久々にブログを再開です。

暮れに寺泊に行って来ました。マスコミなどで盛んに宣伝されている寺泊ですが、どんなものかと思っても、行ってみなければわからないと言うことで、申し込んで行くことになったのです。どんな旅になったのでしょうか.

表題からして変だと思いますが、それがこの旅行だったのです。


1泊2日の日帰旅行


     


横浜 → 新潟ふるさと村


  三条燕ファクトリーアウトレット

   → 寺泊 上信越道 → 横浜






 2013年12月15日(日)





始めに

毎年、年末になるとテレビはアメ横と寺泊買い物ツアーを放送している。その混雑ぶりを見ると何となく心が刺激され、一度行ってみたい気持ちになっていた。特に寺泊は日本海側の小さな港町なのに、どうしてこんなに取り上げられるのだろうか。もし機会があったら、是非行ってみたいし、行かなければ話にもならないと思っていた。

新聞やパンフレットには、それらしい記事も載っていたので、旅行社のホームページを見ると、JTBは年末の25日にその旅行を催行する。阪急交通は15日に催行するとでていたので申し込んでみた。

今時の日本海といえば、雪。そうなると、気になるのは日本海側の天気予報と、天気図の気圧配置だ。テレビを見ると、どの放送局のお天気姉さんも良くないお話しをしている。「今週末は、冬型の気圧配置が強まり、日本海側は・・・・」。では雪はどのくらい降るのだろうか。その量が多いとは分かっていても想像が付かない。なにしろ、日本海側と太平洋側の分水嶺を超えていくわけだから、川端康成ではないが「国境のトンネルを抜けるとそこは雪国であった・・・・」を地でいくことになるのだ。

ひょっとしてネットは違うことを言っている、などと淡い気持ちで、天気予報を見ると、新潟付近はいくつもの注意報が出ずっぱりになっているではないか。これじゃあ大丈夫じゃないだろう。でもそのような雪を体験するのも観光だから、着てゆく服や足下をしっかり固める気持ちで準備をすることにした。

着替えは必要ないから、肌着・カラーシャツ・トレーナー・ウィンドブレーカー・ハーフのオーバーコート、下はパンツ・アンダーウェアー・ズボン、ニット帽子・手袋・ネックウォーマー・少し厚手の靴下・防水性の靴で完了。タオル・ビニールガッパ・折りたたみ傘も持っていくことにしよう。

朝早い遠足なので食べ物は、おにぎり6つ・チーズパン・チーズキャンディ・せんべいをリュックに詰め込んでおいた。もちろんカメラ・メモ用紙・筆記具・メガネ・ティッシュ・カギ・若干のお金を忘れてはいけない。

出発

 横浜出発のバス旅行は、横浜駅西口・天理ビル脇が集合場所で、7時出発となっている。JTBならば川崎駅集合だったのだが、その企画は中止となってしまったので残念。そのため朝は5時30分に起床。予定通りに着替えてバナナを1本食べ、6時00分に家を出た。日曜日の早朝ということもあって駅はヒンヤリし、乗客はほとんどない。下りの電車を見ても乗客はまばらだ。やがて9分の電車が入ってきて乗り込むと車両には15名くらいしか乗っていない。12分に川崎着、25分発、35分横浜着でトイレを済ませ西口に向かった。朝早いので西口のエスカレーターは動いていない。階段を上がって下り、まだシャッターが閉まっている西口の地下商店街をまっすぐに進んでいくと、「iina ZEST」という名前のお弁当屋さんが開いていた。

横浜駅西口地下街ZEST 横浜駅西口地下街のZEST

このお店は早朝にここを通る日帰り旅行客や通勤客のために1軒だけ開いている便利なお店だ。味も良く値段も安い。いつもここで食料を調達していくので、今回は、サンドイッチと助六寿司を購入。

それをぶら下げて、天理ビルという案内表示のある階段を上がり6時50分に地上に出ると、そこには何台かのバスが停まっていた。季節も12月で観光シーズンを過ぎているためか、停まっているバスの台数も少ない。阪急交通の人がプレートを持っていたのだが、一般人と紛れてしまいどれがどれだか分からない。はっきりと分かる目印を身につけていてくれると良いのだが・・・。例えば阪急交通はピンクというように色を決め、係はその色の帽子をかぶるか、服を着るかしてくれると助かる。

とにかく受付の人を捜して、チェックをしてもらい座席表をもらってバスに乗り込んだ。


いよいよ出発です。どの旅行でも出発というときは心がうきうきするものです。それが帰ってからもしていると良いのですが、そうはいかないのが残念です。






 新潟ふるさと村の海鮮ミニ丼     三条燕の洋食器アウトレット

 海鮮ミニ丼      洋食器のアウトレット  


              日本海のブリ 寺泊のブリ



世の中には、頭のいい人がいるものだ。でもこのような商売が大手を振ってまかり通っている日本というのもおもしろい国だ。明らかな詐欺商法でありながら、警察は手を出せないのだから。



ビーナス宝石異聞

 修禅寺旅行なのになぜ横浜の「ビーナス宝石」に90分も立ち寄らなければならないのか?これは一緒に行った人たちの偽らざる気持ちだ。そこで調べてみた。

「ビーナス宝石」の場所を調べると、その建物は「株式会社トニワン」という兵庫県の会社の所有物になっていた。資本金は1000万円程度の会社だ。

すると横浜のその建物では、分かる範囲で次の名前の会社がいたことが分かった。

「宝石市場」

「オパールミュージアム」

「ワ-ルドダイヤモンド」

「ビーナス」(2013年)

