Surf and Ride

セカンドカー

 

 我が家で最も新しいエンジンは2006年生まれ、主にスノーボードの足として。凍結した路面、特に坂道最強は4駆の軽だと信じてます。用途から順目なのは地上高高くセンターデフロックできるジムニーとかテリオスキッドとかだけど、いかんせん荷室長が短くボードを放り込めない。そもそも近場のナイターゲレンデ専門なので本格クロカンはオーバースペックだし。

 

 4号機は三菱アイ、4WD、ターボです、変態不人気車、何せエンジンが後輪車軸上にあるMR、ロングホイールベースで荷室長はBセグ並み、ブレーキで前のめりにならず4輪で踏ん張る感じが新鮮、ビスカスカップリングのスタンバイ4駆ながら基本リア駆動なので滑らせてからのコントロールも楽しい、そして燃費二の次時代のエンジンはいかにもなターボで結構元気。

 

 検査不正後ダイムラーと提携→解消というタイミングで三菱が社運をかけて?コストを投下したらしいこのクルマ、フレームも専用設計、衝突安全性も高いんだとか。軽ならほぼ容積重視のハイトワゴンばかり、現在なら絶対世に出ることのないこんな楽しいおもちゃが新車のスクーター程度の金額で手に入る、ってある意味幸せな時代と言えるかも。

 

※設計段階から原理主義的でコスト度外視、ゆえに前後タイヤサイズが違う、踏んだら踏んだ分だけびっくり!の燃費など維持コストは割高、そこはこんなマーケティング大失敗の変態車を設計して世に出した人たちの熱い想いとトレードオフってことで(笑)。

 

SRX600 9ヵ月ぶりの復活

エンジン開けたらピストンリングの錆で傷ついたシリンダー以外にも改善すべき問題あり。ハイカムに合わせたであろう強化スプリングの質が悪くバルブの動きが悪い、バルブシートの当たり面も広がっている状態。ストリート使用なのでバルブスプリングを純正部品に戻し、摩耗の進んだロッカーアームなどオーバーホールをお願いしたショップに可能な限り調達してもらいました。30年以上前のモデル、エンジンガスケットはほぼ欠品ながら何とかスペア一式も確保。

新しいピストンに合わせてスリーブをボーリング、バルブシートカットや部品交換でリフレッシュしたヘッド回りで組み上げたエンジン、加えてフロントフォークの再メッキとアンダーカウルの歪みを修正して晴れて退院。

組んだばかりのエンジン、500㎞ほど走るまでは4,000rpm上限での慣らしが必要。633㏄のシングルエンジンに39パイ×2というやや大きめのFCRキャブのせいもあり回転上がる途中でのかなり忙しいシフトアップ、早く慣らしを完了して当丸峠あたりに走りに行きたいところ。

 

 

ピストンリングの錆で傷ついたスリーブ、この程度で圧縮なくなります。

 

 

摩耗したロッカーアームまわり。

 

代車のDEMIOで雪山へ

駐車場のお隣さん、お子さんを降ろす際強風にあおられドアパンチ。大した傷じゃなかったけど、会社貸与なので保険使ってください、とのことだったのでお言葉に甘えてS124は補修入庫、代車レンタカーはMAZDAのDEMIOで。

 

札幌に転勤してから、外房ビーチハウスへの足は羽田で借りるレンタカー、いろいろ試した結果一番しっくりきたのがこいつ。ほとんどがCVTのコンパクトカーのなか希少なトルコンAT、立ち気味のポジションが決まりやすかったり、アクセルペダルがオルガン式だったり、いろいろ理由はあるけど何よりブレーキが好感触。国産車に多いスイッチみたいに制動が立ち上がるカックンブレーキではなく、ペダルに触れたくらいから踏んだ分だけリニアに効いている感じがするのがちょっと124に似ている、ような気がする(笑)。

 

1500㏄のAWD(4WD)、雪道での走りは3200ccで素のFRの124とは比べるべくもなく、当たり前だけど・・・。多少雑な操作をしても破綻する気配は微塵もなし。やっぱり雪道では車重の軽い四駆が最強、物理ですね。

 

終日快晴の予報、氷点下10度以下に冷え込んだ午前、冷やされた空気が山から海上へ流れ込んでゲレンデから見た海にはけあらし(蒸気霧)が。