いざベトナムへ!ホーチミン(サイゴン)&コントゥム旅行②プランインターナショナルコミュニティ訪問 | アラサー女一人、マレーシア留学

アラサー女一人、マレーシア留学

元英語嫌いでマレーシア留学することになったアラサー女子のお気楽なブログ。
2023年9月に渡航予定です。マレーシア留学の準備と院生旦那との結婚生活と観劇のことを綴ります。

仕事と電波の都合で休日を中心にいいねさせていただいてます。

いざベトナムへ!ホーチミン(サイゴン)&コントゥム旅行②プランインターナショナルコミュニティ訪問

 

こんにちは!
マレーシアに留学中のゆうなです

今年(2023年)の9月からマレーシアに留学することになったアラサー女子です。大学院修士課程を卒業したため人より就職が遅く、社会人生活もうすぐ3年目の26歳です。元々英語が嫌いだったけど、学生時代の国際交流の経験から一念発起して社会人留学を決意しました!

 

準備とか現地の生活とかを記録して、将来同じように留学する同世代のアラサー女子の方の参考になったらいいなあという気持ちでブログを書いてます。

 

 

 

 

プランインターナショナルのスポンサーシップ

就職してからの4年間、プラン・インターナショナルのスポンサーシップ制度を通じてベトナムのチャイルド、Yちゃんと交流している。

 

 

プラン・インターナショナルはイギリスに本部を置いて世界75カ国以上で国際的に活動するNGOである。

プラン・ジャパンはBecause I am a girlのコマーシャルで知られていて、最近は国内の女の子への支援も行っている。

 

 

私がやっているプラン・スポンサーシップは地域を代表する子ども(プランは女の子の支援で取り上げられることも多いが、男の子のこともある)の成長を通じて、コミュニティを支援するプログラムを応援するという形を取る。昨年プラン・ジャパンの設立から40年という節目の年だった。

 

私のチャイルドとは彼女が3歳から4歳になるあたりで交流をはじめた。まだ彼女が小さいので先生が代筆でお手紙を送ってくれ、時々彼女が色を塗ったらしいぬりえを受け取ったりしているという感じ。それと年に一回「一年の歩み」という詳細な情報が送られてきて、コミュニティの暮らしやチャイルドの新しい写真が送られてくる。

 

また、従来はスポンサーがプラン・ジャパンへ郵送したお手紙それ自体がコミュニティへ送られるのだったが、私はコロナ禍で交流を開始したため、すべてのやりとりはオンラインのお手紙フォームを通じてだった。

 

私のマレーシア渡航直前期にコミュニティ訪問再開についてのお知らせがあり、会社にいながら「ベトナムに行けば会えるんだ!」となんだか感動で泣きそうになったのが思い出される。

 

 

3日目:ホーチミンからベトナム航空でプレイク空港へ

午前中は別のお店(Lebanhmi - Vietnamese Cuisine (Mặt Tiền))でバイン・ミーを食べた後、ホテルで涼んでから空港に向かった。

 

タンソンニャット国際空港の国内ターミナルまでGrabで行き、時間をつぶすことに。空港の目の前にあった、駐車場やタクシー乗り場、その他カフェとかが入ってるビルはあまり見るところがなかったのでさっさと空港の中へ。

マレーシアの国内線でボルネオ島に飛ぶ時もそうだったけど、国内線でもベトナム人はIDカードみたいなやつ、外国人はパスポートを見せる必要があった。

 

搭乗時間を待つ間、リーズナブルかつお腹いっぱいになりそうだったのでフォーを頼む。ここでデザートについてきた黒いお米が入ったヨーグルト(sữa chua nếp cẩm(スア チュア ネップ カム))を食べた。

 

sữa chua nếp cẩm(スア チュア ネップ カム)

 

初めて食べたけど、甘すぎなくて美味しかった!甘酒スイーツみたいな味だった。

ちなみに国内便のターミナルはハノイなどへ向かう日本人団体旅行客から、ローカルサッカーチームの選手団ご一行までいて結構賑わっていた。

 