これらは、全く同じところで、名前を変えて同じ商売をしていたのだ。

そう、磁気ネックレスの販売だ。

ビーナスの説明員「林」さんは、「ブリリアンスインターナショナルジャパン」(以下ブリリアンス)という社名を出していたが、この会社の本社は東京の台東区にある。

そして、「ブリリアンス」は「桑山」という台東区にある株式会社の子会社になっている。また、「ブリリアンス」の支店が佐賀県の「トニワン鳥栖店」の300mほどのところに「ビーナス」という名前とともにある。これらの会社の業務内容は全て宝石の輸入加工販売となっていた。「桑山」はモデルとして、松嶋菜々子、剛力彩芽、ベッキーなどをあげているがこれらの名前と写真は「ビーナス」のあちこちでも使われていたので、これらの会社が系列であることが分かる。

そして「ブリリアンス」の支店は横浜・小牧・西宮・鳥栖にあり、横浜・鳥栖では「ビーナス」、小牧・西宮では「オパールミュージアム」という名前で営業をしている。

2013年、横浜は「ビーナス」だが、以前は「オパールミュージアム」とも言っていた。

株式会社ホリデー

 「ホリデー」は「フォーラムニジュウイチ」の旅行部門から切り離され、大阪に本社を置いて旅行業の認可を大阪府から受けている。そして、「フォーラムニジュウイチ」(大阪・福岡)「ジェイ・エフ・ジー」(東京・名古屋)が無料旅行の企画をし「ホリデー」(大阪・名古屋・東京・福岡)が旅行を実施、という分担のようだ。

「ホリデー」のビジネススタイルは次の通りだという。

1)企業に「日帰り無料旅行」の企画を持ち込む。或いは独自に募集する。

2)企業は一切の経費を負担しないで、応募抽選をする。(抽選作業もホリデーか?)

3)当選者は40~60歳の女性で1名。同伴者は有料(6000円~1万円)。

4)日程に、宝石店等を組み込む。

5)観光は出来るだけ短時間にし、時間調整をして宝石店の90分を確保する。

6)昼食などは出来るだけ安いものにする。

このような「日帰り無料旅行」の企画は、関東から西日本にかけて東京、名古屋、大阪、福岡の4つの地域を中心に行われている。

「ホリデー」をインターネットで調べると、様々な人が書いているので面白い。いろいろ見ていると批判的に書いている人は参加者、好意的に書いている人は会社の人だろう。

大阪(西宮)、名古屋(小牧)、東京(横浜)、福岡(鳥栖)

ホリデー関係の会社とビーナス関係の会社を比べてみると、似ているところが多い。

本社支社がいずれも、大阪(西宮)、名古屋(小牧)、東京(横浜)、福岡(鳥栖)にあるのだ。ビーナス系の店舗(倉庫?)は4カ所とも高速インターチェンジを下りてすぐの工業団地の中にあり、これと類似しているのが、「トニワン」という会社で、その本店支店は西宮・横浜・鳥栖にある。

関東の場合、「ホリデー」は「トニワン」の建物に入っている「ビーナス」に連れて行き、

九州の場合、「トニワン」のそばにある「ブリリアント」と「ビーナス」に連れて行くようだ。

ところで、トニワンと聞いたら「21」と気づくだろうか。

21=トゥウェンティーワン=トゥウェニーワン=トニーワン=トニワンとなる。

以前アメリカ人に24のことを「トニフォー」と言われたことを思い出したのだ。

「ホリデー」の母体は大阪の「フォーラムニジュウイチ」で、これに奇妙に一致している。そして、「フォーラムニジュウイチ」は大阪・福岡、関連会社の「ジェイ・エフ・ジー」は東京・名古屋に会社がある。

そして、この4カ所を中心にして、今回のような「無料日帰り旅行」が行われている。

ただ、「ブリリアンス」の親会社みたいな「桑山」という会社が分からない。これらの関係をどう判断するかは、この文を読んだ人に任せたい。

ところで、あの高価な磁気ネックレスは誰がどこで作っているのだろうか。中国あたりだろうか。

名前の出てきた会社の位置関係

 次の関係にあるようだが、それ以上のことは分からない。

左側は「宝石(磁気ネックレス)」関係、右側は「日帰り無料旅行」関係でそれを繋ぐのがトニワンということになるだろう。



ブリリアントインターナショナルジャパン




桑山


「宝石(磁気ネックレス)」関係    「日帰り無料旅行」関係




ビーナス         トニワン  フォーラムニジュウイチ


ワールドダイヤモンド

オパールミュージアム等

                   ジェイ・エフ・ジー





                   ホリデー


イトーヨーカドー

 今回の「無料日帰り旅行」は、イトーヨーカドーで行われたものだ。誰しもイトーヨーカドーが関係している印象を持っているが、どうもそうではないようだ。

ホリデーはこのような無料日帰り旅行の企画をあちこちで展開している。企業はほとんど費用を負担しないで、宣伝になるからこの企画を行うのだろうが、中身には大きな問題があるようだ。

