肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ食堂」に乗ってきました。
【1】モーニングは来月3月まで
「おれんじ食堂」は、朝に「モーニング」、昼に「スペシャルランチ」、夜に「サンセット」の1日3便の運行でした。
2024年3月のダイヤ改正後には、利用者が少ない「モーニング」運行がなくなります。
そこで、最後に「モーニング」を利用しようと、乗りに行きました。
同じことを考えていた地元の方々も何人かいて、「モーニング」にしては乗客が多かったです。(10人以上)
九州の観光列車に乗りまくるマニアにとっては、「モーニング」は安くて素敵な観光列車に乗れるのです。そして新八代9:39着なら、その後いろんな観光列車に乗りに行けて、時間の有効利用ができるのです。
今まで乗ったのは「モーニング」3回、夕方の「サンセット」2回で、一番人気の「スペシャルランチ」に乗ったことは無いんです。
【2】朝食の内容
乗車込みで4000円と手ごろな料金ですから、特別に豪華な朝食ではありません。
席に着くと、各種案内が置かれています。
まずはホットコーヒーが出されました。
ミネラルウォーターの隣に、温かいコーヒーです。
悪い癖で、写真を撮っているうちに冷めてしまいましたが。
次に、大きなパンが2個です。
大きめのパンで、腹にたまります。
そして、温かいスープです。
これ、あたたまります。パンに合います。
元気が出る朝食です。
【3】強引にお酒
車内販売の利用回数を決める「マイルール」があります。
★同じ販売員から2回買っても、利用は1回扱い。
★食事つき観光列車は、メインの料理を持ってきた人から1回利用と扱う。
★無料の飲み物は、車内販売の利用回数には含めない。
利用回数を稼ぐため、お酒を注文することにしました。(本末転倒ですけど)
そこで、選んだお酒が「オレンジサンセット」700円です。
おれんじ食堂は、お酒、特にカクテルが充実しています。
映えそうだという単純な理由で決めました。
大将季(デコポン類)と、イモ焼酎が入っていますが、飲みやすいカクテルです。
朝から酒、旅行先だから気兼ねなく楽しめます。
【4】ツルがいた!?
肥薩おれんじ鉄道が走る出水周辺には、ツルが飛来します。
車窓からも、見ることができます。
小さくて分かりにくいかな?
では拡大しました。
これでどうでしょう。
鳥というのは分かりますが、鶴かどうかまではハッキリ分からないですね。
【5】海沿いの景色
肥薩おれんじ鉄道は、海沿いの旧鹿児島本線です。
海のすぐ近くを走る区間があります。
同じ時間帯でも、天気や季節によって海の表情が変わります。
心が洗われるようです。
【6】肥薩線の線路
八代駅が近づきました。
人吉方面からの肥薩線の線路と合流します。
「おれんじ食堂」から撮った肥薩線の線路は、こうなっていました。
(車内の明かりが窓に反射して一部見にくくなっています)
線路の場所に、草が生えています。
夏だったら線路が見えなくなっていそうです。
2020年7月の球磨川の大水害のため、肥薩線の鉄橋が流されて、それ以来列車が走っていないからです。
【7】おもてなしの気持ち
以前から、「おれんじ食堂」のスタッフは、素敵な接客をすると感じていました。
スゴイ人が1人2人いるのではなく、全員が意識が高く、ハズレがないのです。
安定した接客、気分が良いです。
日奈久温泉駅の駅員さんは、駅にいた観光客の方々に旗を渡して、お手振りいただきました。
駅員さんは、列車が発車して遠くに行っても、ずっと大きく手を振っていただきました。
次の写真は、かなりの望遠撮影(正確にはトリミング)です。
【8】今までの朝食
今までに朝食「モーニング」を3回利用しました。
以前は「モーニング」でも高かったのです。
●2015年2月・・10000円
トーストが、とてつもなく美味しくて感激したのを覚えています。
10000円と高いので、料理もそれに見合った品数です。
●2016年8月・・定価9500円(割引で5000円)
熊本地震後の観光振興策があり、定価9500円のモーニングが、ほぼ半額の5000円で利用できました。
このほかにも何皿かの料理が提供されました。
●2020年4月・・4000円
現在とほぼ同じスタイルです。この時に、アテンダントさんの応対に感激して意気投合。
また行きますね、と話をするようになりました。
この後は、「サンセット」を2回乗車しました。
今までの「おれんじ食堂」の記事はこちら↓
今回の九州乗り鉄、「西鉄キッチン」「A列車で行こう」「SL人吉」と続きましたが、あと約4つの記事が続きます。
2日間で、乗りまくりましたから。