2016/12/17 09:20 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン5
2017/01/15 17:00 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン5
■あらすじ■
スター・ウォーズ最新作 『エピソード4/新たなる希望』の直前を描く、アナザー・ストーリーが誕生。銀河全体を脅かす帝国軍の究極の兵器<デス・スター>。その設計図を奪うための反乱軍の極秘チーム<ロ―グ・ワン>に加わった女戦士ジンは、希望を取り戻すため、仲間と共に97.6%生還不可能なミッションに挑む。『エピソード4』の冒頭でレイア姫がR2-D2に託した<デス・スター>の設計図は、いかにして入手されたのか?初めて描かれるキャラクターたちが繰り広げる新たな物語によって、スター・ウォーズの世界はさらにドラマティックに進化する!(フィルマークス様より転載)
■感想・レビュー■
レビューにあたり、予告編やチラシなど、事前に公式発表されている内容については触れますので、一応ご注意ください。
エピソードⅣ『新たなる希望』のオープニング・スクロールの内容を映画化する、と事前に発表されていましたので、起こる出来事と、その結果さえも分かっている状況でした。
尚且つ、ローグ・ワンのメンバーは、その後のナンバリングタイトルであるカノンには登場していないことから、その末路まであらかた想像できてしまう。その様な状態で話として楽しめるのか、非常に不安でした。
で、観てみた結果…良かった!!!
エピソードIVと対を成していて、それぞれが、互いの魅力であったり深みを増していますね。
エピソードIVは、スターウォーズの中でも、ストレートに明るい娯楽大作なので、その裏側にあった今作が、とても感慨深いです。
スターウォーズのナンバリングタイトルは、結局のところスカイウォーカーの家系による、特別な選ばれた者たちの、その世界における伝説の様な話。
序盤のルークの境遇に親近感も湧くけれど、観客である俺たちのほとんどは、ルークの様な"THE ONE"には、なれない、その他大勢なんですよね。
だから、大好きな映画ではあるけれど、自分とはかけ離れたヒーロー譚として、観賞していました。
そこに来て、この『ローグ・ワン』は、歴史上では名もなき脇役が成し遂げた、とてつもなく偉大な功績。
それが、あの『新たなる希望』での、ルーク達の華々しい活躍の礎になっているんだゼ? 俺たちが熱くならなきゃ嘘だろ。
反乱軍から はみ出してまで、ある者は過去の後悔を取り戻すため、ある者は己の正義を信じて、動機は様々だけど、みんなが誇れる自分であるために、命をかけて貫き通した信念が、新たなる希望に繋がっている…涙出ます。
ただねー、作戦実行までは、魅せ方というか演出が控えめ過ぎて、はっきり退屈だし、必要なシーンがなかったりもするから、こちらから積極的に色々と汲んであげる必要はあるかな…。
それさえ出来れば、素晴らしい映画です!
※余談ですが、予告編のシーンで、本編にはないシーンがいくつかあったの、気になりましたね。