一般にはその企業(今回はイトーヨーカドー)が責任を持っていると思う人がいることは事実なので、イトーヨーカドーにしてみれば企業イメージに大きな傷が付くのではないだろうか。イトーヨーカドーは大きな企業であり、店舗は清潔でおしゃれで綺麗なイメージだが、中身はホリデーやビーナス程度だと思われてしまうかもしれない。

なんかダーティーな、うさんくさい気持ちが残る企画だった。



全国のデパート・スーパーなどは、この商売に軒先を貸して信用を与えている。

だから、これらのデパート・スーパーなども同じ穴のムジナということになるのだろう。



これで私の旅行ネタは尽きてしまいました。

現在次の旅行記を作成していますが、それが完成するまでしばらくかかりますので、それまでこのブログを書くことができません。

1ヶ月ほどお休みいたします。

     

 

そうです。ここの本当の目的は磁気ネックレスの販売だったのです。磁気ネックレスの製造原価はどう考えたって、数百円の物でしょう。それを、数十万円で売るのですから、ひとつ売れれば大もうけです。

 

磁気ネックレス販売
 2階へ上がると、入ってすぐのところに100万円単位のルビー等のネックレスや指輪が陳列されている。もちろんモデルは松嶋菜々子や檀れいなどの美人タレントだ。そこはみんな見ているだけで通過。
次には、100万円を切る品物が並んでいる、次には50万円くらいのものが並んでいる、次には20万~30万円くらいのものが並んでいる。次には10万円を切るものが並んでいる。そのように並べられているところを通過すると次に目的の磁気ネックレスが並んでいる。価格を見ると4000円くらいと書いてある。ところがその次に×48と書いてあるのだ。実は20万円くらいのものだが、48で割ればそのくらいになる。“4~5000円だったら私でも買える。“と誰でも思うところだ。そして誰でも身体のどこかに痛みを抱えている。そこが目の付け所だ。この一連の仕組まれた流れに乗った人はこのネックレスを買うことになるだろう。
商談用のテーブルが7つほど用意されていただろうか。そのほとんどに客が座り店員が相手をしている。こちらはそのようなものには興味がなく、その販売方法に興味があるので実に面白かった。
トイレを済ませて、1階に降りたときは、まだ5時00分だったが、そのうちに同行者がゾロゾロ降りてきて、待つほどに5時30分近くにバスが来たので乗車し、出発。

 川崎
 バスはすぐに上川井から保土ヶ谷バイパスに乗り、それほどの渋滞もなく横浜新道を経由して横羽線に入った。 

その間に添乗員の廣岡さんが「皆さん、今回の旅行につきまして、アンケートにご協力して下さい。」ということで用紙が配られてきた。適当に書いて提出。5時55分に浅田から一般道におり、朝来た道を戻る形で川崎駅東口に到着したのは6時15分だった。このような旅行にしては到着が早いが、それもビーナスという女神のおかげなのかもしれない。ビーナスという会社を調べてみよう。帰る途中の食堂で晩ご飯を食べ、家に着いた時は7時30分になっていた。何か変な旅行だった。

 

家に帰ってから、この商売の仕組みに興味がわき、ネットで調べてみることにしました。
するとそこには、おもしろい仕組みがあったのです。

それではこれから、今回の旅行に仕組まれた本当のイベントが始まります。

ネットの中では、同じような話したたくさんアップされていますので、経験された方は、この後このブログに出てくる会社名を検索してみてください。

調べてみるとなかなか面白い会社の数々です。

ただ、写真撮影が禁止されていましたので、文字だけになります。

ビーナス宝石

 入口からロビーに入ると、シールとアメとチェックカードを配られた。

1階にはガラス張りの工房が作られており、一応職人らしき人が何かの作業をしていたが、特にこれといって何かをしている様子は見られない。ガラスの中には、よく見えるところに紫水晶(アメジスト)が置かれているので「アメを配ってアメジストとはシャレか?」というと同行者も笑ってしまった。すると、「館内での写真撮影は禁止とさせて頂きます。」といわれ、案内されて狭い階段を登り、中2階の小ホールに連れて行かれた。そこには40脚ほどの、きわめて座り心地の悪い椅子があった。

つかみ

 4時05分に皆さんが座り終えると、説明する人が出てきた。「ようこそおいで下さいました。私は林と申します。」といってからクイズを始めた。「1月の誕生石は」「7月のは」とクイズを出し、誰かが答えるとフェイスシートやロウソクなどのプレゼントを渡していた。これが「つかみ」だろう。

4時12分になると、いよいよ本題に一歩近づいてきた。カタカナ言葉をたくさんちりばめて聞いている人の心を宝石の方向に向かわせ始めた。日本人はカタカナ言葉を使うとレベルが高いと思っている。しかし自分は、カタカナ言葉の意味が分からない。分からないと言うと恥をかくから分かったような顔をしてしまう。するとそれを使って話している説明員は自分より優秀な人間だと思えるようになってくる。ところが客はそのような分からない話しにはすぐに飽きてしまう。すると、「皆さん結婚30周年を何婚といいますか?」と質問をする。答えられない。「パール婚といいます。」これで、さらに説明員の方が頭が良いと思わせる。「今年パール婚の方いらっしゃいますか?」と聞くと「去年がそうだった。」という人がいてプレゼント。「50年だと金婚式、75年だとダイヤモンド婚式ですが、さすがに75年は大変ですね。」といって笑いを取り、前のテーブルに置いてある真珠のネックレスを取り上げた。実はこのネックレスは最初から置いてあり、客はそちらにチラチラと目線を送っていたのだ。客の心理を巧みに利用している。

