2016/12/17 09:20 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン5

2017/01/15 17:00 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン5

 

■あらすじ■

スター・ウォーズ最新作 『エピソード4/新たなる希望』の直前を描く、アナザー・ストーリーが誕生。銀河全体を脅かす帝国軍の究極の兵器<デス・スター>。その設計図を奪うための反乱軍の極秘チーム<ロ―グ・ワン>に加わった女戦士ジンは、希望を取り戻すため、仲間と共に97.6%生還不可能なミッションに挑む。『エピソード4』の冒頭でレイア姫がR2-D2に託した<デス・スター>の設計図は、いかにして入手されたのか?初めて描かれるキャラクターたちが繰り広げる新たな物語によって、スター・ウォーズの世界はさらにドラマティックに進化する!(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

レビューにあたり、予告編やチラシなど、事前に公式発表されている内容については触れますので、一応ご注意ください。

エピソードⅣ『新たなる希望』のオープニング・スクロールの内容を映画化する、と事前に発表されていましたので、起こる出来事と、その結果さえも分かっている状況でした。

尚且つ、ローグ・ワンのメンバーは、その後のナンバリングタイトルであるカノンには登場していないことから、その末路まであらかた想像できてしまう。その様な状態で話として楽しめるのか、非常に不安でした。

で、観てみた結果…良かった!!!

エピソードIVと対を成していて、それぞれが、互いの魅力であったり深みを増していますね。

エピソードIVは、スターウォーズの中でも、ストレートに明るい娯楽大作なので、その裏側にあった今作が、とても感慨深いです。

スターウォーズのナンバリングタイトルは、結局のところスカイウォーカーの家系による、特別な選ばれた者たちの、その世界における伝説の様な話。

序盤のルークの境遇に親近感も湧くけれど、観客である俺たちのほとんどは、ルークの様な"THE ONE"には、なれない、その他大勢なんですよね。

だから、大好きな映画ではあるけれど、自分とはかけ離れたヒーロー譚として、観賞していました。

そこに来て、この『ローグ・ワン』は、歴史上では名もなき脇役が成し遂げた、とてつもなく偉大な功績。

それが、あの『新たなる希望』での、ルーク達の華々しい活躍の礎になっているんだゼ? 俺たちが熱くならなきゃ嘘だろ。

反乱軍から はみ出してまで、ある者は過去の後悔を取り戻すため、ある者は己の正義を信じて、動機は様々だけど、みんなが誇れる自分であるために、命をかけて貫き通した信念が、新たなる希望に繋がっている…涙出ます。

ただねー、作戦実行までは、魅せ方というか演出が控えめ過ぎて、はっきり退屈だし、必要なシーンがなかったりもするから、こちらから積極的に色々と汲んであげる必要はあるかな…。

それさえ出来れば、素晴らしい映画です!

※余談ですが、予告編のシーンで、本編にはないシーンがいくつかあったの、気になりましたね。

 

 

 

 

 

2016/12/05 14:50 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン5

 

■あらすじ■

本作は、ハリー・ポッターと同じあの魔法世界の新しい物語を綴る。今度の主人公は、彼らが通っていたホグワーツ魔法魔術学校で学んだ魔法使いニュート・スキャマンダー。誰よりも優秀だが、おっちょこちょいな魔法動物をこよなく愛する変わり者で、世界中の魔法動物を収集するために、どんなものでも入ってしまうという不思議な魔法のトランクを肌身離さず持っている。世界中を旅しては魔法動物を集め、不思議なトランクに詰め込んでいる。ある時ニュートは、旅の途中でニューヨークへ立ち寄ったが、そこでひょんなことから自分のトランクが普通の人間のトランクと入れ替わってしまう!トランクの中から魔法動物たちは逃げ出してしまい、ニューヨーク中を巻き込む大騒動に!そこで出会う仲間たちや奇想天外な魔法動物とともに、ニュートの新しい冒険が始まる!(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

