2017/6/25 13:30 楽天地シネマズ錦糸町 シネマ1

 

■あらすじ■

人を殺めてはいけない。そう強く心に決めていたデズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)は、軍隊でもその意志を貫こうとしていた。上官(サム・ワーシントン、ヴィンス・ヴォーン)や同僚(ルーク・ブレイシー)に疎まれながらも、妻(テリーサ・パーマー)や父(ヒューゴ・ウィーヴィング)の助けを借りて、銃を持たずに戦場に行くことを許可される。そして、デズモンドは難攻不落の最終戦地“ハクソー・リッジ”での戦闘に参加することになった。アメリカ軍が幾度となくハクソーの崖を登り制圧するも、敵のすさまじい攻撃に遭い、その度に撤退を余儀なくされる。敵の攻撃が続く中で、負傷した仲間たちが取り残されるのを見たデズモンドは、たった一人で戦場へ留まるというあり得ない決意をするが…(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

太平洋戦争の末期に、己の信念から戦場においても、銃を手にする事、人を殺す事を拒否し、75人もの命を救った衛生兵のブレイブストーリー。

まぁ端的に言ってしまうと、戦場に舞い降りた(キリスト = 神)の話です。

ストーリー、キャスト、演出、全てが本当に素晴らしい…が、描かれているのは沖縄戦。

もちろん、沖縄戦であること自体が重要ではないし、日本を悪く描こうという目的の映画ではないのは、百も承知です。

だけれど、そういうことじゃないだろう。

映画では、屈強な日本兵しか出てこないけれど、実際には何の訓練も受けていない普通の住民が狩り出され、少年や少女など子供まで出兵させられたんだよ。10万人以上の沖縄の人達が殺されたんだ。

そんなの、映画だとしても楽しめるかよ。

それらのことを切り離して、映画自体を評価すべきなのか?そんなのは、俺には出来ない。

映画としては優れているが、許し難い映画。

あー、これが架空の映画だったらなぁぁ!!やるせない!!!

 

 

2017/6/3 15:50 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン9


■あらすじ■

全国屈指の頭脳を持つ800人のエリート学生達が通う、日本一の超名門・海帝高校。政財界に強力なコネを持ち、海帝でトップ=生徒会長をつとめたものには、将来の内閣入りが確約されているという。時は4月、新学期。大きな野心を持つ男が首席入学を果たす。新1年生・赤場帝一。彼の夢は「総理大臣になって、自分の国を作る」こと。その夢を実現するためには、海帝高校の生徒会長になることが絶対条件。「ライバルを全員蹴落として、必ずここでトップに立つ…そのためならなんでもする…どんな汚いことでも…。2年後の生徒会長選挙で優位に立つには、1年生の時にどう動くかが鍵となる。戦いはもう始まっているのだ!」。誰よりも早く動き始め、野望への第一歩を踏み出した帝一。待ち受けていたものは、想像を絶する罠と試練!友情と裏切り!究極の格付けバトルロイヤル!いま、命がけの「生徒会選挙」が幕を開ける!!(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

思ったよりも面白い!きっと、誰もがそう感じることができる、楽しい映画です。

もっともっと、観る価値のない映画ではないかなと思っていたので、嬉しい誤算です。

主人公の帝一が、将来総理大臣になるための人生プランの第一歩として、高校の生徒会長を目指す、というストーリー。

内容、登場人物描写ともに架空も架空。バカバカしいとか、あり得ないとか言ったらそれまでです…が、それを全員が真剣に大真面目で、やり切っている素晴らしさ。

内容に反して、超・好感を抱かずには、いられないよ♬ d(^_^o)

こういう、真摯な熱意が感じられる作品は、いくら現実離れした内容であったとしても、響く。ともあれ、俺は大好きです♬

内容とは全く関係ないけれど、エンドロールの前半は、特筆モノのキュートさ♬ ここだけならば、50,000回位観ていられる自信あるよ(*´꒳`*)

 

 

2017/6/11 15:00 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン8

 

■あらすじ■

2013年4月15日。殺人課の刑事トミー(マーク・ウォルバーグ)は朝からボストンマラソンの警備に駆り出されていた。オリンピックの次に歴史の古いこのマラソン大会は、毎年祝日である“愛国者の日”に開催され、117回目を迎えるこの日も50万人の観衆で賑わっていた。次々と走者がゴールし最高潮の盛り上がりの最中、トミーの背後で突如大爆発が起こる。歓声は悲鳴に変わり、煙が立ち込める中に血を流した負傷者たちが折り重なって倒れていた。トミーらボストン警察は事態が飲みこめないまま必死の救護活動にあたる。そして、到着したFBI捜査官リック(ケヴィン・ベーコン)が現場を慎重に観察すると「これはテロだ」と断言した。テロだとFBIに管轄が移る。犯人に対する怒りがふつふつと湧き上がっていたトミーは歯ぎしりをするが、病院を回って負傷者たちの話を丁寧に聞いてまわるのだった。やがて監視カメラに映る不審な“黒い帽子の男”と“白い帽子の男”が容疑者として浮上する・・。(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

