国鉄時代は、全国で同じ色の列車が走っていました。
国鉄色と言われる塗色の列車です。
現在は「JR各社」、それぞれの「私鉄・第三セクター」で、独自の色の列車が走っています。
今回は「赤い観光列車」「赤い特急」です。
やや強引ですが、車両が赤い列車をまとめました。
★水戸岡車両★
【1】ことこと列車(平成筑豊鉄道)
福岡県の第三セクター「平成筑豊鉄道」のレストラン列車です。接客応対が親身なのが大きな魅力です。
水戸岡鋭治氏デザインの車両は、3年経ってもピカピカに輝いた赤です。
【2】ながら(長良川鉄道)
同じく水戸岡デザインの車両です。岐阜県の長良川流域を走ります。
やや濃い赤で、高級感があります。
【3】いさぶろう・しんぺい(JR九州)
現在は水害で不通になっている肥薩線の人吉付近を走ります。
【4】あかまつ(京都丹後鉄道)
京都府北部を走る第三セクターの京都丹後鉄道。指定券の追加だけで乗れる観光列車が「あかまつ」です。
「あおまつ」「くろまつ」と同じ水戸岡車両です。
【5】富士山ビュー特急(富士急行)
山梨県の富士急行線にも、水戸岡鋭治氏がデザインした観光列車が走っています。
「富士山ビュー特急」は、御殿場線の特急あさぎりをリニューアルした車両です。
【6】おもちゃ電車(和歌山電鉄)
以前は、和歌山電鉄に「おもちゃ電車」が走っていました。
現在は「たま電車ミュージアム号」にリニューアルされ、別の電車になりました。
水戸岡デザインの6つの車両ですが、同じ赤系統の塗色でも、少しずつ違った赤になっていると思います。
光の加減も大きいのでしょうけど、微妙に番うと感じます。
★JR四国★
JR四国の観光列車にも、赤があります。
【7】四国まんなか千年ものがたり
「四国まんなか千年ものがたり」は、3両それぞれ色が変わっています。その3号車は「秋彩(あきみのり)の章」の赤い塗色をしています。紅葉の赤ですね。
【8】伊予灘ものがたり
2022年4月に走り始めた2代目「伊予灘ものがたり」、1号車は赤い車両「茜の章」です。
伊予灘を染めてゆく夕焼け空を思わせる茜色の車両と説明されています。
【9】南風アンパンマン
JR四国の気動車特急「南風」は、赤いアンパンマン車両と黄色いアンパンマン車両があります。
新型車両は、充電コンセントもあって、快適に乗ることができます。
★流線形★
【10】GSE 70000系(小田急)
最新の 小田急ロマンスカーGSE、赤い特急列車です。
展望席は特に人気ですが、直前でも席が確保できる時もあります。
【11】リゾート21「キンメ電車」(伊豆急行)
伊豆急行のリゾート21は、乗車券だけで乗れる乗り得な列車です。
海に向かった座席や先頭の展望席など、観光客を意識した車内となっています。
現在は、赤い「キンメ電車」の他に、黒い「黒船電車」も走っています。
【12】ひのとり(近鉄)
近鉄の最新特急「ひのとり」は、大阪難波と名古屋の間を走ります。
豪華な車内の割には新幹線より安いのが魅力です。
★いろいろな赤★
【13】めでたいでんしゃ「なな」(南海)
南海の加太線を走る「めでたいでんしゃ」も、赤い車両です。
魚の鯛の形をした楽しい車両です。
【14】AIZU MOUNT EXPRESS(会津鉄道)
会津鉄道の「マウントエクスプレス」は、別料金無しで乗車できます。
リクライニングシートで、弁当を置けるテーブルも引き出せる豪華な車両です。
(現在は車内販売は基本的にありません。)
【15】雪月花(えちごトキめき鉄道)
えちごトキめき鉄道の雪月花、人気のレストラン列車です。
観光列車の多くは、10年20年と使った旧型車両を改造したものですが、雪月花は新しく作った列車です。
そのため窓が大きくできるなど多くのメリットがあります。
【16】箱根登山鉄道
箱根湯本から走っている箱根登山鉄道も、赤い車両です。
観光客が多く利用していて、新しく快適な車両も走っています。
【17】花嫁のれん(JR西日本)
石川県の七尾線を走る「花嫁のれん」、装飾も派手ですが赤い車両です。
金色の部分は多くはありませんが、華やかな車両です。
【18】おかでんチャギントン(両備)
岡山市を走る路面電車チャギントン。
ラッピングだけでなく、車両の形から丸ごとチャギントンですから大迫力です。
赤い車両がウィルソンですね。
【19】○○のはなし(JR西日本)
山口県の山陰線を走る「○○のはなし」は、2両編成で、そのうち1両が赤い車両です。
【20】九州横断特急(JR九州)
この特急も赤い気動車です。
雰囲気が「伊予灘ものがたり」に似ているのは、185系だからでしょう。
【21】京浜急行
やや強引ですが、料金不要特急の京浜急行も入れました。
やはり赤い車両の代表が京浜急行ですから。
(写真は北総線に乗り入れている成田空港行きアクセス特急)
名鉄は、いつでも撮れると思って油断していて、写真が無かったのです。
本来は、赤い車両を並べて、何か傾向のようなものを分析しようと思っていました。
でも、ハッキリした傾向は出せませんでした。
強引な結論は「赤い車両は色々あって多いなあ」ということくらいです。
失礼しましたあ~。