「真珠はどんなときにも使えますから、一つ持っていると何かと便利なものです。白真珠はアコヤ貝、黒真珠は黒蝶貝から取れるのですが天然物ではなかなか良いものがそろいません。」といって、次にルビーのネックレスを見せ始めた。「ビーナスではこのような宝飾品を製造販売していますが、国際的なコンクールでは何回も入賞しています。松嶋菜々子さん八代亜紀さんがつけているこれらのものがそれでございます。」といって準備してあったパネルを見せる。

遠赤外線と氷の実験

 このころになると皆さんは眠くなるはずだが、うっかり居眠りをすると安定の悪い椅子から落ちてしまうので眠ることは出来ない。

無料のバス旅行できた人間がここで真珠やルビーを買うはずもない。そのうちに本題に入ってきた。「ビーナスでは宝飾品の他にこのようなものも作っています。皆さん遠赤外線というのはご存じですか。遠赤外線というのは体を温めるものとして知られています。これは炭素を高温高圧で、何日もかけてしっかりと固めた板です。中には磁石の素材が入っていまして、遠赤外線を出しています。触っても何も分かりませんので、ここで実験をしてみましょう。」といってガラス、炭素板、炭を前に並べ、その上に氷を1つずつ置いた。すると炭素板の氷が一番早く溶けていく。「皆さんごらんの通り、炭素板の氷が一番早く溶けます。それはこの板から遠赤外線が放出され、氷を溶かしているのです。ビーナスでは、この炭素板から磁気ネックレスも作っているのです。これをつけていますと、この氷のように遠赤外線を身体に受けることが出来ますから様々な症状に効果があるのです。このようなネックレスはここだけでしか求めることが出来ません。店頭販売はしていないのです。この後2階に移動して頂きますが、そこでは展示してありますネックレスなどどれでも試着し放題です。十分にお試し下さい。」ということで4時38分に話しは終了した。

実験は当たり前のことをしているだけだ。ガラスは熱を伝える力が非常に低いから、氷を置いてもなかなか溶けない。しかし炭素板は熱を伝えやすいからすぐに氷は溶け始める。木炭は形が丸く穴が無数に開いているから氷は溶けにくい。遠赤外線なんか関係ないのだ。

これは、一種の催眠商法ではないか。


ビーナス担当者の林さんの話は終了しました。

次はどのように展開していくのでしょうか。

沼津味工房でトイレ休憩をして、いよいよ東名を横浜へ戻ってきます。

これからが今回の日帰り旅行のメインイベントなのですが、参加したメンバーは私を含めて誰もその内容を知らないのです。

沼津味工房

 バスは、伊豆中央道から下田街道を北上し、国道1号線との交差点を左折して、東名高速の沼津インターチェンジに向かっていった。途中富士山は相変わらず雲の中。中伊豆の平野には狩野川がゆったりと蛇行し、アユを釣る人が何人か見える。水田の稲穂も見え始めてきている。暑いといっても秋の気配はしているのだ。

庭のもぐら-沼津味工房  平日の沼津味工房

やがて沼津インターのすぐそばの「沼津味工房」というお土産屋さんに入った。2時04分。「皆さん、ここでトイレを済ませておいて下さい。この後は横浜まで直行するかもしれません。また、お寿司を注文された方は、連絡してありますので、ここでお金と引き替えに受け取って下さい。時間は20分ほどとりますので出発は2時25分になります。」ということでゾロゾロ店の中に入っていった。特にこれといったものもなく、トイレを済ませ14分にバスに戻ってきた。皆さんもほとんど戻ってきたので24分に出発。座席には、よくもこれだけ小さいものがと思える、キンメダイの干物が置かれていた。

ふと前方の網棚を見ると、お土産のビニール袋がいっぱい乗っている。皆さん、どこでこんなにお土産を買ったのだろう。

東名高速

 出発するとすぐに沼津インターから東名高速に乗った。2時27分。東名高速は空いていて快調に走っていく。41分には見覚えがある「御殿場アウトレット」の脇を走っている。沼津からずっと時速100kmで走っているようだ。

神奈川県に入り間もなくすると、添乗員が「皆さん、最後に立ち寄る“ビーナス宝石”から、前のグループとの関係で4時に来てほしいと連絡がありました。このまま行きますとビーナス宝石には早く着きすぎてしまいますので、海老名で休憩をとりたいと思います。」

???それは何だ???

