ヴァン・モリソンが在籍したビート・グループの全2枚です。左側がデビュー作の『Them』、右側がセカンド・アルバムの『Them Again』です。入手したのはUKオリジナルではありますが、セカンド・プレスに当たるボックスド・デッカ盤です。おそらく70年代半ば前後くらいのプレスじゃないかと思います。いやあ、このグループのファースト・プレスのイヤー・デッカ(オープン・デッカ)盤はゾンビーズのデビュー作『Begin Here』ほどではないですがめちゃめちゃ高いので、相場的にまだ5ケタまではいかないこのボックスド盤が狙い目じゃないですかね?型番はファースト・プレスと同じ、ジャケはツルツルコーティングだし、状態も良いものが多いと思います。もちろんブツ自体がそれほど多くないので、見つけたら買い!でないとのちのち後悔することになりますよ。肝心の音の方もファースト・プレスと大して変わらないモノラルの迫力あるサウンドが楽しめます。そういえばゾンビーズのデビュー作のボックスド・デッカ盤なんて存在するんですかね?見たことないですが。昔書いた覚えがありますが、ストーンズのオープン・デッカ盤も今ではかなり高くなってるでしょうから、同様にセカンド・プレスが狙い目ですよ。自分は20年ほど前に『Get Yer Ya-Ya's Out!』まで全てボックスドで集めました。その時は高くても4~5,000円台、安くて2~3,000円台くらいで買えたと思います。EMI系のUKオリジナル盤はセカンド・プレスになると、レーベル・デザインがガラッと変わって、フリップ・バックもなくなるので、それを考えたらちょっとだけレーベル・デザインがシンプルになっただけのデッカ・セカンド・プレス盤がオススメっす。といってももう半世紀前のものですから、需要と供給の関係からバカ高くなる可能性も秘めておる(泣)。