SRX600 9ヵ月ぶりの復活
エンジン開けたらピストンリングの錆で傷ついたシリンダー以外にも改善すべき問題あり。ハイカムに合わせたであろう強化スプリングの質が悪くバルブの動きが悪い、バルブシートの当たり面も広がっている状態。ストリート使用なのでバルブスプリングを純正部品に戻し、摩耗の進んだロッカーアームなどオーバーホールをお願いしたショップに可能な限り調達してもらいました。30年以上前のモデル、エンジンガスケットはほぼ欠品ながら何とかスペア一式も確保。
新しいピストンに合わせてスリーブをボーリング、バルブシートカットや部品交換でリフレッシュしたヘッド回りで組み上げたエンジン、加えてフロントフォークの再メッキとアンダーカウルの歪みを修正して晴れて退院。
組んだばかりのエンジン、500㎞ほど走るまでは4,000rpm上限での慣らしが必要。633㏄のシングルエンジンに39パイ×2というやや大きめのFCRキャブのせいもあり回転上がる途中でのかなり忙しいシフトアップ、早く慣らしを完了して当丸峠あたりに走りに行きたいところ。
ピストンリングの錆で傷ついたスリーブ、この程度で圧縮なくなります。
摩耗したロッカーアームまわり。