といっている間に海老名サービスエリアに着いてしまった。

「今、3時15分ですから休憩は20分とりたいと思います。ですから出発は3時35分といたします。」

ということで、トイレを済ませバスに戻ってきて35分に出発。

横浜町田インターチェンジで大和バイパス(保土ヶ谷バイパス)に乗り換え、最初の出口の上川井で降りて右折し、八王子街道に入ってすぐのところにある「ビーナス宝石」に到着した。

「皆さん、ここでは90分を予定しています。駐車場の関係でバスを停車させておくことが出来ません。バスをお待ちになる方は1階のロビーでお待ち下さい。1階には乾燥フルーツなども売っておりますので、そこでもお買い物が出来ると思います。バスは時間をみて戻ってきますので、皆様が乗車しましたら5時30分に出発します。」といわれバスを降ろされると、バスはどこかへ行ってしまった。


今回の修禅寺旅行には、みんな何か消化不良の感じがしたのです。

日帰り旅行なのに、4時に横浜に着くのは全くおかしいのです。

でも、それが今回の旅行の仕掛けだったのです。

旅行会社の目的は、これから始まりました。

実は、このブログで伝えたいことはこれからが本番なのです。

伊豆パノラマパークはいいのですが、やはり温泉に入りたかった。

伊豆の国パノラマパーク

 11時30分に「伊豆の国パノラマパーク」の駐車場に到着。「皆さん、このパノラマパークには2時間を予定していますので、出発は13時30分になります。まず、バスを降りるときにロープウェイのチケットを差し上げますので、なくさないようにして下さい。バスを降りますとパノラマパークの方が案内をしてくれますのでそれに付いていって下さい。最初に集合写真を撮ります。その後バイキング式の昼食をとっていただき、各自でロープウェイにお乗り下さい。ロープウェイは10分程度かかりますので、1時15分までには必ず下りのゴンドラに乗るようにして下さい。」ということでバスを降りチケットをもらった。

パノラマパークの人の案内に従ってゾロゾロと歩いていくと、懐かしいひな壇がありそこに並ばされて集合写真を撮影された。1枚1000円だそうだ。帰るときには完成しているというが、誰が買うのだろうか。

すると次に、レストランの人が食堂に案内して席を指定された。このレストランは、観光バスが数十台来ても大丈夫なくらいの座席が用意されているが、この日は平日ということもあってガランとして客はほとんどいない状態だ。どこの観光施設も、シーズン中や休日と平日の客数の差が大きいことが最大の問題なのだ。

係員からバイキングの方法を説明され、1時間の時間制限で食事を始めた。

庭のもぐら-パノラマパーク お寿司 庭のもぐら-パノラマパーク お肉

パノラマパークのバイキングお寿司と肉と野菜

バイキング形式の食事はどうも良くない。根が卑しいからだ。

第1ラウンド。餃子3つ、にぎり寿司9つ(サーモン、エビ、つぶ貝、イカ、しめ鯖)卵焼き2つ。これでお腹は7分目の感じ。お寿司はお腹に入ってふやけるから、この後満腹になるのだが、それをいつも忘れてしまう。

第2ラウンド。ローストビーフ、チャーシュー、付け合わせの野菜、フキとコンニャクの佃煮、野菜のゼリー寄せ。味は良いのだが、途中で満腹感が出てきたので、味はそっちのけでお腹に詰め込むことにした。ちょっときつい。12時08分。

ふと周りを見ると、スウィーツを食べている人の何と多いことか。それも男女を問わずだ。「よく食べられますねえ。」というと「これを食べなければ」とか「こういうときには必ず食べます」等という。皿の上を見ると数種類は持ってきているだろうか。

見ているだけで気持ち悪くなる。

そんな話しをしているうちに、12時30分になったので、席を立つことにした。

伊豆の国パノラマパークロープウェイ

庭のもぐら-ロープウェー乗り場  庭のもぐら-富士山方面の眺望

ロープウェー乗り場    頂上から富士山方面の眺望 

 食事が終わったので、ロープウェイに乗って葛城山の頂上へ行くことにした。ゴンドラ乗り場は2階なので階段を歩いて登ると、搭乗口には数名の人が待っている。

ゴンドラ1台に4人が乗り次々に頂上をめざしていく。やがて順番が来ると埼玉県から来たという若い女性2人と一緒になって、片道1800m、高低差411mの楽しい10分間の旅となった。

このロープウェイは、地元の観光旅館の経営者達が、観光資源として作ったのが最初だったらしいが倒産し、現在は東京の会社がその後を引き受け、改装して運営をしているようだ。

頂上に着くと、そこには展望台があり駿河湾の奥の沼津から富士市辺りがよく見える。手前の山間には戸田だろうか湾がほんのわずか見えている。雲がかかっていなければ富士山が右手に大きく見えるのだが、今日は残念な日だ。葛城山の頂上にはこれといったものは何もない。ただ四方が良く見えるだけだ。そこで中伊豆側の谷を一望して下へ降りることにした。

下山のゴンドラは空いていたので、1台につき2人ずつとなり、1時02分に乗ると10分には地上の人になっていた。

売店を冷やかしてからトイレを済ませ、バスに戻ったのは1時18分。靴下を脱いでくつろいでいるうちに皆さんも戻ってきて、1時31分に出発。

お天気通いので眺望はとてもよかったのですが、写真でわかるとおり、富士山が見えなかったのです。やはり伊豆へ行ったら富士山を満足するまでみたいものです。

修禅寺というお寺は、名前ほど大きくはありませんが由緒のある良いお寺です。


修禅寺
庭のもぐら-修善寺山門  庭のもぐら-手水

修禅寺の山門        手水の水は温泉

庭のもぐら-本堂  本堂

 「頼家の墓」を見てから、坂道を降りて39分に渡月橋へ戻ってくると、その正面が「修禅寺」になっている。

「修禅寺」はそれほど大きなお寺ではないが、その名前が、源氏ゆかりの歴史に彩られているので有名となっている。「修禅寺」の歴史を見ると、弘法大師ゆかりの寺で開山は804年だとされている。その後は鎌倉時代の1250年頃に臨済宗に、1500年過ぎに曹洞宗に改宗して現在に至っている。だから曹洞宗のお寺なのだが、真言宗のお経も上げられているのである。道路から10mほど進むと15段ほどの階段があり、山門はその上に立っている。山門の右側には「曹洞宗福地山修禅萬安禅寺」と書いた門標が懸けられている。山門を入ると右手に手水があるが、ここで流されているのは温泉だった。

