毎年12月になると発表される「今年の漢字」。

京都の清水寺で盛大に描かれるあれです。(笑) 

 

それに伴い、この時期の面接で聞かれる

「私の今年の漢字」

 

さて、何を選びましょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

本物の声で自分を語り

自分を好きになる人を増やしたい

フリーアナウンサー&就活プロデューサーの内山久美子です。

 

今日もお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

「今年の漢字」とは 

  

 

そもそも、「今年の漢字」とは・・・
日本漢字検定協会が主催しているイベントです。

 

 

その年の世相を表す漢字を募集し、

最も多かった一文字を、

12月12日頃(いいじ、いちじの語呂合わせで漢字の日)に

京都の清水寺で発表しています。

 

 

初回は1995年で、

選ばれた漢字は「震」でした。

 


驚異的な出来事の数々に「震えた」年。

・1月に発生した「阪神・淡路大震災」
・地下鉄サリン事件

・金融機関の崩壊に代表される経済不安、政治不信、

・毒グモ騒動

・大リーグの野茂投手の大活躍に心が「震えた」など

 

…確かに、日本中が「震えた」年でした。

  

 

 

また、過去に同じ漢字が選ばれることもあり

「金」が4回(2000年、2012年、2016年、2021年)

「災」が2回(2004年、2018年)

選出されています。 

 

 

 

 

 

 

「私」の今年の漢字、なにを選ぶ? 
 
 

さて、そんな世相を反映して選ばれる「今年の漢字」に合わせ

この時期のアナウンサー受験の面接で聞かれることがある

「私の今年の漢字」 

 

 

「私の」と聞いていますから、
いわゆる世間でよく使われた漢字ではなく、

あなた独自の「漢字」と「その理由」が聞きたいわけです。

 

 

もちろん、「今年の漢字」に選ばれたものと同じでも構わないのですが、

そこには、是非、あなたならではの理由がほしい所です。

 

 

 

選んだ漢字を通じて、

「あなたという人がどういう人か」

「どういう考え方をする人か」

を確認したいという思いがあるからです。

 

 

 

 

そのため、

 

・ただ単に忙しかったから「忙」

・ただ単に新しいことを始めたから「新」

 

ではもったいないと、個人的には思ってしまいます。

 

 

 

あなたの人柄が分かるように

漢字とともに、そのエピソードも

わかりやすく、印象に残るものが伝えられたらいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

大学2年アナコースの「私の今年の漢字」

 

 

さてそんな中、先日、講師をさせていただいている

法政大学・自主マスコミ講座の2年アナコースの授業で

実際に「私の今年の漢字」を考えて、発表してもらいました。

 

 

 

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おそらく、世間一般では、例えば、以下のような漢字が

語られることが多いのではないかと予想されます。

 

 

 

予想される2022 今年の漢字(発表前)

 

戦=ロシアのウクライナ侵攻

安=急激な円安・安心して住める世の中を

悔=就活やインターンなどで苦戦が続き、後悔ばかりしている。

爽=サッカーW杯の侍ジャパンの活躍

 

 

 

 

そんな上記の内容を踏まえたうえで、

では、今年一年、あなたの身の回りでは何があったか・・・。

 

 

まず大切なのは、

自分の経験の棚卸をすることです。

 

 

 

その中から、

 

●特にインパクトのあったもの、

●印象に残ったもの

●自分にしか言えないエピソードだと思ったもの

 

などの中から、象徴的な漢字を選んでもらい、

その理由とともに発表してもらいました。

 

 

 

 

 

 

語られたエピソード
 

 

発表は皆、工夫をこらして、なかなか興味深いものばかりでした。

 

 

一例をあげますと・・・

 

自分が今年、

 

 

・新たな環境にトライしたこと、

・家族の一員が増えたこと、

・自分の譲れない性格を思い知ったこと

・どはまりした趣味

・今年1年で最もよく食べたもの

 

 

など、学生さんらしい、

楽しいエピソードが次々と語られました。

 

 

 

 

 

 

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グループの他のメンバーの発表も聞き、
こんな視点の選び方もあるんだ!というのも刺激になったようです。
 
 
 
 
ちなみに、優秀者に選ばれたある学生さんの選んだ漢字は「青」。
 
 
《出典》 読売新聞オンライン

 

 
 
サッカーワールドカップにちなんだように一瞬、思いましたが、
そこから展開された彼の意外な「素顔」に爆笑。
 
 
 
選んだ漢字、そのもののインパクトも大事ですが、
やはり、印象に残るのはそのエピソードなんだな~と
多くの学生さんが感じたと思います。
 
 
 
 
 
 
 
「私を●●で表すと」シリーズは、要準備
 
 
 
さて、今回は、年の瀬も迫っていたことから、
「私の今年の漢字」を課題にしましたが、
 
 
この「私を●●で表すと」シリーズは、
マスコミ業界に限らす、一般企業でも、よく面接で聞かれる質問です。
 
 
 
面接で聞かれる「私を●●で例えると」シリーズ
●私を「色」で例えると?
●私を「動物」で例えると?
●私を「漢字一字」で表すと?
 
 
・・・といったところが定番です。


是非、あなたらしい、聞く人が「なるほど!」と思えるエピソードを考えてみてください。
 
 
 
 
 

 

 

 

 

本日のまとめ
 

 

●「私の今年の漢字」 は

 

いわゆる世間でよく使われた漢字ではなく、

あなた独自の「漢字」と「その理由」が聞きたい。

 

 

 

●選ぶ際のヒント

 

自分の経験の棚卸をして

その中から、

 

*特にインパクトのあったもの、

*印象に残ったもの

*自分にしか言えないエピソードだと思ったもの

 

の中から、象徴的な漢字を選ぶと良い

 

 

 

●仮に「今年の漢字」と被っても・・・

 

その年、流行った漢字と同じであっても、

そのエピソードがとても印象深かったり

その人を表すのにとても有効な内容であった場合は、

一概にNGともいえません。

 

 

●要は・・・

 

選んだ「理由」

「エピソード」が大事!

 

 

たかだか、漢字一つであっても、

立派な「自己PR」につながるチャンスになるのだ!ということを頭に入れて

是非、話の広がるものを、考えてみてください。

 

 

 

必要な方のお役に立てたら幸いです。

 

 

 

 

 

フリーアナウンサー

内山久美子
 
 

 
 

 

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