プレイク空港まではAmazonプライムのidea of youを観てた。アン・ハサウェイとニコラス・ガリツィンが出てるやつだ。最近イギリス英語のリスニング練習と称して、イケメンの後者にハマっている。なお、本人が「誰もちゃんと名前を発音できない」とネタにしていたが、私も毎度わからなくなる。

 

 

3日目:プレイク空港からコントゥム市街地へ

プレイク空港

プレイク空港は小さな空港で、飛行機から降りたら歩いて空港の建物まで歩く。オーストラリアのエアーズロック空港みたいだ。暑さの質が違うけど。

 

 

建物を出たところで、プラン・インターナショナルのスタッフのAさんが名前のボードを持って待っていてくださった。

こんな経験初めて!そしてボードはなんと娘さんが手描きで作ってくれたそう。

 

空港を出たところのパーキングでドライバーのBさんと合流してコントゥムの町に向かった。

ちなみにベトナム中部の移動についてはこちらのYouTubeも参考にさせていただいた。

 

 

 

3日目:コントゥムでお土産探しと夕ご飯

コントゥムまでは1時間くらい車に乗っていたが、明日の予定のこととか、これまでの訪問者の方のエピソードを教えてくださったり、今の語学学校のこととかお話を振ってくださったりしたので、全然飽きなかった。

 

コントゥムにつくと、いくつかお店を回ってチャイルドやコミュニティの方に向けたおみやげの調達をした。

 

あらかじめ用意しておいてもよいのだが、プランの方が訪問先の人数などを把握してくださってるので、それに合わせて購入できたから安心だったかも。

 

サッカーボールを見に行ったスポーツ用品店のお姉さん(26歳と言っていたのでほぼ同い年)が少し日本語を話せて、簡単にお話をしたりもした。

 

買ったものは車に乗せ、Aさんのお誘いで夕食も一緒に食べた。

コントゥムで食べたフォー

明日一緒にコミュニティ訪問をするCさんも仕事終わりに合流してくださって、顔合わせディナーという感じ。

 

ここでもフォーを食べた。ここまで毎食バイン・ミーかフォーばっかり食べてたのだけど、全然飽きないのが面白いところ。

このソースをかけるのだとか、ライムも絞ってみてとかローカル仕様のアレンジも教えていただいた。

 

おなかがいっぱいになったら、コントゥムの街を離れてチャイルドの住むエリアに近い方面のホテルに約1時間かけて移動した。

ホテルのチェックインについては、プランのスタッフがホテルとのやり取りをベトナム語でサポートしてくださったのですごく頼もしかった。

 

ここまで空港から2時間の移動があったのだけれど、明日はさらに片道2時間以上の移動が待っているとのことだ。

 

翌日に備えて早く寝ようと思ったけど、ベトナムに来るまでちょっと準備を怠っていた感じがあり、チャイルドに渡したい折り紙を折ったりとか、当日に受け取ったコミュニティでの活動状況についての資料を読んだりとかしてからの就寝となった。

 

チャイルドにプレゼントする折り紙

 

実際にコミュニティ訪問をする場合に、ここまでいけいけどんどんで来ることもないかもしれないけど、訪問日は一日がかりになるので、体力を残しておくためにも準備はあらかじめ整えておくべきである。

 

 

4日目:早朝にコミュニティへ移動

チャイルドの住むコミュニティの一つに向けて出発したのは朝の7時。ホテルに朝ご飯がついていなくて(注文もできたんだけど、)プランのAさん、Cさん、そしてドライバーのBさんと朝ご飯もともにさせていただくことになった。

 

もはや名前がわからないけど昨日のフォーとは違うお米系ヌードルをいただいた。ここにプランのコントゥム事務所のマネージャーの方も来てくださりご挨拶させていただいた。

 

ここから2時間のドライブが始まる。最初は工事などをしているところもあってガタガタしたが、ドライバーBさんは山道ドライブのプロだとのことで、全然酔わなかった。

 

 

 

コミュニティまでの風景

道の途中ではお米やキャッサバを育てているという田園風景が続いた。時々田畑を耕すために飼われているという水牛さんたちの移動にも出会った。

 

水牛の群れ

 

 

4日目:コミュニティに到着!中学校から訪問!