可愛い、可愛い、どこまでも可愛らしい映画です。
悪者ですら、どこか可愛らしい。

ハリーポッターの前世代の話でしたが、何と言うか、タンタンとかの絵本を見ているような感覚とリアリティライン。

それだけに、すっごくお金をかけたであろう、劇中世界の完成度は高いのに、現実感が感じられないというか…何が起こっても、本気で心配にはならなかったです。

ストーリー自体、そもそも過去の話だし、現実とかけ離れている上、出来事や設定が現実で起こっていることの比喩だったりもしないので、俺にとっては、自分とは全く関係のない話にしか感じられず、あまり興味は持てませんでした。

ですが、素晴らしいところがいくつかありましたので、それを書いていきたいと思います!

先ず、過剰なまでの、エディ・レッドメインの訴えかけるような目の演技!!
これ、俺にはすっごいツボで、面白くてしかたないんですよ。

まさに、エディさんの持ちネタです。

歌舞伎の見栄と同じで、炸裂した時には、心の中で『よっ!待ってました、レッドメイン!!(笑)』

今回のニュートは、口数が少ないのでエディさんの独壇場です。あまりにも目の演技が多いので、ある意味、俺得で最高でした (^з^)。

余談ですが、『藤原竜也のわめき散らし』と『吉岡秀隆のゴネまくり』も毎作品楽しみにしていて、心の中で『キターーッ!!』です(笑)

まだまだ、最高なところがありましたよ。
中盤で、でっかいサイみたいなFB(ファンタスティック・ビーストを勝手に略してみた笑)を捕獲する件があり、そこで、エディさんは牝のフリをして、そのでかいサイを誘うのですが、その様子の異様さがハンパなかった。
サイに向けて、お尻を振ってみたり、仰向けに寝そべって、カモン!的なポーズや仕草をしてみたり…。いやこれ、エディさんのカミングアウトでしょ笑。
演技が上手いだけに、その姿の何だコレ感が、トンデモないレベル。しかも、このシーンが尋常じゃないほど、すっごく長いんですよ。最高過ぎるでしょ笑?

と、ここまではふざけた感じのレビューになってしまい申し訳ございませんが、本当に良いなぁと思ったのが、クライマックス後の仲間との2つのシーンです。

ネタバレは、ギリギリ避けて大まかに書きますので、お許しを。
相棒である、コワルスキーとの最期の会話。『何故、俺の記憶を消さなかったんだ?』『…君のことが、好きなんだ。だって…友達だろう?』には、グッと来ました。感動しました。
直後の、ティナの妹クイニーの取った行動も、可愛らしくてね。美しかったです。みんな、コワルスキーのことが、大好きになっちゃったんだよね。

また、ヒロインであるティナとの最期のシーンで、さりげなく、ティナにもクイニーと同じ能力があることを解らせる、決して説明的ではない会話のやり取りも良かったし、何と言っても、ニュートとティナの爽やかな可愛らしさに、胸を打たれました。

ハリーポッターは2作目でギプアップしてしまった俺ですが、この映画は、好きなところもいっぱいありました。これから先、何回か観返すと思います。

 

 

 

2017/01/01 14:20 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン6

 

■あらすじ■

迷子の少年ピートと、深い森に隠れ住む不思議な生き物エリオットとの奇跡の友情を描く感動作!森の中での二人きりの生活は、毎日がわくわくする冒険の連続。この夢のような日々はずっと続くと思っていた。人間たちに見つかるまでは…(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

主人公の少年が、とあるきっかけから、ドラゴンと一緒に森に住むことになるのですが…。

まるで、ジャングル・ブックのようであり、ETのようでもあり…。

想像範囲内の出来事しか起こらず、何も驚きなどはない。

全てが、ありがち…。

観ている間、"何処かで見たような"という気分が、払拭きれない。

にしては、後出しなのに、似ているそれらの作品よりも、優れているところや、新鮮な演出も見当たらないという…。

無難な出来な気はする。それ程ひどいとも思わない。こういった映画を初めて観る人がいたら、それなりの満足はあるかもしれないけれど…。

せめて、作り手の個性っていうか、意気込みや気持ちみたいなのは、感じたかった。
それもなかったら、作られた意味自体がないでしょう?

