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システマちっくライフ "Systematic Life"

人生とシステマ、九州のシステマ情報、モスクワ修行記、雑感など

【6月6日(水)】


 朝クラス


ザイコフスキーのリード。


9時~11時のクラスのはずだけど、誰も来ず。仕方がないので一人で体をほぐしていると参加者がポツポツと現れる。彼らにうながされセンシティブワークをやってると、ザイコフスキーが10時に登場。これがロシア時間かぁ。



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本日組ませてもらったのは、上の写真の左側の緑のシャツのおじさん、ディミトリ。


センシティブワークが非常に上手く、ほとんど圧力を感じないのにコロコロころがされる。



まずは、棒をもって相手を崩す。この時、押してはダメで、頑張る感が出ると、すぐ抵抗される。

リラックス、でもフニャフニャじゃないよ、なんて注意を受けながら、できたりできなかったり。

経験者はお分かりでしょうが、できてる時ほど実感がないので「えーっ?」という感じ。


このドリルも日本の時よりハードルが高く、少しでもやる気を出すとすぐ失敗する。



棒をもってやると、どうしてもやる気が出てしまうので、徒手で同じドリル。



この時、注意されたのは「赤ちゃんを寝かすように」。


日本でやったときは割とスイスイできていたこのドリル、相手のディミトリのテンションが少ないため相当厳密にやらないとかからない。あぁ誤魔化してやってたんだなぁと、またしても実感。


ザイコフスキーが、「何かをやろうとしてはダメ、興味をもつだけだよ」と声をかけてくれる。

興味を持って、この人はこう触るとこう動くんだ、というのを観察するだけなんだよ、みたいなことを言ってくれる。また、他にも面白いことも言っていて「私を押して。まずリラックスするでしょ?私を押せなくなるよね?今、相手の手首のところに私がいて、相手の体の中を旅行するんだ。肘、、肩、、胸、、腰、、ホラ」ザイコフスキーにかかると、自分がオモチャのようにコントロールされる。簡単に言うけど、どういうことなの?



ディミトリも十分すごいんだけど、そんなディミトリもザイコフスキーに注意を受けている。上には上がいるものだ。この、センシティブワーク、とにかくつかみどころがなく、ほとほとまいってしまった。なにしろ、何かをしようとするとすぐにテンションが入る。注意点を考えるだけでもダメ。何も考えないと余計ダメ。ダメダメづくし。よく分からない時に上手くかかって「それ、それ!」と言われる。


うーーーーん。感覚を得ようとしてるけど、もしかしてそれって間違ったアプローチなのかな。

そこからは、うまくいっても行かなくてもとにかく状態を味わうということを念頭にやってみた。

それでも、うまくいく時と行かない時がある。今日はこんな感じ。まぁ、やるしかないね、、、。

モスクワ滞在中に感覚が身に付くといいんだけど。



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↑ザイコフスキーによるナイフ取り。いつのまにかナイフとってるんですよねー。



ちなみに今回の参加者5人。シニアインストラクターの少人数セミナーみたいで贅沢だなぁ。

来週からは午前中は語学学校に行くので朝クラスは参加できない。時々、学校サボって来ようかなぁ。



練習後、ザイコフスキーによるとセルゲイは火曜日に出没するとのこと。来週が楽しみ。


ザイコフスキーは”I hope he will come.”と言っていたので、来たらラッキーということかな。

それにしても3時間ぶっつづけでセンシティブワークは、脳への疲れがハンパない。


毎日がセミナーだけど、毎日、セミナー後の疲れがあるということ??


とりあえず、毎日しっかり寝よう。

【6月5日(火)】


 夜クラス


語学学校で荷物を受け取っていたため、21時のクラスから参加。


ザイコフスキークラスがちょうど終わったところでした。残念。


資料映像(?)を撮影していたダニールが少し相手をしてくれました。


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足腰が固いのでそこをほぐそうそしていたら、ダニールが「ちょっと寝て」と。


うつぶせに寝ると、いきなりムチの嵐。手加減してくれたっぽいけどやっぱり痛い!