待ってました♪ バーグ × バーグの実話シリーズ第三弾 ♬ ٩( 'ω' )و


実話だから、ドーンと目の前に事実があるでしょ?
それらの、本当に起こった事を改変せずに、様々な工夫によって極上のエンターテイメントに仕上げているところが、超・素晴らしい!!

なんて言ったら良いのかなー、構成も素晴らしいのだけれど、それ以外にも、色んな工夫で溢れているんだよね。

先ず、主人公をどの人物にするかに始まって、主要として誰と誰を取り上げるかとかの選択も目の付け所が良いし、小物使いとか、後に効いてくるような細かい演出も、ほんと良いんだよなぁ。

実際、起こっていること自体が、信じられない位にドラマチックでスリリングなのですが、その見せ方が上手い!

単に、ボストンマラソンのテロ容疑者VS捜査陣というだけでなく、犠牲者を含めて、一般人を描くことによる巻き込まれ感で、もう他人事とか言ってられない緊迫感。

前作の"バーニング・オーシャン"も最高だったけれど、今作は更に良いよ!!

もう、観るしかないでしょ♬ ٩( 'ω' )و ♬

 

 

 

 

 

2017/5/27 20:00 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン6

 

■あらすじ■

大杉重一郎は予報が“当たらない”ことで有名なテレビ気象予報士。悪くない仕事、悪くない暮らし、悪くない家族関係(妻・息子・娘)、悪くないはずの人生。そんなある日、重一郎はあるものと遭遇する。それは――空飛ぶ円盤!?「自分は火星人。世界を救うためにこのホシに遣わされたのだ」重一郎のなかに“火星人”が覚醒する。覚醒は止まらない。フリーターの息子・一雄が水星人、女子大生の娘・暁子が金星人として次々目覚める。それぞれの母星から使命を受け取った家族はそれぞれのやり方で世界を救おうと奮闘しだすが、やがて様々な騒動に巻き込まれ、傷ついていく――。(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

ある点を除けば、おおむね、一般的な家族の話。

お天気キャスターの父と、割と普通の母、フリーターの長男と大学生の娘。

現代的なのかも知れないけれど、母親以外は、互いのことに全く興味がない。

そんな家族に、普通なら一生の間に起こるような色んな出来事が、同じタイミングで一気に降りかかる。

と、まぁここまでは、映画というフィクションでは驚きもしない展開ですが、何故か、そこに宇宙人要素をブッ込んでいるものだから、訳が分からない。

都度、起こっている事柄は楽しめるし、演出も見事。キャストの皆さんの演技も本当に素晴らしい!…のですが、もう全体として何がしたいのか、何を伝えたいのか、観客にどう思わせたいのか、全く訳が分からない。

父・息子・娘が、宇宙人として覚醒した!とか言われてもねぇ…。信じるに足る訳ないじゃん!

"宇宙人"というのは、何かのメタファーか?

…とも考えたけれど、宇宙人として覚醒した!ということが、劇中で事実として描かれたり、嘘だよという種明かし的な描写をしてみたりと、描き方も統一されていないので、どう観ていいのか本当に混乱する。訳分からないですよ…。

桐島の吉田監督の作品だから褒めたいって気持ちはある、けど俺は嘘はつきたくない。分かったフリなどしたくもない。

未知との遭遇?3.11?そんなのは観れば分かるけれど、だから何だよ?それで何を伝えたいんだよ?って感じです。

俺には、とても観客を楽しませるために作られた映画とは思えなかった。

監督の自己満足を満たすため?ゴメン、怒られそうだけど、俺にはそう思えた。

映画は自由。やってはいけないことなんて何もない。どんな残酷なことだって、描いても良いだろう。倫理なんて映画にはどうでも良いことだとは、思う。

だけど、それだけに好みはあるんだよね。俺は、こういった自己満足を主な目的としていると思われる映画は、好きじゃない。

 

 

 

 

 

 

2017/6/3 20:00 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン5

 