俺は、つまらなかった。

 

 

2017/01/18 15:45 TOHOシネマズ六本木 スクリーン1

 

■あらすじ■

誰もが目を奪われる特別な美しさに恵まれた16歳のジェシーは、トップモデルになる夢を叶えるために、田舎町からロスへとやって来る。すぐに一流デザイナーやカメラマンの心をとらえチャンスをつかむジェシーを、ライバルたちが異常な嫉妬で引きずりおろそうとする。やがて、ジェシーの中に眠る激しい野心もまた、永遠の美のためなら悪夢に魂も売り渡すファッション界の邪悪な毒に染まっていく―。(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

何で、こうなった⁉︎ ・:*+.\(( °ω° ))/.:+

あらすじは、すごくシンプル。
生まれながら、完璧で美しい容姿のジェシー16歳。ファッションモデルになりたくて、田舎町からロサンゼルスに上京。
瞬く間に成り上がって行くジェシーと、周囲の大人たちの愛憎…といったところです。

沢尻エリカ主演『ヘルタースケルター』で、水原希子が演じていた役柄を主役にした話そのものですが、このストーリー、有りがちでつまらなくないですか?

だからこそ、ヘルタースケルターでは、それを逆手にとって、全身整形の"りりこ"を主役にしている訳ですよね?
普通に撮っていたら、ありふれたつまらない設定とストーリーだと思います……が、今作の監督は、ニコラス・ウィンディング・レフンです!! 

さすが!シンプルでありふれた話を、良い意味で、倒錯した訳の分からない、唯一無二の映画に仕上げてくれましたよ〜。

え?エル・ファニングが完璧な美女?とか。
え?この人たちがトップモデル?とか。 
モデル業界のことを、ロクに調べもせずに撮ってるなぁとか。
成り上がってることになっているのに、いつまで安モーテルに泊まってるんだよ、とか。
カメラマンやファッションショーのデザイナーが、あまりにステレオタイプで苦笑…とか。 
おかしなところや言いたいことは色々とあるのですが、良いの、良いの。そんなのは、どうでも。

描かれている内容の、500倍位は上乗せされた魅力を持った映像になっているよ。

こんなに、有りがちで面白味のないストーリーを、観る価値のある、映画体験といえる作品に仕上げてるんだから、すごいなぁ。

でも、まぁ、さっき書いた通りで、描かれている内容よりも、映像が必要以上に上乗せされていますので、それを大袈裟に感じる方もいるかも。好みが別れそうな1本です。

 

2017/01/03 17:50 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン3

2017/01/09 17:50 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン3

 

■あらすじ■

交番勤務のダメ巡査、菊川玲二はある日突然クビになり超キケンな犯罪組織への 潜入捜査官すなわち“モグラ”になることを任命され広域指定暴力団・数寄矢会に 潜り込んだ。何度も死にかけながらも合間にちゃっかり童貞を卒業、 ケーサツである身分もなんとかバレずに生き抜いた玲二。最終ターゲットの 数寄矢会会長・轟周宝は挙げられなかったものの、“クレイジーパピヨン”こと日浦匡也に気に入られ、 兄弟の契りを交わしてしまった玲二は極道の世界にさらに深く潜っていくハメに! それから・・・ 警視庁組織犯罪対策部のエースとして正義感溢れるエリート警官・兜真矢が就任。 警察官とヤクザの癒着の撲滅を目指す兜にとって数寄矢会とつながる玲二は許せない存在だった。 その頃、玲二に轟周宝からビッグミッションが!それは、極悪非道のチャイニーズマフィア・仙骨竜を叩きのめすこと。 そして轟周宝とその娘にして奇跡の処女・轟迦蓮のボディガードになることだった! まさかの任務を与えられた玲二に警察の中から海の外から、かつてない危機が次々と襲いかかる! そしてその裏では、日本中をも巻き込むような、巨大な陰謀が動き始めていた。 原作でも絶大な人気を誇る、超シゲキ的な「チャイニーズマフィア篇」、遂に爆誕!!(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

