涼しげなジャケがええ感じです。すでに数年前のことですが、念願かなってドイツ・オンリーのオリジナル盤を手に入れることができました。ここでとりあげたことのある前年の前作レイジー・ファーマー名義の『Lazy Farmer』に続く作品です。レイジー・ファーマーもドイツ・オンリーだったので、この頃のウィズは完全にドイツ拠点に活動してはったんですね。前作は他人のカヴァーやウィズ本人の作品よりもトラディショナル曲が中心となっていましたが、今回はオリジナル、他人のカヴァー、そして相棒のソングライターだったアラン・タンブリッジの作品が均等に入っているという、ある意味ウィズのアルバムとしては理想的なスタイルで作られていて、しかもどれもこれもすんばらしい曲ばかりで、もしかすると彼のアルバムの中でベスト3に入るくらいの出来なんではないかと思うほどです。バンドは4人編成でドラムは入っていませんが、ウィズのアコギと紅一点のサンディ・スペンサーさんのチェロ以外に、エレクトリック・ベースにエレクトリック・ギターも入っているので、渋好みな英フォーク・ファンにとっては十分に豪華なフォークロック・スタイルといっていいと思います。マイク・ネスミス(元モンキーズ)の“Propinquity”、エルトン・ジョンの“Country Comfort”、ジェシ・ウィンチェスターの“Black Dog”、そして個人的には他人のカヴァーの中では一番グッとくるロビン・ウィリアムソン(インクレディブル・ストリング・バンド)の“Womankind”など、けっこう有名な人たちの歌をとり上げています。最後のロビンに関してはほとんど身内というか、バート・ヤンシュとともに親友関係みたいな存在だったせいか、本家といい勝負、あるいはこっちの方がいいんではないかっちゅうくらいです。そういえばアルバム『When I Leave Berlin』でもロビンの“First Girl I Loved”をカヴァーしていて、それも本家以上といってもいい雰囲気もってましたね。