飲むことも出来るというので少し口に含んだが、手水が温泉という寺社は初めてだ。短い参道を20mほど進んだところに本堂がある。本堂は130年前の1883年に再建されたものだが、そのころの火災で由緒ある修禅寺という「寺額」が焼失してしまったそうだ。本尊は「大日如来」である。曹洞宗の本尊は本来「釈迦如来」だが、「大日如来」をお祀りしてあるところにこの寺の歴史を感じる。

本堂の前にはハスの花が一対生けられ、ちょうど花を咲かせていたのも風情がある。

本堂向かって左側に進むと狭い竹林と、裏山へ通じている細い道がある。裏山には地元の人たちや有名人の墓地が広く広がり、昔は土葬が行われていた。かつての竹林の一部は寺への道路となっていた。その道の脇には鐘楼がある。10時50分。

独鈷の湯

庭のもぐら-独鈷の湯  独鈷の湯と竹炭饅頭の源泉さん

 「修禅寺」の脇道を降りて温泉街の通りに戻り、右に進むと2軒目にお土産屋の「源泉」さんがある。添乗員さんに紹介されていたので立ち寄ることにした。店の奥にいくとゴマを練り込んだ餡を、竹炭を混ぜた皮で包んだお饅頭を一つくれたのでそれを頬張り、少し店内にいてから通りへ戻った。「源泉」のすぐ前の桂川の中に「独鈷の湯」がある。

その昔、空海がこの地を訪れ、桂川のその辺りを「独鈷」で突くと温泉が湧き出したというのが、「独鈷の湯」の謂われとして残っている。

今は立派な建物があり、入湯料金を取っているが、かつては簡単な屋根とヨシズ張りの囲いがあるだけで、地元民が無料でこの温泉に入っていたという。しかし、1957年の狩野川台風の洪水で「独鈷の湯」は土砂で埋まり、温泉が出なくなってしまったらしい。その後復旧させ、現在の姿になったようだ。近くには足湯のサービス施設も作られていた。

新井旅館・竹林の小径

庭のもぐら-竹林の小径  庭のもぐら-桂橋

竹林の小径         桂橋

庭のもぐら-新井旅館裏手  桂橋からみた新井旅館裏手

 「独鈷の湯」を左に見て桂川沿いの狭い道を歩いていくと、1分ほどで桂橋にたどり着いた。対岸を見ると、そこにはうっそうとした竹林が見える。桂橋の中程に立って右手(川の左岸)を見ると、伊豆の踊子が出てきそうな、小説家が執筆のために逗留していそうな、明治の風情を残した「新井旅館」がある。桂橋を渡ると、そこは「竹林の小径」。路の左右は、よく手入れされた孟宗竹の林になっているが、心なしかその太さが細くなっているような感じだ。かつては直径が20cm程度の竹があったような気がしたのだが。

竹林を吹き抜ける爽やかな風を感じながら通り過ぎると、時計が11時を過ぎていた。

いそぎめにバスに戻らなければならない。

温泉街の通りに出て戻ってくると、そこは「新井旅館」の正面玄関。玄関は今風の構えになっている。「独鈷の湯公園」でトイレを済ませたころには11時10分を過ぎてしまった。

急いでバスに戻らなければならない。途中小走りをしながらようやくバスに着いたときは、11時15分の出発時刻になっていた。もっと遅れてきた人もいて11時19分に出発。修禅寺道路を北上し始めた。



温泉にでも入ってもっとゆったりしたかったのですが、何しろ日帰りで、このあと旅行会社が設定したことがありますので、時間に追われていくのです。

パソコンの調子が悪くて困っていました。ブログを再開致します。


修禅寺は、地名が修善寺でお寺の名前は修禅寺です。

修禅寺

 「皆さん、順調に到着しましたのでここでの観光時間を長くとりたいと思います。50分を予定していましたが、60分といたします。ですから、ここの出発は11時15分と致します。駐車場から「独鈷の湯公園」までは、私がご案内し、そこで周辺の説明をいたします。その後は自由散策になりますので、集合時間にはバスにお戻り下さい。」

ということで、緑の旗を先頭にゾロゾロと修禅寺の温泉街へ入っていった。ここは狩野川の支流桂川が刻んだ細長い谷なので、谷底の平地はほとんどないといっても良いくらいだ。この温泉街は相変わらず道が狭く、バスが入れないどころか、乗用車のすれ違いもやっとという狭さだ。

