二男のチームメイトが練習中怪我をしました。
帰宅してすぐ二男から聞いたので、仲良くさせてもらってるママに、ご迷惑かと思いながらもラインしてみました。
いただいた返事には
鎖骨骨折 全治3か月
とありました。
そして、病院に行く車の中で
「結局のところ、外傷で終わるのか・・・」
とつぶやいたそうです。
彼もうちの二男と同じく、高校サッカーの厳しい現実を叩きつけられ、ずっと一緒に頑張ってきた仲間です。
おそらく、夏での引退を決めているのでしょう。
3か月って言ったら、かなり長いよね…。
どれだけ辛いだろう。悔しいだろう。
本人がいちばん辛いけど、ずっと近くで見守っていたご家族も、どれだけ切ないだろう・・・。
それを思うと、返す言葉が見つかりません。
でもこのご家族は、とても自然に笑顔を取り戻したそうです。
それは
「家族そろってごはんを食べること」。
食欲がないと言っていた彼も、家族が一緒に食卓を囲み、いろんな話をしているうちに、食べ始めたそうです。
スゴイな、素敵だな。このご家族。
私なら、一緒に沈んでいってしまうと思う。
腫れ物に触るような会話をしてしまいそうな気がする。
でも彼にとってはきっと、「ふだんの家族」が心地よかったんだろうな・・・。
そしてやっぱり、家族の真ん中にあるのは、ごはん。
食べることって、人の心を穏やかにするんだね。
お腹がすくとイライラするもんね。
あらためて、食べることの大切さを実感し、自然に支えあえる家族のすばらしさを感じさせてもらいました。
アスリートにとって、ケガはもちろんない方がいい。
でも絶対しないって保証はどこにもない。
ケガをしてしまったとき、それをどう生かすか、ケガの間どう過ごすか。
それによって、その後の復帰のペースも大きく変わって来るんだろうな…。
既に気持ちを切り替えた彼は、酸素ルームに毎日入り、確固たる思いをもって復帰への道を進み始めました。
以前、二男がずっとCチームでもがいていることを愚痴ったとき、ある方に
「ケガでサッカーできない選手よりずっといいよ。」
と言われたことを思い出しました。
あのときはあまりピンとこなかったけど、身近な選手がこんな過酷な現実を突きつけられると、やっとその意味がわかります。
きっと二男もそう思っているでしょう。
月並みな言い方だけど、彼の悔しさを知ったからには、最後までやり切ることと思います。
彼も必ず復帰し、出し切って、みんなで高校サッカーを終わることを信じています❢
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