昨日より、伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦/第4局開幕「先手は佐々木七段、戦型は相掛かり」
4連覇を目指す藤井聡太王位に
長崎が生んだ大器・佐々木大地七段が挑戦する
第64期伊藤園お~いお茶杯王位戦7番勝負。
開ここまで3局を消化し、藤井王位が圧巻の3連勝。
早々とタイトル防衛に王手掛けて迎えた大一番/第4局が
昨日より、九州は佐賀県嬉野市「「和多屋別荘」にて
運命の幕を開きました。。
藤井王位の今期ここまでの成績は20戦17勝3敗(.850)。
菅井竜也八段の挑戦を受けた叡王戦を3勝1敗で制し3連覇を達成。
続く渡辺明名人に挑戦した名人戦は4勝1敗で制し名人奪取に成功。
佐々木七段の挑戦を受けた棋聖戦も3勝1敗で制し4連覇達成。。
さらに、本局に防衛を目指す王位と合わせて
王座戦の挑戦権も獲得、今期中の全冠制覇を視野に捉えます。。
現在も公式戦7連勝中。
喫した黒星も番勝負の中で相手の極めつけの研究に屈したのみで
普通に臨めばまず勝利を手にする、「一強時代」を謳歌します。。
対します、佐々木七段の今期ここまでの成績は
27戦18勝9敗(.667)。順位戦はC級2組で2勝1敗。
膨大なソフトでの研究と正確な分かれの理解と暗記力、そして
他の追随を許さない終盤力をミックスさせた難攻不落の神童に対し
棋聖戦に続き王位戦もカド番に立たされる苦しい展開となりましたが
何とか本局を凌ぎ、一矢を報いて次につなげたいところ。。
28歳とこれから脂がのって全盛期を迎える精鋭に
将棋界、そしてファンからの大きな期待と声援の集まります。。
気になる両者の対戦成績は
ここまで11戦して、藤井王位が8勝3敗とリード。
現在は5連勝中と引き離しにかかります。。
第4局の先手は佐々木七段。
定跡手順の進行で戦型は「相掛かり」となりました。
二日目のお昼休憩前の段階で
まだ38手目までとゆっくりとしたペースで対局は進み
形勢の針は互角の範囲内を示しつつ細かく揺れ動きます。。
本日は決着の二日目。
注目のお盆決戦のゆくえをぜひ、お見逃しなく。。