引退が近づいている「SL人吉」に乗ることができました。
(↑写真は2016年8月・肥薩線内で)
【1】絶妙な接続に
西鉄の「レールキッチンチクゴ」に乗って、大牟田駅に15:29に着きました。
この後に乗れる観光列車は、久留米から博多までの「ゆふいんの森」だけだと思っていました。
でも、1週間前に、絶好の列車があると気づきました。
「SL人吉」です。
熊本10:58→→大牟田12:26→→鳥栖13:37
鳥栖15:11→→大牟田16:19→→熊本17:33
ドンピシャじゃないですか!
2024年3月に引退する「SL人吉」には、私も何度か肥薩線で乗車したことがあります。
乗れる最後の機会ですし、車内販売もあるわけですから、乗るしかありません。
【2】指定券券売機でキャンセル狙い
とはいっても、3連休の真ん中の2月11日です。
すでに満席で、指定券は買えません。
そこで、JRの駅を通るたびに、指定券券売機でキャンセルが出ていないか、繰り返し確認しました。
幸いにも、JR東日本の指定券券売機で、「SL人吉」の指定券を買うことができます。みどりの窓口が激減している中で、長い列に並ばなくて済みました。
そして、20回近く確認した乗車前日の2月10日、やっとキャンセルが出て、指定券が手に入りました。
乗る区間が半分でも、指定席料金は1680円です。
【3】大牟田駅から乗り込む
大牟田駅に「SL人吉」が来ました。
先頭はDE10のディーゼル機関車です。
下り熊本行は、最後尾が蒸気機関車なのです。
少し離れた西鉄のホームからは、「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」のスタッフの皆さんが、お手振りをしてくれました。
私がSL人吉に乗りますと言ったら、ホームから手を振りますと言ってくれましたが本当でした。
到着して50分間も、大牟田に停車したままとは思えなかったので、驚きました。
(ピンぼけ写真ですみません)
鉄道会社が違っても、手を振ってもらえるのは気分良くなります。
【4】車内販売
「SL人吉」の車内販売は、乗客が販売カウンターに行って、購入する形になります。
3両編成ですから、特に面倒とは感じません。
大牟田駅で乗り込むと、真っ先に販売カウンターに行きました。
途中駅でしたが5~6人の行列ができていて、盛況でした。
5~6人並んでいましたが、並んでいる時はメニュー表が見えません。
すると、前の客が品物を決めたら、後ろの客に渡す『暗黙の了解』ができていました。
私は「鳥栖SL弁当」850円を買いました。
これを熊本からの新幹線「つばめ」車内で、いただきました。
満席のボックスシートでは食べにくかったですし、西鉄「レールキッチン」で食事をして時間が経っていないので、あとにしたわけです。
【5】熊本駅に到着
終点の熊本駅に到着しました。
最後に降りて、何枚かパパッと車内を撮りました。
皮のシートは、座り心地は悪くないのですが、テーブルが付いていてもやはりボックスシートです。
正面に人がいると、あまり快適とは言えません。
車端の展望室です。
機関車が付いていない最後尾のほうが人気があるようです。
この展望室では、アテンダントさんが子ども向けに、帽子と鉄道員の服を着て写真を撮る案内をしていました。
これ、記念になりますね。
【6】以前の車両
参考までに2016年8月に乗った時の空いていた時の写真を4枚並べます。
テーブルはついていますが、4人掛けボックスシートが基本です。
他の観光列車ほど、ゆったりはしていません。少し窮屈でしょうか。
展望ラウンジです。
先頭には小さい椅子、鉄道マニアでなく子どもに座らせる意図ですね。
ビュッフェ(売店)があります。
販売する品は、ずいぶん変わっています。
●2014年3月に乗った記事↓
●2016年8月に乗った記事↓