■あらすじ■

ミュータントがほぼ絶滅し荒廃した近未来。ローガンは治癒能力を失いつつあった。そんなローガンに年老いたチャールズ・エグゼビアが託した最後のミッションは、絶滅の危機にあるミュータントの唯一の希望となるローラという謎めいた少女を守ること。強大な武装組織の襲撃を逃れ、車で荒野を旅する3人の行く手には、想像を絶する運命が待ち受けていた。(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

ウルヴァリン、お疲れ様。 

もう、戦わなくて良いんだよ。ゆっくり休んでください。

俺はさ、あなたの闘いや葛藤する姿を、ずっと見てきた。

ローラのこと、大人になるまで見届けてあげたかったよね。

心残りだろうし、すごく心配だと思うけれど、きっと大丈夫。

ローラは、あなたが思っている以上に強い。何より、あなたの意志を継いでいるのだから、ね。

今回、通常のアメコミ・ヒーロー映画とは趣が異なり、ウルヴァリンを実在の英雄のような描き方をしているのですが、それがとても合っていると思いました。

また、キャスト陣の演技が素晴らしい。 

パトリック・スチュアートの巧さや、ヒュー・ジャックマンの気合いMAXの熱量にも圧倒されますが、ローラ役のダフネ・キーンのアクションに、ワッ!と言わされること間違いなし!!

ローラは、ただ単にアダマンチウムの爪を装着しているだけでなく、そのアクションで有無を言わせぬ説得力を持たせているところが、本当に素晴らしいです。

また、ウルヴァリンとローラの格闘スタイルの違いによって、世代間の違いを表現しているところも、とても良いなと思いました。

今作で唯一残念だったのは、敵の設定とキャスティング。軽すぎて、プロフェッサーX、ウルヴァリン、ローラと釣り合いが取れていないように感じました。

とは言え、これまでウルヴァリンの闘いを見守ってきた方は、必見です! ٩( 'ω' )و

 

 

 

 

 

2017/5/27 16:00 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン4

 

■あらすじ■

突如地上に降り立った、巨大な球体型宇宙船。謎の知的生命体と意志の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、“彼ら”が人類に<何>を伝えようとしているのかを探っていく。その謎を知ったルイーズを待ち受ける、美しくそして残酷な切なさを秘めた人類へのラストメッセージとは―。(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

すごかった!!!!

ありがちな、地球外生物との交流を描いた、いわゆる"良さげな話"かと予想していたのですが…俺の馬鹿!そんな浅い映画じゃなかった。

決して難しくはない1つのストーリーが展開していくのに、きっと、観た人の数だけ感想がある。

理解の幅があるというより、それは、観終わった後もそこで終わらず考え続けて、観た人自身の話になるからだと思う。

自分なら、どうする!?都合が悪い未来は変えてしまう?

この映画を観た人ならば、安直に回答などできないでしょう?

始まりも終わりもなく、全ては繋がっているのだから。

現実からは程遠い、あり得ない話だと分かっているのに、何故、これほどまでに胸を打つのか。

それはきっと、描かれている気持ちが、心が本物だから。

圧倒的なイマジネーションとテクニックに驚き、誠実な人間描写に心を揺さぶられる、本物の傑作です。

滅多にしないけれど、超・お薦めです!!

観た方と、お互いの理解について話し合いたいな。

『ブレードランナー2049』への期待もガン上がりです↑٩( 'ω' )و ♬

 

2017/4/29 21:00 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン1

 

■あらすじ■

ひとりの美しい王子が、呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまう。魔女が残した一輪のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、愛されることができなければ、永遠に人間には戻れない。呪われた城の中で、希望を失いかけていた野獣と城の住人たちの孤独な日々に変化をもたらしたのは、美しい村の娘ベル。聡明で進歩的な考えを持つ彼女は、閉鎖的な村人たちになじめず、傷つくこともあった。それでも、“人と違う”ことを受け入れ、かけがえのない自分を信じるベルと、“人と違う”外見に縛られ、本当の自分の価値を見出せずにいる野獣──その出会いは、はたして奇跡を生むのだろうか…?(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

『ディズニーアニメの実写化』に、何を期待するのかといえば、俺もそうだけれど、元のアニメそのままを、人間や動物が演じることじゃないかな、と思います。

その点、この映画は、完璧以上に期待に応えてくれています♬

それは、見た目の絵面やデザインだけでなく、印象的なシーンの音楽や構図に至るまで、アニメ版を忠実に再現しているこだわりも素晴らしい!