ですが、ムチを受けてしばらく安静にしていると、さっきあったテンションがきれいに消えている。


これからは下手な準備運動より、ムチですな!>九州の皆さん


ふと隣をみると、さっきダニールを撮っていたカメラマンがムチを受けている。


音から察するに、私が受けた衝撃の2倍くらいだろうか。悶絶しまくり。いやぁ、楽しいねシステマ。 


ムチを受けたカメラマンと道場を回りながら呼吸1~10。




その後、ダニールに少しだけ相手をしてもらう。


私がダニールにつかみかかっていくのを、テイクダウン。なぜか撮影された。



あとはダニールがシャスカ(サーベル)で、練習生の相手してるのを撮影してました。


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(↑動画:限定公開)

ここでダニールは「じゃあね!」と帰る。22時過ぎくらい。


21時~23時って書いてあるけど、練習時間って適当なのね。


皆、体ほぐしタイム。


私も体ほぐして終了。


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【6月4日(月)】

 夜のクラス


ダニールがやると聞いてたが、サーシャと呼ばれるちょっと怖げな人がリード。

英語ができる人が、ずっと隣でワークをしてくれました。

ダニールは途中、挨拶だけ現れ、本日練習には参加なし。

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19時~21時

・歩きながら呼吸1~10、10~1。

 その間ずっと手を挙げたまま。(肩のテンションがあると非常にキツイ。これはいいやり方。いただき。)

・練習場を回りながら、進行方向に倒れる。

 息を吐きながら(尻から、前に、横、後ろ向きに)

 息を吸いながら(尻から、前に、横、後ろ向きに)

 倒れたらすぐ起き上がって小走り

・倒れながら吐いて、立ち上がりながら吸う

 吐いてる間は倒れ続け、吸っている間は立ち上がりつづける。動きをとめない。

 (止まって回復してはいけないので結構キツイ。でも呼吸を有効に使わざるを得ないので、すごくいい練習だと思う。)

・その逆、吸いながら倒れ続け、吐きながら起き上る。

・寝転がって呼吸で回復

・芋虫運動、みっちり。数種類やったので、結果的に道場を6往復。


その後、ペア、3人で回避の練習。向かってくる相手を焦らずに避ける。

私が注意されたのは、足幅大きくしすぎない、相手に背を向けない、足をクロスさせない等


ペアでナイフ、ムチ、ガン、杖のワーク。

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相手の攻撃ラインから避ける練習。

プラス武器をとりあげる。

プラステイクダウン。


21時~23時

「マッサージを少しやりましょう」とのことだったが2時間みっちり。
内容は日本でやっているのとほぼ同じ。ただ、しっかりリラックスしてしっかり乗ります。

ペアを組んだ相手は華奢な女性だったので乗られる分には楽だったがそれでも固いところは痛い。

反対に乗るときは、私の足にテンションが非常にあるため、背中に乗った時ゲホゲホさせてしまった。ごめんなさい。それでも「乗れ、乗れ」という。こちらはすまない気持ちでいっぱい。早い内に足のテンションをとるようにしよう。


↓今日のリードをしたサーシャのマッサージ

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他のクラスでも感じたことですが、しっかり動いた後は、しっかりマッサージをするみたいです。

確かに、それで体が消化されるといかリセットされるような感じがしますね。


特別な理由があるかもしれないので、理由は今度聞いておきます。


感想:

やっているドリルは日本とそう変わりはないのですが、かなり厳密にやっている雰囲気でした。

ラフにやっている人は一人もいませんでした。練習者全員がドリルの意味を把握していて、一つ一つのドリルを丁寧にしっかりとやっている印象を受けました。それだけ丁寧にやると、今まで誤魔化していた部分が露出しまくり。自分の体にまだまだこんなにもテンションがあるのかと気づかされました。

楽しくやるのも悪くはないのでしょうが、やはり練習の意味が分かって丁寧にやらないとレベルが止まってしまうのだろうと思います。同じドリルでも掘り下げ度合でこんなにも違うのかといういことを実感しました。

大西インストラクターの「ドリルができるできないじゃなくて、精度を高めてください」という言葉が思い出されました。

さて、モスクワ本部のお話です。

ベラルースカヤ駅から、歩いて15分くらいのところ。
世界を席巻しているシステマのイメージからすると、えー?という感じの外観の建物の中にあります。行き方は別の機会に。

中に入ると以外にオフィス的な雰囲気。明らかにシステマを練習してなさそうな事務員が人達が沢山いました(あの人達は何をしてるんだろう?)。私が入るとちょうど英語のできる人がおらず、受付にいたおっさんがが何しに来たんだ?的な感じで、いきなりアウェイ感を味わいました(^_^;)