予定通り2時間ほどかけてコミュニティに到着し、最初に中学校を訪問した。ここにはYちゃんのお兄ちゃんも通っている。

 

学校の生徒がパフォーマンスでお出迎え

なんと到着してすぐに、生徒の皆さんが歓迎のパフォーマンスを披露してくれるというサプライズから始まった。

 

この会は全校集会の機会で、会の中では家庭内で男女がお互いを尊重することの大切さを教えてくれる演劇の発表や、子どもの権利について学ぶクイズ大会が行われた。

 

そしてその途中でYちゃんがお母さんと学校の先生といっしょに到着した。去年の写真で見た時よりもまた少しだけ大人っぽく見えた。

 

この後で時間を取ってプレゼントを渡したり、お話する時間があったけど、Yちゃんはとっても緊張していた。私が初めて出会う外国人だし、お母さんや先生やプランのスタッフが見てるし、環境だけでもドッキドキだよなあと思った。

私が小さい頃、人から構われるのが苦手だったので、自分だったらどうすれば居心地良いだろうと考えることにした。

 

それでYちゃんばかりに話しかけるというより、周りの大人やプランのスタッフを通じてYちゃんの普段の話や、コミュニティでの活動についてお話をうかがった。

 

でも、Yちゃんとはそっと隣にいるような関係のままだったかというと違う。

学校訪問が終わってランチに行こうという時、プランのCさんがとっても明るい方で、Yちゃんにベトナム語でなにか声をかけた。

 

それを聞いてなにかしようとしているのかこっちを見ているので、どうしたんだろうと私もしゃがんでYちゃんに目線を合わせた。すると、トコトコっと歩いてきたYちゃんが私にハグしてほっぺにチューしてくれたのだ。

 

もしかしたら、その前に中学生の女の子たちと少し話して、「握手していい?」とか「ハグしてもいい?」って聞かれてたのを見てたのかもしれない。

 

相当緊張しただろうに、、、と思いながらも、ありがとうと言った。

 

これまで事前に読んでいたプランのスポンサーの訪問記の中で、コミュニティを訪問することはチャイルドが外の世界と接する機会を作ることだと考えて訪問を決められた方がいらっしゃったのを思い出した。

 

あの時の瞬間や思い出がYちゃんや、学校で話しかけてくれた生徒たち、はにかみながら手を振り返してくれた生徒たちの思い出に残ってくれたらとか思ってしまうのである。

 

 

4日目:チャイルドやその家族とのランチ

ローカル食材を使ったランチ

その後、学校の寮の建物で学校の先生方やYちゃん親子と一緒にご飯を食べた。遠い地域に住んでいる子のためにあるそうで、先生たちも一緒に寝泊まりしている。

 

ご飯がとってもおいしかった!ここではYちゃんの好きな食べ物とかを聞きながら交流した。おかずの品数も多くて私も結構おなかいっぱいだったんだけど、Yちゃんが元気にお米をおかわりしていて、周りの大人達もにこにこしながら見ていた。

 

こちらの寮は学校の校舎と違って、マレーシアと同じように手汲み桶を使うタイプだったが、水洗トイレだった。

近くでは新しい工事をやっていて、コンピュータルームができるらしい。工事などにかかわっているらしいお兄さんたちとも話しをした。

 

英語が話せない人もいたけど、Google翻訳が偉大すぎて困らなかった。日本語からベトナム語は微妙に通じないけど、英語からベトナム語だったらかなり理解しあえたのだった。

 