実際には、人間が演じたらおかしいであろうシーンの置き換えや、要素の追加を行なっているにも関わらず、観賞した印象が、アニメ版と全く遜色ないのです。

これまでの、ディズニーアニメの実写化作品は、悪役側の視点で描いたり、監督の作家性に任せてみたりと、元のアニメーションとはかけ離れたトリッキーな作品ばかりで、元のアニメーションが好きな人達からしたら、とても満足できる映画ではなかったでしょう?

まともだったのは、唯一『ジャングル・ブック』位ではないでしょうか。

だけど安心して。この映画は大丈夫!!
元のアニメーション版がお好きであれば、スクリーン映えするシーンも多いので、大満足できること間違いなしです!

と、ここまでは大絶讃しておりますが、ただ、それはディズニーアニメ版『美女と野獣』が、好きであればのお話です。

というのも、俺は『美女と野獣』というお話自体が、あまり好きではないのです…σ(^_^;)

『美女と野獣』は、ヒロインが積極的に行動する側で、男性が待つ側というか、救われる立場ですよね?

古典であるにも関わらず、今にマッチした、とても現代的な設定だとは思うのですが、なんか、俺はそれが嫌なんです。苦手なんです。
男には、強くあって欲しい!

まぁ、本当に個人的な趣味の話なのでお許しください (-.-;)y-~~~

 

 

 

2017/5/20 20:30 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン6

 

■あらすじ■

“スター・ロード”ことピーター・クイルをリーダーに、凶暴なアライグマのロケット、マッチョな破壊王ドラックス、ツンデレ暗殺者ガモーラなど、たまたま出会ったノリで結成された宇宙の“はみ出し者”チーム、<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>。小遣い稼ぎに請けた仕事をきっかけに、強大な力を持つ“黄金の惑星”の指導者アイーシャ率いる無敵艦隊から総攻撃を受け、彼らの宇宙船ミラノ号は壊滅寸前に…。間一髪、ガーディアンズを救ったのは“ピーターの父親”と名乗る謎の男エゴと、触れただけで相手の感情が分かる能力を持つマンティスだった。仲間からの忠告にも関わらずエゴに魅了されていくピーターの姿を見て、次第にチームの絆に亀裂が…。そこへ“ピーター育ての親”ヨンドゥが率いる宇宙海賊の襲撃や、さらに銀河全体を脅かす恐るべき陰謀が交錯していく。はたして、ピーターの出生に隠された衝撃の真実とは? そして、彼らは絆を取り戻し、銀河を救うことが出来るのか? その運命の鍵を握るのは、チーム一小さくてキュートな、ガーディアンズの最終兵“木”グルートだった…。(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

前作は、マーベル映画史上でも突出した、超々大傑作だと思います。

今の時代において、あの頃の映画のように、ワクワク、ドキドキするような興奮と感動をくれた、本当に最高のエンターテイメント。

そんな大好きなシリーズだからこそ…ハッキリ本音で書きます。

まず、今作もジェームズ・ガン監督の演出は、非の打ち所のない素晴らしさだと思いました。

間の取り方など、あらゆるタイミング、魅せ方、全ての演出センスが、ほんと最高!!

キャスト陣も、ゲストを含めて皆んな素晴らしい。

でも、今作の内容は…『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が、今、描くべき内容ではない、と俺は思う。

前作の流れや、MCU全体の流れから考えても、もっとサノスに向かって前進するべき。

それは、今作の内容を描きながらでも、出来たことでしょう?

あくまで、単体の作品としては素晴らしいのですが、シリーズ全体を通しての大枠のストーリーが進んでいないので、観終わって、最高という気持ちもありながら、違和感と苛立ちみたいなものを感じました。

まぁ、それでも他の作品群と比べたら圧倒的に素晴らしいんですがね〜。俺が、高望みし過ぎかな。

 

 

2017/5/20 17:20 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン4

 

■あらすじ■

監禁された少女たちの運命は? その犯人が内に秘めた、想像を絶する人格とは?女子高生ケイシー(アニヤ・テイラー=ジョイ)は、級友クレア(ヘイリー・ルー・リチャードソン)のバースデー・パーティーに招かれ、その帰り、クレアの親友マルシア(ジェシカ・スーラ)と共に家まで車で送ってもらうことに。それが悲劇の始まりだった。見知らぬ男が車に乗り込んできて、3人は眠らされ、拉致される…目覚めると、そこは殺風景な密室。ドアを開けて入ってきた男は神経質な雰囲気を漂わせていた。このままでは命が危ない――どうすれば逃げられるのか? 3人が頭をひねっていた矢先、扉の向こうからさっきの男と女性の声が聞こえる。「助けて!」と叫ぶ少女たち。姿を現したのは…女性の洋服を着て、女性のような口調で話す男だった。「大丈夫、彼はあなたたちに手を出したりしないわ」絶句する少女たちに、今度は屈託なく、「僕、9歳だよ」と男は話かけてきた。実は、彼は23人もの人格を持ち、DID<解離性同一性障害>で精神医学を専門とする女医フレッチャー(ベティ・バックリー)のセラピーを受けていたのだった。密室で3人の女子高生VS 23人の人格の熾烈な攻防が繰り広げられる中、もうひとり、“24人目”の人格の存在が生まれようとしていた―。果たして彼女たちは脱出できるのか!?(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

