シンボリックセラピスト齋藤浩美です。
※シンボリックセラピーとの出会いのきっかけとなったうつ病介護の母との生活のお話を書いております。
2007年のお話で、今と少しギャップがありますことをご了承ください<m(__)m>。
某百貨店勤続約40年。家事と仕事を両立し、職場や周りからも明るくて誰からも好かれた母。
そんな母が胃のポリープの発見をきっかけに会社を休み、床に臥（ふ）せるように。
食欲も落ち、人が変わったかのに何も話さなくなり、病院からは「うつ病です。」と診断。
母娘二人のうつ病介護生活が始まりました。
【2016年度版】シンボリックセラピーとの出会いを振り返って・その１
【2016年度版】シンボリックセラピーとの出会いを振り返って・その2 母の異変
【2016年度版】シンボリックセラピーとの出会いを振り返って・その3 母、うつ病と診断される
【2016年度版】シンボリックセラピーとの出会いを振り返ってその４うつ病家族になって
【2016年度版】シンボリックセラピーとの出会いを振り返ってその5 母の保護者になる。
●母がこれ以上何か起きても、支えてあげる手段を探す。
入院が始まり、まず行ったことは、『母がこれ以上何か起きても支えていけるように、対策を考えよう』でした。
具体的には…
・地域の包括支援センターに連絡し、相談する。
・介護認定を受けて、そこから受けることができるサービスを受ける。
・精神科に行って、母が受けることができるサービスを聴く。
でした。
※精神科の場合は、こういうサービスがありますと病院側から教えてもらえない場合もあります。直接聴いた方が早い場合もあります。
そして、うつ病になった原因を知ること。
うつ病は近親者の死亡、人間関係、仕事、健康…人それぞれ様々な心理的な理由（原因）があり発症するため、ここはキチンと知っておくことが大切だと言われました。
体からのだるさや落ち込む＝うつ病？という事も考えられるため、入院の前はレントゲン・採血検査などの結果を持ち込む必要があります。
この地点では、母は『近親者（父）の死』と『仕事』が原因と診断されました。
●初めての面会
入院２週間は、面会謝絶で会うことができませんでした。
普通の病院とは違い、お見舞いに病室を自由に会いに行くことはできないのです。
荷物を預け、看護師・医師の完全看護にお任せをする形になります。
やがて面会謝絶の札が取れ、面会は、一人１５分と決められた場所、時間で行います。
久しぶりに会った母は、『何しに来たの？
』と憎まれ口ですが、少し言葉を話してくれるようになり、少し元気になったなと感じました。
入院する前は、体中の空気が抜けてしまい、車椅子すら何人かの手を借りたりして病院に行っていたので、『大変な状態は抜けたのだな』と安堵しました
。
癒してあげたい気持ちとこのままで終わりたくない気持ち。
当時の私は、『母を癒してあげたい』という気持ちで一杯でした。
※当時は『癒す』という意味をあまり深く考えていませんでした（笑）。
治してあげる・優しく労わるという風にしかとらえていなかったと思います。
申し訳ない
と、ようやく自由になれたのに、こうなるなんて悲しすぎる
という二つの気持ち。
そこから私が母を救うんだ
と使命感のようなものが生まれたのだと思います。
母は私に直接言ったり頼んできたことはありませんでした。
しかしうつ病にふさぎ込む変わり果てた姿を見て、私はそう思う以外なかったのです。
それと同時に『誰かに大丈夫だよ』と言ってほしいなという思いがありました。
今までは母の後ろに隠れていた子が、急に先頭に立って母の命の決断をする立場になったようなものですから、選択・決断の連続に力尽きていました。
入院がキッカケで、私の中でこのままで終わりたくないと言う気持ちも湧いてきました。
オラクルカードとの出会い
母と一緒に暮らしていた頃、時間がある時は自分の想いのままにネット
を観ていました。
当時は『オーラの泉』等のスピリチュアルブーム
。
ネットで検索をしていくうちに、
どうして、こうなったのかキチンと知りたい
もし運命というものがあるのなら私の『人生の目的』って何？
と考えるようになりました。
色々と調べていくうちに…
オラクルカードでメッセージ
を受け取ることができる。
という事を知ります。
もちろん、怪しい
と言う気持ちはありました。
でも、もうこれ以上失うものはないのだし、ダメもとでやってみようと悩みを書いてメール送信しました。
その時のメールの内容が当時の私の背中を押してくれたのがキッカケで、
自分でも読めるようになりたい！
何か変わるかもしれない！
母を癒してあげられるかも知れない！
そんな気持ちのまま、オラクルカードにはまります（笑）。
文章にすると、ものすごく単純なのですが（笑）、もうこれしかないと奮い立たせることでしか自分を守ってあげられなかったのです。
その方のお師匠のオラクルカードのWSが高尾で開催される。
とネット情報を見つけ、もうこれ以上失うものはないのだし、やってみよう！
とドキドキしながら、申込みボタンをクリックしました。
●はるひなたさんとの出会い
そしてWS当日。
何が起きるのかな？オラクルカード読めるかな？とドキドキしながら、高尾ワクワクビレッジ行きのバスに乗りました。
WSの内容は、
世の中には引き寄せの法則があること。
目的を達成するには、色々な方法があること。
数字・同じものをよく見る等のシンクロニシティの意味
オラクルカードを説明書からではなくて、感覚で読むということを学びました。
今では、大分耳慣れた言葉ですが、当時は目に見えない世界って本当に存在しているんだな
と感じたものです。
このWSの主催者は、はるひなたさん。
この時初めてお会いすることになりましたが、これから現在まで長くお世話になるとは その時つゆ知らずでした。