生田斗真くん演じる、警察官・菊川玲二が、潜入捜査官としてヤクザに成りすまして暴力団に潜入し、その組長を摘発しようと奮闘する、ドタバタアクションコメディの、シリーズ第2弾です。

前作がひどかったので、かなり不安でしたが、盛り返しましたね。
今作は、なかなか面白かったです。

前作は、マンガ原作の実写化にあたり、全体的にリアル方向の演出でした。

であるにも関わらず、原作の持つ非現実的なコメディ要素を随所に残していたため、1本の映画の中でリアリティラインがメチャクチャで、リアル方向としては何も信じられるものが無く、コメディ面でも、何にも笑えずギャグが上滑りする虚しさでした。

更に、アクションシーンが多いのに、全て、手持ちカメラをグラグラ揺らすだけの同じ演出で、見づらい上にありきたりで、本当にひどかった。

そこへ来て、この2作目はどうだったかというと…マンガそのものを生身の人間が演じるテイストに全部変更!

それが見事にハマってます。登場人物が全員キャラ立ちしていて、正に漫画です。

そこに、現実味や信じられるもの、心からの感動などは何もないけれど、とにかく笑えます。

この作品は、それで正解なんだと思います。
くだらない、といったら確かにそうだけど…こんな映画があっても良い!

ストーリー的には、シリーズ通しての目的は殆ど前進していないし、黒幕の正体がモロバレだったり、CGが安っぽいシーンもあるのだけれど、それらを補って余りあるほど、笑わせようとしているシーンの打率が高い。

キャスト陣は、とにかくみんな芸達者な上、ちゃんと三池監督の悪ノリにトコトン付き合っています。
中でも今回、組長の娘役の本田翼さんが良かったなぁ。振り幅のある演技が、とても魅力的で、何度も観たくなるような中毒性があるんですよ。

大きな映像であることが、笑いの効果に繋がっているシーンも多いので、どうせ観るなら映画館がお薦めです。

ちなみに、俺は2回観てたりします…(^◇^;)。

 

 

 

 

 

 

2017/01/21 14:30 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン8

 

■あらすじ■

田舎町のしがない会計士クリスチャン・ウルフに舞い込んだ、大企業からの財務調査依頼。 彼は重大な不正を見つけるが、なぜか依頼は一方的に打ち切られる。 その日から、何者かに命を狙われるウルフ。 実は彼は、世界中の危険人物の裏帳簿を仕切る裏社会の掃除屋でもあったのだ・・・。 年収10億円、天才的頭脳を持ち、最強のファイターでもあり、命中率100%のスナイパー。 本籍・本名・私生活、そのすべてが謎に包まれた会計士が、アメリカ政府、マフィア、一流企業に 追われてまで危険な仕事に手を出す本当の理由とは?(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

この映画、好きーっ♬

クリスチャン・ウルフ。表向きは、片田舎の会計士。裏では、世界中のヤバい奴らの裏帳簿を仕切って、巨額の収入を得ている。

とあるきっかけから、アメリカ政府とマフィアから追われることに…。
だが、クリスチャンには、更なる裏の顔があったのだ!というような話です。

良いよ、良いよ〜!ベン・アフレック、来てますねー♪ 

主人公のクリスチャンは、あんなにガチムチで、熊みたいな会計士いないでしょ笑!とも思うけど、頭脳明晰で天才的なスナイパー、そのうえ、格闘術も超・強い!

だけど、セガールみたいな嘘くさい感じではなく、ちゃんと多少やられたりもするのが、また良いのです。

でもって、極度の自閉症。ここが最大の個性であり、クリスチャンの魅力です!