マカヴォイ!マカヴォイ!マカヴォーイッ!!!

すっげー演技だ!!!

間違いなく、シャマラン映画であるにも関わらず、1番の見所はジェームズ・マカヴォイの、とんでもない演技力!

いやもう、こういうのは俳優として燃えちゃうんだろうね。超ノリノリで、喜々として演じている様が、上手過ぎて逆に嫌み!!笑(^o^)

女性になっているのに、服装だけ着替えて化粧もせず、頭も坊主のままでバーンと出て来たり、子供になっている時のダンスの異常なほど長尺なシーンとか、もう怖いんだか、笑っちゃうんだか、とにかくたまらん!最高だよね!異様過ぎて、夢に出て来そうだよ(^o^)!

マカヴォイに対する、ヒロインのケイシーが、また良い!ワワワ…とか、ヒッ!とかいう時の目と口ね!すっごいサイコスリラー映えする笑(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

とはいえ、シャマラン監督の語り口とテクニックも素晴らしかった。

一見、画面が固定カメラで止まっているように見えるけど、すごーくゆっくり動いていたり、何でもないシーンと思わせておいて…え?これ、誰かの視点だったの!?とか、ドキッとさせる間の取り方も絶妙!!

でね、それらが見せかけの演出ではなくて、全てこの映画の効果としての、必然から来ているところが、素晴らしいですよね。

まぁ、難を言えば、ラスト後のシーンだけでなく、この映画の内容自体が、シャマラン監督の、ある過去作を観ていないと充分には理解できないことかな?

でもね、理解出来ないシーンがあったとしても、楽しめるとは思います!

SCU(シャマラン・シネマティック・ユニバース)楽しみだなー!!٩( 'ω' )و

 


 

2016/12/17 19:10 楽天地シネマズ錦糸町 シネマ3

 

■あらすじ■

親と決別し街を出るため逃走資金が必要だったロッキーは、恋人のマニーと友人のアレックスと一緒に、大金を隠し持つと噂 される盲目の老人宅に強盗に入る。だが目は見えないが超人的な聴覚を持つ老人は、どんな“音”も逃さない<異常者>だっ た。真っ暗闇の家の中で追い詰められた若者たちは、怪しげな地下室にたどり着く。そこで目にした衝撃的な光景に、ロッキー の悲鳴が鳴り響く――。彼らはここから無傷で《脱出》できるのか―。(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

俺、日頃から常々思っていました。オバケとか霊的な事や超常現象等よりも、よほど、実際の人間の方が怖いじゃないか、と。

今作は、どういった話かと言いますと、普段、空き巣狙いをしている若者3人組(男2人、女1人)が、今回、押し込み強盗に入った先が、盲目の老人の家。

いつもよりも、簡単に済むと思っていた3人組だったけれど…その老人が、元海兵で、座頭市+ターミネーター+ランボー級の殺人マシーン的な無双さに加えて、更にド変態野郎!Σ(゚д゚lll)

タイトルどおり、息をしただけで居場所がバレるよ!!さぁ、どうなる!!!

このブラインドマンが、動きから何からヤバすぎて超最高です。強くてド変態って、何なんだよ笑。引くわー、怖すぎる。

元々は、押し込み強盗である3人組が悪いはずなのに、ブラインドマンも殺人マシーン・ド変態野郎だから、基本的にみんな悪人なんですなぁ。

一軒の家の中だけで展開されるスリラーなのに、意外性とアイデアのオンパレードです。

88分と、タイトな作りも無駄なくダレる事なく素晴らしい。

恐怖の表現にあたり、『わっ!』と突然ビックリさせて驚かせる様なバカバカしい手法は少なめで、ゴア描写もなく、表現としてはソフトにしつつ、色々と工夫されているので、間口の広さも良い感じです。

ぜひ、皆さんも、ブラインドマンのアップと動きの恐怖、それと、ド変態っぷりにドン引きして来てください♬ これ、お薦めコメントですよ。