プーチンの言う「引き分け」は、領土交渉の話ではない? | 朱雀ひのでのブログ

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また『引き分け』発言で、日本を甘言で釣ろうとしているプーチン?

 

日ロ平和条約締結への交渉が暗礁に乗り上げているからか、またプーチン大統領は、『引き分け』を言い出したと、報じられました

(リンク切れの際は、注目記事959参照)

 

これまで日本は、この発言について、「ロシアが領土交渉で譲歩する用意がある」という観測の元、様々な話が論じられてきました。

その毎にロシアの強面外交に阻まれており、それを考えれば、どう見てもロシアが領土交渉を譲る気がさらさらない事が明らかですね。

 

それなのに、またプーチンが『引き分け』を言い出した。

日本から、また妥協を引き出すための甘言であるにせよ、あからさますぎて多くの日本人も、もうだまされないでしょう。

もし「領土交渉」での『引き分け』で気を引くことを、狙っているのであればですが。

 

そう考えると、プーチンの言う『引き分け』は、領土交渉の話ではなく、別の問題での『引き分け』を要求しているのではないか?

そう考えるならば、一見おかしな発言をしているようで、実は深謀遠慮の元に発言していると見るべきかもしれません。

 

 

プーチンの言う『引き分け』が、領土交渉の話ではないとすれば…

 

そこで引用記事を、もう一度よく読んでみます。

すると『引き分け』の文言の前後に、こう書かれていますね。

 

日米安保が障害となり、行き詰まっている日ロ平和条約交渉について「柔道でいう引き分け」を目指すと改めて述べ、日本と妥協を模索して協議を続ける姿勢を示した。

 

そして記事の末尾に書かれていることを、並べてみます。

 

 ロシアが中国にミサイルの早期警戒システム構築を支援するなど、両国の軍事技術協力が進展していることについては「協力は防衛的なものだ」と強調し、中ロの軍事同盟化を否定した。

 

 

つまりプーチンが要求する『引き分け』は、「中ロの軍事技術協力を『軍事同盟』に発展させない代わりに、日米安全保障条約を破棄しろ」ではないのでしょうか?

 

 

日ロ双方が友好国との軍事同盟を持たないようにすれば、平和条約が締結できる。

これが本当の引き分けだ。

 

もしこれがプーチンの本音ならば、日本は絶対に呑めませんね。

こんなことをすれば、ロシアと平和条約を結べても、防御力が低下した日本を格好の的として、シナが日本を攻めてくるでしょうね。

これが当たっているのならば、冗談ではない。

 

 

プーチンが日米安保破棄を平和条約締結の条件だというのなら、交渉と経済協力を打ち切れ

 

外務省や安倍総理には、これがプーチンの本音か、確認していただきたいです。

これが当たっているのなら、平和条約交渉は、当面打ち切りですね。

そしてロシアに対する経済協力も、中止すべきでしょう。

 

安倍総理には、功を焦らず、国益を損なわない外交に徹していただきたいですね。

シナと違ってロシアのGDPは、韓国を下回るレベルでしかありません。

韓国ですら、日本と仲たがいするだけで経済はガタガタになりました。

それより国力の劣るロシアなら、日本がちょっと経済圧力をかけただけで、大揺れになるでしょう。

 

誠意のない、相手を陥れるような言動で日本に対するのならば、相応の対応で報いるべきだと思いますね。

そしてそうなった結果、困るのはロシアであって日本ではないことを、骨の髄まで思い知らせるべきと考えます。