第71期王座戦挑戦者決定戦「激闘制し、藤井竜王・名人が挑戦権獲得」
【 投了図・159手目▲4五龍 】
投了図での持ち駒
▲藤井竜王・名人: 香、歩3
△豊島九段: 金2、銀、歩3
昨日行われました
注目の大一番、第71期王座戦挑戦者決定戦
「藤井聡太竜王・名人-豊島将之九段」の一戦は
上図159手までで、先手・藤井竜王・名人が勝利。
63手目▲4五歩。
上図での持ち駒
▲藤井竜王・名人: 歩2
△豊島九段: 歩
戦型は「角換わり」模様の出だしから
後手が注文をつける形で相居飛車の力戦に。。
全軍発動で力を溜めた藤井竜王・名人が
歩の突き捨てでリズムを作ると、豊島九段も8筋から反発。。
しかし、藤井竜王・名人の手は止まらず、1筋を詰めてから
上図で争点の4筋の歩を突き出し、いざ開戦となりました。。
108手目△6八歩。
上図での持ち駒
▲藤井竜王・名人: 金、歩4
△豊島九段: 角、銀2、桂、歩
先手に勝る藤井竜王・名人はそのまま怒涛の寄せに入りますが
簡単には土俵を割れない豊島九段は玉を上部に脱出させながら
機を見て反撃に転じ、勝利への執念を赤々と燃やし続けます。。
常に先手が優勢を保ちながら、後手がギリギリ耐え忍び
ともに持ち時間を使い切り1分将棋に突入する熱戦となりました。。
が、しかし
【 投了図・159手目▲4五龍 】
投了図での持ち駒
▲藤井竜王・名人: 香、歩3
△豊島九段: 金2、銀、歩3
最後は地力に勝る藤井竜王・名人が後手玉を仕留め上げ
上図で豊島九段はついに力尽き果て、無念の投了を告げました。
終局時刻は午後9時15分。
大一番を見事制した藤井竜王・名人が王座戦挑戦権獲得。
八冠制覇を目指し、永瀬拓矢王座との番勝負に挑みます。