近鉄の「ひのとり」に乗ってきました。
昨年2020年9月に乗り、さらに東海道新幹線に乗りまくったこの初夏に、乗ってきました。
【1】「ひのとり」とは?
近鉄の特急「ひのとり」は、大阪難波と名古屋を最速2時間5分で結びます。
新しいデザインのカッコイイ列車です。(6両編成の他に8両編成もあります)
【2】赤い車体
「ひのとり」は先頭が流線形です。
曲面ですので、見る角度によって印象が変わります。
【3】レギュラー車両の座席
6両編成の「ひのとり」ですが、中央の2号車から5号車はレギュラー車両(普通車)です。
リクライニングシートの4列座席です。
新型車両だけあって、美しいです。
座席を横から見ると、特色が分かります↑。
レギュラー車両でも、バックシェルを導入しています。
前の座席の客がリクライニングして座席を倒しても、後ろの客への圧迫感がないのです。
座席を倒すときに、後ろの客を気にしなくてよいのは非常にポイント高いです。
電源のコンセントも使えます。
先頭の席は、新幹線と同様に大きめのテーブルがついています。
扉の上には、停車駅などを表示する液晶パネルがついています。
これだけの設備なので、レギュラーシートでも若干割高です。
大阪難波から名古屋まで乗る場合、運賃2410円の他に特急料金が必要ですが、
一般の特急は1930円増しです。「ひのとり」はさらに200円必要になります。
ですが、設備の豪華さ・快適さを考えると200円増しは安いと感じます。
【4】プレミアム車両の座席
先頭と最後部の車両は、グリーン車に相当するプレミアム車両です。
レギュラーシートと比べると700円増しになります(大阪難波~名古屋の場合)
1+2の3列シートになっていて、ゆったりとした座り心地です。
バックシェルはプレミアム車両にも、当然導入されています。
もともと前の座席との間隔(シートピッチ)は広いですが、後ろを気にしなくて倒せるという気持ちの面で楽です。
2020年9月に取った座席の写真です↓。
「ひじかけ」からテーブルを出して広げた状態です。
最大にリクライニングした状態が次の写真です。
かなり大きく座席を倒すことができます。
さらに電動のレッグレストもあり、足を伸ばしやすくなっています。
もちろんコンセントから電源を取れます。
操作パネルです。
リクライニングは電動です。N700Aのグリーン車のようなライトもついています。
ヒーターもついていますから冬は良いでしょうね。
日差しを避けるためのブラインドは、電動で上下できます。
この日は暑かったですが、下の写真の空調の吹き出し口を動かしてみました。
すると顔に冷風が当たって、かなり涼しく感じました。小さな装置ですが案外使えます。
「サンライズ」のノビノビ座席で向きを変えて涼しく感じた以来です。
コーヒーなどを置く小さなテーブルがあります。
そして隣にドリンクホルダーです。カーブで飲み物が揺れ動くことを考えると有難い設備です。
【5】車内の設備
★大型ディスプレイ
ディスプレイは2画面でキレイです。
乗り換えの案内が3本も並ぶのは丁寧です。
★多目的ベンチ
ロッカーの前に、様々な用途に使えるベンチスペースがあります。
全車指定ですから、座れなくて利用する人はいないでしょうが、いろいろ使えます。
★ロッカー
大きめの荷物を収納するロッカーです。「しまかぜ」で導入して評判が良かったようです。
★喫煙所
喫煙車はありませんが、喫煙できる小さな部屋があります。
★洗面所
新幹線の洗面所と似ています。
手を近づけると「せっけん」が出てきます。
以前からの近鉄のサービス「おしぼり」も置かれています。
「車内で飲めるコーヒー」や「前面展望」の話は近いうちに。
今までの近鉄の記事は、こちら↓
さきほど、「サンライズ瀬戸」で東京駅を出発しました。
土曜は高知で、日曜は愛媛で「お手振り」です。
台風さん、進路変えて直撃しないよね。