まるでスーパーマンなのに、何か微妙に世間に溶け込めていない感じ?
極端に人と接するのが苦手だったり、好きな女性にも中学生のようなアプローチしか出来ないの。

行動パターンや趣味も、軽く狂ってる感じが最高ですね〜!
大好きな漢が、増えました♬ ٩( 'ω' )و

今回の展開としては、主人公の紹介から始まり、世間と距離を置いていた主人公が、事件に巻き込まれることによって人々と接することになり、人間的に成長っていったら何だけど、大人の男になる…というお馴染みの流れではあるのですが、クライマックスの意外性、俺は好きでした。

更に、クライマックス後のちょっとしたシーン。あれ、ヤバいね。
クリスチャンのお父さんが言っていた、男として大切な物をちゃんと守ってたんだね。グッと来たよ。

意外といったら申し訳ないけど、思った以上に面白かったです!次回作、ぜひ作って欲しい。また、クリスチャンに会いたいな。

 

 

 

2017/01/22 15:10 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン6

 

■あらすじ■

さくらニュータウンに突如現れた空飛ぶ巨大クジラ。 「ホゲェー!」と響き渡る鳴き声と共にケータや妖怪たちに訪れた変化とは・・・ ケータ「これがオレ!?」 引っ張ると痛い髪、手にはしわ、それから…肌には毛穴まで! ニャンと!突如訪れたのは、実写の世界!!ジバニャンたちも大混乱! ケータ達はアニメと実写の世界を行ったり来たりしながら、原因を探ることにー。 予想をはるかに超える刺激・衝撃・妖怪活劇! ダブルの世界を股にかけた、妖怪たちの大冒険がはじまるニャン!(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

あー、もう。観た、観ちゃったよ!

だって、しょうがないじゃない。レビューは書いていないけれど、近場で上映されている映画は、全作品、複数回観ちゃってるのです。観る映画が残っていないのですよ…。

それに、万が一、もしかしてだけど、傑作かもしれないじゃない。観なきゃ分からないでしょ⁉︎

で、どうだったかと言いますと…ダメだこりゃ!

あのですね〜、決して子供向けだからダメだとか、幼稚だとか、そういうことではないです。

この映画、純粋で真っ直ぐな気持ちで作られていないね!

斜に構えて、観てくれる子供たちを斜め上から見下して作っている感じが、すごく嫌だ。

子供を喜ばせたいとか、楽しませたいとかよりも、マーケティングの結果、こうしたらウケる、とかで作られているのが、透けて見えるゼ。くだらない。馬鹿にするなよ、騙されないぞ。

もう、これ全部が、まがい物だな。偽物だよ。

何で、こんな物が人気があるのか…。
 

 

 

 

2017/01/21 12:10 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ スクリーン1

 

■あらすじ■

時は1582年。天下統一を目前に控えていた織田信長(堤真一)は蘭丸(濱田岳)、大塚(田口浩正)ら少数の家臣団と共に京都・本能寺に滞在している。冷酷非道なお館様を前に、戦々恐々とした日々を過ごす家臣たち。そんな時、風変りな女(綾瀬はるか)が一人、寺に迷い込んでくる。噛み合わない会話を繰り広げているが、その女・繭子は400年後の未来から来たと言う。泊まっていたホテル(本能寺ホテル)のエレベーターが1582年と繋がっていると・・・。 繭子は自身も訳のわからぬまま信長と小姓・森蘭丸との交流を深める中で、次第に信長の人間性に惹かれていく。やがて繭子は、1582年の迷い込んだその日が「本能寺の変」が起きる前日である事に気づき—(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

今回、できたら男性のみに読んで欲しい、そんな変態的なレビューです…。

この映画、ホテルのエレベーターが"本能寺の変"前日の本能寺と繋がっていた。というトンデモ設定で、主人公・綾瀬はるかが、織田信長や森蘭丸たち家臣を、その運命から救おうと奔走するストーリーです。

とても信じられない内容ですが、何度も、演出や演技で作品のリアリティラインが示されますので、ありえない!など、敢えて言う気にはなりません。

また、その経験を通過儀礼として、綾瀬はるかが人間として成長して行く様も描いており、事前の先入観よりも、かなりまともな映画でした。

と、ここまでは淡々とレビュー。だって、これは本作の仮の姿。

ここからが本題!上記の様な体を成していますが、その実態は、"綾瀬はるかファン"による、超セクハラムービーです笑!!!