あとこの村に来てびっくりしたことは、スマホの電波がバッチリなこと。何なら日本のうちの最寄り駅より電波が良かった。

 

そして食事を終えると、最後にYちゃんとの写真を撮ってお別れした。これからお互い日常に帰って行くわけだけど、ここで実際に会えたっていうことで、よりつながりが強くなったような気がする。

 

 

4日目:幼稚園、子育てグループの訪問

午後はコミュニティの幼稚園と子育てグループを見学した。

 

幼稚園は男女共学で、日本の方の支援がもとで建てられたそう。入口のところに支援をした日本人の方の名前が入っていた。少人数教室で先生が作ったおもちゃや道具を使って勉強しながら過ごしているとのことだった。今回は私が持ってきた風船で一緒に遊んだ。

 

また子育てグループでは、子どものためのご飯の作り方を紹介する会に参加した。先生もコミュニティの料理がうまいお母さんなのだそう。

 

前は小さな子どもにも大人と同じごはんを用意してなかなかうまく食べられないという家庭も多かったから、母親同士のコミュニティにおける学び合いは重要だということだった。

 

私もここでコミュニティで取れたバナナをいただいたのだが、これまで食べたバナナの中で一番濃厚でおいしすぎた。この味も二度と忘れないと思う。

 

 

4日目:コミュニティ訪問終わり!

こうして訪問が終わり、また2時間と1時間をかけてコントゥムの街の方まで戻った。

 

ベトナムの春巻

この日もプランの皆さんやそのご家族と一緒に夕飯をいただいた。

少し前にKLのベトナム料理店で食べたけど、いまいち食べ方のよくわからなかったパリパリ卵焼きを食べる春巻。手間取ってたらAさんやCさんがプロの手つきでまいてくれた。さすが!

 

Yちゃんに会えて胸いっぱい、おいしい食事もいただけておなかいっぱいの一日だった。

 

 

プランインターナショナルへの支援について考えたこと

プラン・インターナショナルの支援をしていることについて、寄付をするという文化があまりない日本にいた時は、実は表でほとんど言ったことがなかった。

 

そんな私が今回訪問の経験を残そうと思ったのは、いくつか考えが変わったことがあるからだ。

 

訪問先の村は街からも遠くて、伝統的なスタイルの家に住んでる人も多い。でもじゃあいわゆる「発展途上」なのかというと、そうじゃなかった。インフラ面ではスマホが十分に使える電波が通ってるし、トイレも水洗で使える環境がある。

 

そして子どもたちやその家族を中心として、どうお互いを大切にして社会を作っていくか、社会に参加していくかということを小さい頃から学べる環境があった。

 

日本で受けていた「発展した」教育を振り返り(私は女子校出身だからまた違うことはあるにしろ)、特別に学ぶ機会がみんなにあったかというとそうじゃない。だから今の世の中問題が起きて、我慢している人がいると思う。

 

この村で行われている教育や学び合いの活動を当たり前として、大人になっていくことで、子どもたちはこれまでの世代よりも幅広い選択肢を持ち、他人の選択を尊重できるような人になれるのではないかと思う。私はこれからも応援したいと思った。

 

そしてYちゃんと直接会えたこと。会ったのはたった数時間だったけど、彼女とそのご家族は私にとってベトナムの家族という気持ちだ。

従来の社会や家庭における女の子への価値観から女の子はじめ若者が活躍できる社会を、コミュニティの当たり前に感じながら成長してほしいと思った。

 

また私は支援を与えるという立場にいるのではなく、遠い国にはいるけれど、同じ社会の中で暮らしている人間として一緒に明るい未来を目指していきたいという考えを持っている。

その未来のために、プランインターナショナルというプロを通しているというのが今の私だと思う。

 

今回訪問させていたコミュニティの活動をはじめ、全世界の子どもや女の子に対する活動を持続させていくために、私はプランへの支援を続けていきたい。そう考えさせられる貴重なコミュニティ訪問の機会だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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