それではこれから、今回の旅行に仕組まれた本当のイベントが始まります。
ネットの中では、同じような話したたくさんアップされていますので、経験された方は、この後このブログに出てくる会社名を検索してみてください。
調べてみるとなかなか面白い会社の数々です。
ただ、写真撮影が禁止されていましたので、文字だけになります。
ビーナス宝石
入口からロビーに入ると、シールとアメとチェックカードを配られた。
1階にはガラス張りの工房が作られており、一応職人らしき人が何かの作業をしていたが、特にこれといって何かをしている様子は見られない。ガラスの中には、よく見えるところに紫水晶(アメジスト)が置かれているので「アメを配ってアメジストとはシャレか?」というと同行者も笑ってしまった。すると、「館内での写真撮影は禁止とさせて頂きます。」といわれ、案内されて狭い階段を登り、中2階の小ホールに連れて行かれた。そこには40脚ほどの、きわめて座り心地の悪い椅子があった。
つかみ
4時05分に皆さんが座り終えると、説明する人が出てきた。「ようこそおいで下さいました。私は林と申します。」といってからクイズを始めた。「1月の誕生石は」「7月のは」とクイズを出し、誰かが答えるとフェイスシートやロウソクなどのプレゼントを渡していた。これが「つかみ」だろう。
4時12分になると、いよいよ本題に一歩近づいてきた。カタカナ言葉をたくさんちりばめて聞いている人の心を宝石の方向に向かわせ始めた。日本人はカタカナ言葉を使うとレベルが高いと思っている。しかし自分は、カタカナ言葉の意味が分からない。分からないと言うと恥をかくから分かったような顔をしてしまう。するとそれを使って話している説明員は自分より優秀な人間だと思えるようになってくる。ところが客はそのような分からない話しにはすぐに飽きてしまう。すると、「皆さん結婚30周年を何婚といいますか?」と質問をする。答えられない。「パール婚といいます。」これで、さらに説明員の方が頭が良いと思わせる。「今年パール婚の方いらっしゃいますか?」と聞くと「去年がそうだった。」という人がいてプレゼント。「50年だと金婚式、75年だとダイヤモンド婚式ですが、さすがに75年は大変ですね。」といって笑いを取り、前のテーブルに置いてある真珠のネックレスを取り上げた。実はこのネックレスは最初から置いてあり、客はそちらにチラチラと目線を送っていたのだ。客の心理を巧みに利用している。
「真珠はどんなときにも使えますから、一つ持っていると何かと便利なものです。白真珠はアコヤ貝、黒真珠は黒蝶貝から取れるのですが天然物ではなかなか良いものがそろいません。」といって、次にルビーのネックレスを見せ始めた。「ビーナスではこのような宝飾品を製造販売していますが、国際的なコンクールでは何回も入賞しています。松嶋菜々子さん八代亜紀さんがつけているこれらのものがそれでございます。」といって準備してあったパネルを見せる。
遠赤外線と氷の実験
このころになると皆さんは眠くなるはずだが、うっかり居眠りをすると安定の悪い椅子から落ちてしまうので眠ることは出来ない。
無料のバス旅行できた人間がここで真珠やルビーを買うはずもない。そのうちに本題に入ってきた。「ビーナスでは宝飾品の他にこのようなものも作っています。皆さん遠赤外線というのはご存じですか。遠赤外線というのは体を温めるものとして知られています。これは炭素を高温高圧で、何日もかけてしっかりと固めた板です。中には磁石の素材が入っていまして、遠赤外線を出しています。触っても何も分かりませんので、ここで実験をしてみましょう。」といってガラス、炭素板、炭を前に並べ、その上に氷を1つずつ置いた。すると炭素板の氷が一番早く溶けていく。「皆さんごらんの通り、炭素板の氷が一番早く溶けます。それはこの板から遠赤外線が放出され、氷を溶かしているのです。ビーナスでは、この炭素板から磁気ネックレスも作っているのです。これをつけていますと、この氷のように遠赤外線を身体に受けることが出来ますから様々な症状に効果があるのです。このようなネックレスはここだけでしか求めることが出来ません。店頭販売はしていないのです。この後2階に移動して頂きますが、そこでは展示してありますネックレスなどどれでも試着し放題です。十分にお試し下さい。」ということで4時38分に話しは終了した。
実験は当たり前のことをしているだけだ。ガラスは熱を伝える力が非常に低いから、氷を置いてもなかなか溶けない。しかし炭素板は熱を伝えやすいからすぐに氷は溶け始める。木炭は形が丸く穴が無数に開いているから氷は溶けにくい。遠赤外線なんか関係ないのだ。
これは、一種の催眠商法ではないか。
ビーナス担当者の林さんの話は終了しました。
次はどのように展開していくのでしょうか。