監督もカメラマンも編集も、衣装も誰もかれもが、綾瀬はるかのことが大好きなんだろうなぁ〜って、すっごい感じたわ。

綾瀬はるかを最大限、魅力的に撮りたかったのだと思うのですが、その結果が、いかにセクハラで変態的な、間違った方向になっていたのか、じっくり解説して行きたいと思います。

先ず、衣装。綾瀬はるかって、スリムなのに胸が大きかったりと、スタイルがとても良いでしょ?今回、体のラインがすっごく出るような、ぴっちりした薄手のニットを着させているのね…胸が、気になるどころではない状態です。

そこからが、更に問題。

ポシェットを常に斜めがけで、ストラップが胸を横切るように着けさせているのは…もう、確信犯でしょ笑。∑(゚Д゚)

次に演出。上記のカッコの綾瀬はるかを、とにかく不要なのに走らせる…だけでなく、寄りのアングルが意味もなく多過ぎ、しかも、スローだったり、前から横へワンショットで回り込んだり、胸の揺れ狙いが気になり過ぎるわ笑!

で、エレベーターに乗れば、意味なく寄り過ぎのアップで、頭の先からつま先までを、ゆ〜っくりとパーンダウン!で、そのまま、ぐるっと後ろに回り込んで、今度はカカトから頭の先までを、ゆ〜っくりとパーンアップ!…って、こんな変態的なカメラワーク初めて観たよ笑。

しかも、エレベーターに乗る度に、毎回これやってる…。

もう、全編こんな感じだから、呆れる…というよりは、ここまで行くと清々しいな。

なんて言うか…綾瀬はるかさんに好感を持っている男子諸君‼︎ みんな観に行っちゃいなよ٩( 'ω' )و

 

 

2017/01/31 20:40 楽天地シネマズ錦糸町 シネマ4

 

■あらすじ■

美しい自然が残る香港郊外の海辺・青羅湾。開発計画が進んでいるこの海に住む人魚族は、開発プロジェクトのトップである富豪リウの元に、刺客として若く美しい人魚のシャンを送り込む。普通の女の子としてリウに近づいていくシャンは、リウの気まぐれでデートに誘われる。最初はそっけない素振りだったリウだが、次第にシャンに魅了されていく。そんな中、人魚族はリウを捕まえることに成功するが、彼らの存在が人間たちにバレてしまう!人魚を研究材料にしようと企む者たちによってボロボロにされる人魚たち…果たして彼らの運命は!(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

チャウ・シンチーは、なんと素晴らしいのだ!!

アンデルセンの『人魚姫』とは全く関係なく、共通点といえば、人魚と人間の恋ということと…自己犠牲かな?

元々のアンデルセン版は、王子を想う人魚姫の切ないラブストーリーですが、チャウ・シンチー版『人魚姫』は、それどころではなかったよ。

あらすじ的には、土地開発で住処の海を追われた人魚たちが、その開発プロジェクト・リーダーである大富豪リウを暗殺すべく、ハニートラップの刺客として、人魚シャンシャンを送り込む…というお話です。

恋してしまった男性への、人魚シャンシャンの純粋な愛、人魚を愛してしまったリウの自己犠牲が、とてもとても可愛らしく美しい。

更に、環境問題や戦争のことも盛り込んだ、まさに全部入り!!

相当重いテーマを含んでいるにも関わらず、チャウ・シンチーは、それを説教臭くなく軽やかに、大爆笑のギャグを織り交ぜながら語ってしまう。

だけど、必要なことからは、逃げたり茶化したりゴマかしたりせずに、しっかり描く。
怖いことを、ちゃんと怖いこととして、演出をしているところも偉い!