私が日本から来て、メールもしたんだけど、、、と伝えると、マーシャという女性インストラクターが対応してくれました。マーシャは丁度クラスを担当中で忙がしく、日本に行ったことのあるインストラクターを連れてくると行って、やってきたのはザイコフスキー! 彼の優しい笑顔でアウェイ吹き飛びました。丁度、ザイコフスキーのクラスは終わったところの様子。モスクワ本部クラスの内容を説明してくれて、明日の再開を約束して分かれました。

ザイコフスキーとマーシャの勧めで、超痛いので有名なスティックマッサージを受けることに。
ちょうどすぐの時間が空いていたので、心の準備をする前にマッサージ開始。

マッサージをしてくれるインストラクターはコンスタンチン。といってもミカエルの高弟のコンスタンチンではなくコンスタンチンよりさらに濃い顔の別のコンスタンチンでした。
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まずはブルブル震える機械の上に数分立つ。全身が揺らされる。これ、いいなぁ。
次はその機械の上に座る。肛門が結構刺激される。マッサージ前にトイレ行っておいてよかったなぁなんて思いながらひたすら揺らされるのに身を任す。

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さぁ、マッサージの開始。上半身裸になって背中を見せた状態で器具の上に座る。
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良く見えないが、背中に油を塗られている様子。
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おもむろに背中にグリグリ感が。短い木の棒で目一杯押されているのだ。
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まぁ、普通に言うところの激痛♪ってやつですか。本当に痛い。早速バーストブリージング開始。身を任せてリラックスを試みるが、硬い部分は本当に痛く、開始数分でいきなり後悔の念が出てくるがもう逃げられない。背中から首、頭までひとしきり棒でかなりの圧迫を受ける。人によっていたいところは違うだろうが、頭は骨に近いので特に痛い。他には肩(特に左)と左腰あたりの組織が固く、チョー痛い。

頭まで終わったところで、マットに横たわる。さっき押せなかったウエストから仙骨周りまでを丁寧に、強く押してくる。もちろん仙骨周りも充分痛い。「呼吸をしっかりするには呼吸をせざるを得ない状況に身をおく」と北川インストラクターが仰っていたが、痛いほど実感っていうかただ痛い。でも痛いところに意識が集中すると余計痛いので、ひたすら呼吸に身を任せることだけを考える。既に時間の感覚はない。グーっと押されるのはなんとかオッケーだが、スリながらグリグリされるのは本当に効く。肌弱い人は剥けるんじゃないかなと思うくらい。組織が選り分けられてチリチリと音がするのが感じられる。

存分にグリグリを味わった後、背中にタオルを掛けられる。これだけで至福。幸せってこういう何気ないところにあるんですね、母さん。

ん?タオルをかけられたということは、いよいよ、、、ムチの時間か?
背後でムチをコンスタンチンがムチをとった気配がするッ!

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やさしくなでて体が準備できてからキツイのが来るかなー、なんて思ってたら、いきなり足先に「バシッッ!!!!」。
いきなりチョー痛いですがな!しかも4,5発打った後、さらに激しい衝撃が。トムとジェリーのネズミ取りに挟まったトムの気持ちとシンクロする。
足、背中から腰に掛けては何とかブリージングで耐えてたのですが、太腿、尻の横側は耐えきれず身をよじらせる。呼吸も必死。ダニールが以前言っていたとおり、呼吸しか考えられない(笑)

危険なく自分の限界に一瞬で持っていくムチ、いやームチって本当にいいですネ♪、なんてことを考える余裕もなく、間欠的にやってくる自分の限界の痛さ。コンスタンチンはその感覚もわきまえていて、呼吸して少し余裕が出てきたらすぐさまキツーイ一撃→限界の呼吸→回復しそう→一撃と休みなく自分の限界あたりをさまよい続ける。

そんなに長い時間ではなかったと思うが、その時は永遠とも思える時間でした。

背中にムチをひたすらうけ、さすがに痛すぎて涙が出てきました。トラウマが出てきて不思議と涙が出てくるという話を聞いていたのですが、多分、純粋に痛すぎての涙(笑)
その時点で、頭から背中にムチが置かれ、しばらく放置。この時、体の芯から体が回復していくのを感じました。一人ではこのリラックスはできないかも知れません。