でもその不便さが、この地域の開発を妨げ、昔の風情を残すことになったのだろう。温泉街を一歩離れたところにはやや大型の現代風のホテルが建っているのだから。

庭のもぐら-菊屋旅館の玄関  庭のもぐら-渡月橋

菊屋旅館の玄関         渡月橋

狭い温泉街の道を歩いていく途中、左手には「菊屋」旅館の格式ある玄関があり、やがて「修禅寺」門前の桂川に架かる渡月橋のたもとに着いた。右手には「修禅寺」の山門、桂川の中には「独鈷の湯」が見える。渡月橋を渡ったところには「独鈷の湯公園」があり、そこで添乗員さんから簡単な説明を受けた。

「皆さん、目の前に「修禅寺」と「独鈷の湯」がありますが、公園の裏手には「指月殿」「源頼家の墓」があります。また新井旅館を過ぎ、桂橋を渡りますとそこには竹林の小径があります。なお、目の前に見えます「源泉」さんにいきますと、竹炭を練り込んだおまんじゅうを一ついただけますのでお立ち寄り下さい。」

ということで解散になった。

指月殿・源頼家の墓

庭のもぐら-頼家の墓  庭のもぐら-指月殿と蓮の花

源頼家の墓           指月殿と蓮の花

 「修禅寺」から見て桂川を渡った対岸の中腹に「指月殿」等があるので、そこへ行ってみることにした。乗用車がやっと通れるような狭い坂道を上っていくと、そこに「指月殿」があった。中には中央に釈迦如来が安置され、その左右には金剛力士が置かれている。向かって左側の金剛力士の右手には「独鈷」が握られている。

「独鈷」とは9世紀始めに中国へ渡った空海(弘法大師)が持ち帰った仏具の一つだ。「独鈷」は邪悪なものを打ち倒す武器の一つで、空海は、その他にも「二鈷」「三鈷」「五鈷」という仏具や「曼陀羅」も最初に持ち帰っている。なぜ、金剛力士像に「独鈷」を持たせているのか、その意味に気づいた人はほとんど見られない。最も、観光協会の人が最近持たせたのだろうから、独鈷だけがいやにキラキラしている。

この「指月殿」は、北条政子が息子の頼家を弔うために作らせたもので、伊豆半島では最古の木造建築になっているという。「指月殿」の前にはハスの鉢植えが一対置かれちょうど開花をしたばかりで、頼家の無念の人生を表しているようで哀れに感じる。

「指月殿」の左隣には「源頼家の墓」があった。

源頼家は、1199年に頼朝の急死により満16歳の若さで、鎌倉幕府の二代将軍になった。しかし、頼朝をかついで武家政権を作り上げた関東の御家人集団だったが、鎌倉将軍の独裁政治には不満を抱いていたようだ。そこで、頼家が将軍になると間もなく幕府の政治は有力御家人13人による合議制に移行してしまった。この後、鎌倉幕府内は御家人間の政治闘争が激しくなり、鎌倉の地は血を血で洗う疑心暗鬼の場所となっていった。

頼家は20歳の半ばから健康に問題が生じ、21歳になったときには危篤状態になっている。そのころ、北条時政は頼家の後ろ盾だった比企義員を謀殺し、政治の実権を握ってしまった。病状が回復した頼家は激怒し、北条時政を討ち取るように命令したが御家人は動かず、逆に時政により伊豆修禅寺に幽閉されてしまった。このころは危ない芽は小さいうちに摘み取ってしまう時代だったので、北条時政は兵を修禅寺に差し向け22歳直前の頼家を風呂場で暗殺してしまった。頼家には子供が5人いたが、いずれも子供をもうけることなく死亡しているので、源氏の直系は絶えてしまったのだ。

また修禅寺には、曾我兄弟の仇討ちがきっかけで頼朝に疑いをもたれた源範頼(頼朝の弟・義経の兄)が暗殺された場所でもあり、その墓所がある。


このあと狹い修善寺の温泉街を急いで歩かなければなりませんでした。

今時の中高年は、国内旅行に行くと休憩地で必ずといって良いほどアイスクリームを食べます。

皆さんたっぷりと脂肪が付いていらっしゃるのに、太る太ると良いながら食べるのはどうしてなのでしょう。


山本食品三島わさび工場

庭のもぐら-山本食品わさび工場  庭のもぐら-アイスを食べる人たち

山本食品三島わさび工場     アイスを食べる人たち

 9時00分に長泉沼津インターチェンジで東名高速を降り「伊豆縦貫自動車道」に入った。08分に右折して、国道1号線に入り数km走ると、懐かしい国道136号線の下田街道との交差点に出た。ある意味ここが伊豆半島への入口のようなものだ。バスは左折して下田街道に入り途中右折して9時24分に山本食品のわさび工場に到着した。

「皆さん、ここでは20分を予定していますので、45分に出発をいたします。お時間を間違えないようにして下さい。」といわれて下車したのだが、それにしても時間が短すぎる。トイレ休憩に立ち寄った感じだ。それでも皆さん、お土産をあさりそれなりに買ってくるからたいしたものだ。気温が徐々に上がり始めているので、ペットボトルを買っている人もいて、46分に集合し出発した。座席には小さなわさび漬けのパックが1つずつ置かれていた。