それでいて、観終わった時には、ちゃんとメッセージが観客に伝わっているのだから、エンターテイメントのお手本みたいな映画だと思います。

と、色々と偉そうに書いたけれど…とにかく、この映画が大好きになってしまいました。(*´꒳`*)

いつも通り、ワザとらしかったり、あざとかったりする演出や演技、色んなダメなところさえ、"だから良いんじゃない"と擁護したい。
全てが愛しい魅力に溢れた、本当に素敵な映画です。

惜しむらくは、俺は役者としてのチャウ・シンチーも大好きなので、次回作では出演もして欲しいな〜。

すっごいお薦めです。

 

 

 

2017/01/08 20:00 楽天地シネマズ錦糸町 シネマ4

 

■あらすじ■

親友シドニーのお節介に苛立ったのがきっかけで裏オンラインゲームに参戦した女子高生ヴィー(エマ・ロバーツ)。視聴者が指令した「見知らぬ人に5秒間キス」という挑戦を達成し賞金100ドルを手にした彼女は、実は挑戦者でもあったキスした男性イアン(デイヴ・フランコ)とコンビを組んで、次々に挑戦をこなしていくうちに、瞬く間に多額の賞金を手にし、人気プレイヤーの仲間入りをする。ヴィーは、ライブストリーミングをシドニーが見ているとも知らずにイアン相手に彼女の欠点をもらし、親友と大げんか。さらにイアンが実はゲームのリピーターと知り、彼への不信感もつのっていく。スリリングで楽しく、引っ込み思案な自分を変えてくれるはずのゲームは、次第に危険なものに変わり…。(フィルマークス様より転載)

 

■感想・レビュー■

設定オチ!と言ったら、怒られるかな?

『NERVE』 というサイトゲームに『挑戦者』登録すると、お題が与えられて、挑戦している過程を、自分自身がスマホで実況中継。クリア出来ると難易度に見合った報酬が支払われる。

主人公・ヴィーナス(通称:ヴィー)は、地味で控え目な女子高生。そんな自分を変えたくて『挑戦者』登録。

これまで、誰の注目を集めることもなく自分の殻に閉じこもっていたヴィー。自ら踏み出した一歩で、自分を取り巻く世界が瞬く間に広がって行く。

1度限りの冒険のつもりが、行きがかり上、ゲームを降りられないまま、お題の難易度が手に負えないほどに、エスカレートして行く…。ここまでが、この映画の冒頭。

どうですか?すごく面白そうでしょ??
だけど、実際はそれほどでもないのです…。

ダメなところは、ハッキリしていて、『NERVE』 自体の設定の詰めが甘く、ストーリー展開に合わせて、その都度、ルールを決めているようで、ご都合主義にしか感じられない。また、決められて行くルールが、当初の設定以外まるで面白くも何ともないのです。

かといって、ストーリー自体が面白ければ、まだ救いはあるのですが、明らかに練り込み不足で、ありきたりなドタバタに終始してしまい、こちらの想像を超える出来事や展開が何もない。

まさに、現代だからできた映画ですし、時代の産物としての価値はあると思うのですが…いかんせん、第1幕だけが突出して面白いので、出オチ感が否めない。

目の付けどころやアイデアは良かったので、『ファイト・クラブ』のような特別な作品になり得る可能性もあったのに、詰めの甘さや練り込み不足が台無しにしてしまった、そんな映画でした。

『ハンガー・ゲーム』を始め、『メイズ・ランナー』とか今作にしても、全部がこの思いつき設定だけの練り込み不足な気がします。
観ている最中だけは、楽しめたりもしますが、何も残らないんですよね。

アイデアの使い捨てのようで、本当にもったいない。もっと、大切にしたら良いのに、と思います。

最近、こんな映画が多い気がします。この流れ、何とかならんのかなぁ〜。