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至福の時は長くは続きません。今度は仰向けになって、またムチタイム。
ムチ→痛い!→呼吸→回復しそう→ムチ→痛い!→(ループ)→至福。同じなので割愛。

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ムチの後は、ロシアのサーベル、シャスカ。
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仰向けに寝てタオルを当てた後、シャスカの刃の側面を額に当てる。何か気を通すようなそんな感じの呼吸をしてました。頭がボーっというかスーっというかそんな感じがしました。
次に、シャスカを立てて体のいろんなところを刺す。指すといってもシャスカはつままれているだけで、重さのみで圧力をあてているような感じでした。不思議と恐怖心はありませんでしたあ。それはコンスタンチンを信頼しているのと(信頼するしかないけど、、、)、刃に触れた感じで刃挽きしてあるのが分かったからかも知れません。

ですが、刃が肉に食い込んだまま呼吸ってどうやるんだろう?呼吸して膨らんだらよけい刺さったりしないのかな?今度聞いてみよう、、、

というわけで、シャスカは割と精神的に追い込まれることもなく、むしろ悪い「気」的なものを排出してくれたのかなー、なんて感じたりしてました。

くまなく全身が刺されるとシャスカが体の上に置かれ、またしばらく放置。

心地よい疲労感(?)に包まれ至福の時を過ごしました。


いやー、初めてのスティックマッサージ。噂に違わず、超痛いです。
ですが、終わった後の爽快感は素晴らしく、おメメもパッチリ!いったん死んで蘇ったような感じ(?)です。気づいたら1時間。あっという間でした。

終わった後に、コンスタンチンにすっごい痛かったよーと伝えると、6,7回もやればマッサージ中に眠れるようになるよとのコメント。本当??

このマッサージ、週に一回受ける予定なので、計算上7,8回受けることになります。
果たして私はムチに打たれながら眠れるようになるのか??
乞うご期待!

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6/4(月)

今日は語学学校に手続きに行く日。
一人で行けないのでホストファミリーのバレリアが連れてってくれるとのこと。

まだ届いていない荷物の中に、ロシア市内のマップが入ってるのでバレリアの家がどこかも分からない。
仕方ないのでガイドブックに載っている大まかな地図で最寄駅との位置関係を把握しようとバレリアに聞いてみた。バレリアは「心配ないわよ。リデンデンツ(語学学校)が地図くれるから。」と笑顔で言う。

天気もいいし、さぁ出発!
出たところで、思い出した様にバレリアが、

「ところで、ミチは記憶力いい?」
「あまりよくないけど、、、」
「帰りは一人だからよく覚えておいてね(笑顔)」

と言うなり、スタスタと早足で歩き出す。

えーっ!?と思う間もなく、バレリアは離れて行く。
因みにバレリアの家は団地で、周りは同じ建物ばっかり!
私は置いていかないようにしながら、家の周りの風景をデジカメで記録する。

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バレリアは何かと話しかけて来るが私とても受け答える余裕はない。
しばらく歩いた後、突然「走って!」と言う。どうやら向こうで止まっているバスに乗るらしい。
ぎゅうぎゅう詰めのバスに駆け込みで乗車するとすぐにバスは動き出す。
私はバス停の名前も分からぬまま、バスに揺られて行く。この時、私の頭の中でドナドナが流れていたかは想像にお任せしたい。

バスの中でバレリアがさらに衝撃的なことを言う。
「私は疲れるからバスを使うけど、ミチは元気だから歩いて帰るといいわよ。道を覚えておいてね(笑顔)」

えーっ!帰りは違うの?
って言うか、バス、既に何回か曲がったよね? ここどこ?
それ以前に、ワタシ、スタート地点、地図で把握してないよ?

と、文句をいうよりも、今は道を覚えるしかない。といっても瞬間記憶能力があるわけでもない私は曲がり角にスーパーマーケットを確認するので精一杯だった、、、。まぁ、リデンデンツに行けば荷物が届いてるはずだからなんとかなるだろう。

バスが止まり、降りたところでバレリアが帰り方を描いて説明してくれる。
「この公園を斜めに突っ切ったら、覚えている場所に出るから、大丈夫よ(笑顔)」
と○を描いて斜めに線を入れて45°と書きこむ。
うーーーん、これって地図?

