難しいですよね。

かと言って、古い資産で動いているコンピューターは幾らでもあるわけで、それらのメンテナンスは今でも当然必要な作業です。

大型の汎用機は一時期無くなると言われていましたが、当分無くなりそうもありませんよね。

中々古い技術を身につけるのは冒険ですが、不足していることは確かです。