2日前に急に仕事が休みになって、 乗り鉄に出かけた話。
前回は「四国まんなか千年ものがたり」に乗車して降りるまで。
今回は、次に乗った「志国土佐時代の夜明けのものがたり」の話。
【1】夜明けのものがたりに乗車
「志国土佐時代の夜明けのものがたり」は、2020年7月に運行開始したJR四国の観光列車です。
高知駅から窪川までの土讃線を走り、土佐流のおもてなしが人気です。
私が乗った特急「あしずり」が、始発駅の窪川に14:53に到着しました。
ホームの反対側には、折り返し「開花の抄」になる「夜明けのものがたり」が停まっています。
(↑写真は土佐久礼駅に停まる「夜明けのものがたり」)
見送りに来てくれた観光協会の方に挨拶して、乗り込みます。
素敵な車内です。
特急料金・グリーン料金はかかりますが、100km以内の距離です。
2時間40分乗れて料金は2500円プラス運賃と、高くはありません。
「夜明けのものがたり」の指定券は、前日に購入しました。
2日間乗るなら、JR四国に乗り放題の切符を探しますが、1日だけですから普通の乗車券利用です。
車両の詳細はこちら↓
【2】土佐久礼駅でハランボ
窪川駅を15:13に発車。
15:34に土佐久礼(とさくれ)駅に着きます。
ここでは地元の特産品を販売しています。
カツオの希少部位を使った「ハランボ串」750円です。
10日ほど保存が効くようになったので、帰りの新幹線の車内でビールと共にいただきました。
この日は平日ということもあり、47席のうち乗車率が60%程度で空席も目立ちました。
手間がかかる割には利益は少ない気がしますが、毎回販売とお手振りに来てくれる地元の方に感謝です。
【3】日高村のトマトソースパスタ
前日に指定券を確保したため、食事の予約はできませんでした。
そこで、腹の足しになる品を頼みました。
「日高村のトマトソースパスタ」1000円です。
日高村特産の甘いシュガートマトを使用したパスタです。
前回注文して美味かったので、今回も頼みました。
唯一の難点は、人気の品で、頼んでから時間がかかることです。
ちょうど土佐久礼駅に降りてハランボを買いに行った際にパスタができたため、若干冷めてしまいました。
とはいえ、人気の品ですから、私の買い物の時間に合わせたら、次の客のパスタ完成が更に遅れそうですから、仕方ないですね。アツアツでなくても美味いです。
一緒に頼んだのは、「梅酒ソーダ割」です。カップがカッコイイです。
【4】晴れた安和駅
海の近くの安和駅に3分ほど停車します。
下りの「立志の抄」ではホームに降りられますが、上り「開花の抄」は車内から眺めるだけです。
ホームに降りたら、こんな感じで列車と海が写真に納まります。
(2020年7月撮影↓)
【5】須崎駅「19分間劇場」
途中の須崎駅では、19分間も停車します。
単線区間のため、上り「あしずり12号」に追い抜かれる等のダイヤ上の制約です。
ただし、せっかくのこの機会を、歓迎して出迎えようと地元の須崎婦人会が中心になって盛り上げてくれます。
この日は、定番の踊り等で「おもてなし」です。
この日の「夜明けのものがたり」は、「千年ものがたり」と同じく、何度も繰り返して乗るリピーターは私だけだったようです。何も知らない乗客は、イキナリ混ざって踊るとは思えません。
そこで、私が切り込み隊長になって、1人目の参加者になりました。
あとから、更に3人加わってくれて助かりました(^^)/
いい歳をしたオヤジにも、ハロウィンのお菓子もいただきました。
【6】スイーツセット
お土産の車内販売のワゴンが来ました。
いろいろな品が載っています。
「夜明けのものがたり」に乗ったのは11回目(14本目)で、主な品はすでに購入済みです。
そこで、一緒に抱えていた「スイーツ」を頼みました。
アイスコーヒーとモンブランのセットです。
参考までに2022年10月現在のメニューです↓
「かつおデニッシュ」は下り「立志の抄」で完売していました。
こちらも食べたかったので残念です。まだ食べに行きますけど(^^♪
【7】沿線からのお手振り
沿線からのお手振りがありました。
私は多くの観光列車に乗ってきましたが、「夜明けのものがたり」のお手振りは日本一だと思っています。
詳細はこちら↓
佐川駅を発車してすぐの橋で、旗を振ってくれました↓
日高村の踏切で、お手振りです。↓
ここでは徐行してくれます。
仁淀川の土手でも多くの人が歓迎してくれました。↓
小さい子が多いと、手を振りたくなるんです。
【8】銀河鉄道999
私が乗車した日は、10月31日です。
ハロウィンの日なのです。
ドンピシャだったのが、銀河鉄道999のコスプレをしたお二人です。
本来は、日高村の日下駅で、「お手振り」や「トマトの神様のダンス」等をして歓迎してくれる方々です。
前回、7月に日下駅でお手振りしに行った際に、私にも温かく接してくれました。
ところがこの日は、3か所に来てくれました。
★始発の窪川駅まで出向いてくれました。
★須崎の19分間劇場にも来てくれました。
★そして地元の日下駅でお手振りです。
(更に詳しいツイッターはこちら)
「車掌さん」と「メーテル(ミャーテル)さん」に大感謝です。
【9】高知に到着
色々楽しんで、終点の高知に到着しました。
満足感がいっぱいでした。
景色・車両・食事も素敵ですが、やはり地元の方からの歓迎が素晴らしいです。
何度も乗りに行こうという原動力になります。
「夜明けのものがたり」は、地元の方々からのお手振り・歓迎が圧倒的に凄いのです。
別に優劣はありませんが「伊予灘ものがたり」のお手振りは、秩序正しく大人しいお手振りなのに対して、「夜明けのものがたり」は豪快さと驚きがあるのです。
(実は「また来ましたよ(^^♪」と私が挨拶できるアテンダントさんは、「夜明け」には1人しかいません。2017に「千年ものがたり」のアテンダントになって以来ですから、配置転換で異動したら1人もいなくなります。ますます地元の方々の比重が強くなりそうです)
今までの「夜明けのものがたり」の記事はこちら↓
高知駅に着いてから、寄り道しながら帰る話は、また次回。