車内販売 その3

 バスがスタートするとすぐに「皆さん、車内販売のご案内です。」と今日3回目の車内販売が始まった。それにしてもずいぶんとスピード感のある車内販売だ。

「今回ご紹介しますのは、味工房さんのお寿司です。味工房さんのお寿司には「サバの押し寿司」と「アナゴの押し寿司」がございます。なかなか美味しいので人気のお寿司となっております。ここでご注文頂きますとお安くなっておりますが、品物の受け取りは味工房さんで皆様が代金をお支払いになって直接受け取って頂きます。パンフレットを回覧させて頂きますので、ご希望の方は注文票に希望される個数を記入して下さい。」

パンレットを見るとそんなに安いものではない感じがするが、10名以上の人が申し込んでいた。みんなお金持ちなのだろう。押し寿司1本に1000円以上ものお金を出す気には到底なれない。こんなに大量生産されたものが、特別美味しいわけでもないはずだ。

皆さんそんなことは百も承知なのだろうが、たくさんの人が購入するというのはどうしてなのだろう。疑問だ。

修禅寺へ

 添乗員さんの車内販売を上の空で聞いているうちに、バスは「伊豆中央道」に乗り、南へ向かって走り始めた。やがて、今日の昼食場所の「伊豆の国パノラマパーク」の横を通過してから「修禅寺道路」に入り、58分に「江間トンネル800m」を通過し、11時07分には「修禅寺」の大型バス駐車場に到着した。かつては、国道136号線の下田街道をのんびりと時間をかけて進んでいったのだが、いつの間にかこのような高速道路が出来、便利になっていた。しかし便利にはなったが、中伊豆の原木、長岡、韮山、大仁といった歴史上に名前が知られた場所は通りもせず修禅寺に直行なので、「伊豆の踊子」とはいわないまでも、そこには風情は何も感じられない。ベルトコンベアーに乗せられて「ハイどうぞ」「次ハイどうぞ」という感じがしてならない。伊豆の観光地に求めるものが変わったのだろうか。何事もスピードの時代なのだろうか。


下田街道を南下するのが一番情緒があって良いのですが、高速道路はそのようなものはどこかへ吹き飛ばしてしまいます。

下田街道を東海道本線 高速道路を新幹線に置き換えれば同じことを日本中で行っているのです。今度はリニアですか。どうも愚痴が多くなっていけません。

日帰りバス旅行には定番の車内販売です。

買う人がいなくてもツアー会社はどうってことないのですが、買う人がいればそれは僅かでも利益になるのでしょう。


車内販売 その1

 高速道路に乗ると、早速お決まりの車内販売の第1ラウンドが始まった。「皆さん、車内販売のご案内をいたします。三島わさび工房の“クルミ饅頭”でございます。」ということで、お店で買うと2500円くらいの物を、今申し込むと2000円程度で買える。クルミ饅頭は人気があって品切れになることもあるからその時はお許し願いたい。等と言ってパンフレットと申込書が回覧されてきたが、誰も買う人がいなくて、廣岡さん残念。

高速道路

 20分子安、25分横浜駅西口を過ぎて三ツ沢へ向かい、横浜新道を数km走って、30分に国道16号線の保土ヶ谷バイパスに入った。このバイパスは相変わらずの渋滞だ。このバイパスをすんなりと通過したことは人生で一度もないくらいだ。

先月の長野合宿の時には、このバイパスで交通事故が発生したため、東名高速から渋滞が始まっていた。そのため10分程度の距離に1時間以上もかかった苦い経験をしたばかりだ。それでも7時51分に東名高速の横浜町田インターチェンジに到着し、一路三島へ向かうことになった。結構スムーズに流れていた感じがしたが、それでも保土ヶ谷バイパスの10kmを通過するのに20分かかっている。平均時速30kmだからこれを高速道路といえるのだろうか。

東名に乗るとバスは快調に走り始めた。8時02分厚木、10分秦野中井といった調子だ。

ほぼ時速90kmで走っている。「皆さん、そろそろトイレ休憩をとりたいと思います。足柄辺りで出発してから1時間半になりますので、そこのサービスエリアに入ります。」といっている間にバスは足柄サービスエリアに到着した。

庭のもぐら-ツアーのタイトル  バスのフロントガラスにあるプレート

「皆さん、トイレ休憩は15分とります。その後三島まで休憩はございません。尚このバスのナンバーは12です。宮浦観光のバスはチョウチョ柄ですので忘れないで下さい。バスは8時45分に出発します。」

ということで皆さんしっかりと絞り出して、8時45分定刻通りに出発。

車内販売 その2

 足柄サービスエリアを出発すると間もなく2回目の車内販売が始まった。

「皆様、車内販売のご案内です。パノラマパークさんから4種類のお菓子を提供してもらっています。車内でご予約頂きますとお値段が安くなっております。パンフレットを後ろから回覧させて頂きますので、ご希望の方は注文票にご記入下さい。後ほど私の方から注文票を回収致しますので、代金もその時にお預かり致します。」ということでお菓子の車内注文受付が始まった。お菓子を買っても良いけれど、それを食べきる自信もないし、お土産を近くの人に持っていったこともないので、旅先でこのようなお土産類を買うことはほとんどない。でも誰かが注文をしてくれないと、こちらの気持ちがちょっと不安になるのも事実だ。この商売はその辺りの微妙な心理をついたものなのかもしれない。

見ていると、8名(組?)の方がご注文されたので、何となくこちらの心がホッとしているのが不思議だ。


この後、三島から修禅寺に向かいます。