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そこから地下道を渡り道の反対側に出たところでまたバスに乗る。
「帰りは地下鉄が便利よ、地下鉄で帰ってきてね」とまた衝撃的な事実。
スタスタ歩いていくバレリアに付いて行きながら、私はスパイばりに素早く周りの写真を撮っていく。

そう言えば、バスの乗り方聞いてないよ!って言うか教える気もないよ、この人!

バスに揺られている間は、リュックに着いていたチャチな方位磁石のアクセサリーで方角を確認しながら、所要時間を頭に入れる。どんだけスパイ的な朝なんだ、、。

そうこうするうちに大きな駅に到着。駅には大きな文字でЪелорусскаяと書いてある。ようやく念願の地名的な手がかり!これで来た道を逆算できる!もちろん駅も写真に収める。

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リデンデンツ(語学学校)は駅からすぐ近く、これなら駅までは確実に帰れる。
リデンデンツに着くとバレリアはひとしきりしゃべった後、後は頑張って帰って来てねーと笑顔で帰って行った。

さて、情報収集。まずは地図。リデンデンツの人がくれた地図は観光用の広告がたくさん入ったもの。

あー、僕のおうち、地図の外にある、、、。

それでも二回目にバスに乗ったところはДинамоと判明。地下鉄でひと駅か、よし。
さてДинамоからうちまでだが、バレリアに描いてもらった地図?ではとても帰れそうにない。

幸い、リデンデンツには閲覧用のコンピュータ(iPad)がある。
これにバレリアの住所を打ち込んでもらう。よし、正確な場所が出たぞ。
方角、ぜんぜん45°じゃないじゃんか、、、。

プリントアウトできなかったので、帰りはこの地図の記憶と風景の写真が頼り。本当に大丈夫かなぁ、、、。ちなみにこの時点で地下鉄の乗り方も(もちろんバスも)知らない。

北京に置き去りだった荷物はこの日届く予定だったが、夕方になっても届かないので、多分明日だろうということでリデンデンツを後にした。

この日はその後、モスクワのシステマ本部を初訪問したのだがその話は別の回で。

システマのトレーニングを早目に切り上げるつもりが勢いでラストまでいたので既に午後11時半。
モスクワは緯度が高いのでまだ明るいがかなり暗くなってきている。
まずは地下鉄。旅行のしおりで買い方を確認。回りの見よう見まねでチケットをゲット。

ЪелорусскаяからДинамоへ向かう。ここまではオッケー。

バレリアの地図を見る。心が折れそうになる。

さて、記憶の中の地図を頼りにバレリアの家へと向かう。
公園を突っ切ったが見覚えのあるところに出ない。公園(結構でかい)周りを歩き回るもいっこうに見覚えのあるところは現れない。それもそのはずで、後で分かったのだが公園を突っ切ったところで見えるのは、バスで移動中の風景だったのだ。そんなん覚えてるかい!!!

道を聞こうにもどっぷり日のくれた深夜12時半。既に一時間以上歩いている。なんとか深夜開いてる店で聞いて見るが、住人はあまり住所で把握してるわけではないので、だいたーいな感じの方角を聞きながら家へと近づいていく(と信じたい)。

こういう時、スマホに住所を入れれば、一発で行けるのになぁ。文明って進化したんだなぁ、なんてことをしみじみ感じながらひたすら歩く。

それから三十分は歩いただろうか。ふと目に入るバレリアの住所の標識!周りを注意して見渡すと、デジカメで撮ったバス停が!この感動を今でも私は忘れない。とりあえず、記念に同じバス停を撮影。

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記憶とは曖昧なもので、バス停の周りの風景は私が覚えているものと大分違った。

家の前でもう一度同じ居場所か確認していると、丁度タクシーでバレリアが帰ってきた。
家の販売をしていると言うが、こんな時間まで仕事をしているんだ。お疲れ様!と言おうにもロシア語が分からない。

家に入って、バレリアにこの旅の経過を話すと、「よく帰ってきたねー、凄い!」との賞賛(?)
と頭をナデナデする仕草。この人、憎めない。

うーん、忠犬、家に辿り着くの図ですな。

母さん、ロシアに着いて早々、生き延びるので精一杯です。
明日は今日より素敵な日だといいなぁと思う今日この頃です。



(つぶやき)
まぁ無事着いて何よりですが、デジカメで写真を撮ってなかったら帰り着いてなかったなぁ。
デジカメ貸してくれた奥さんに感謝!