Surf and Ride -2ページ目

S124で雪山へ

2シーズン目の北海道。雪道では最弱のFR、おまけにトラクションコントロールデバイスなしのネオクラ車。事故れば部品の供給も心配ながら、粉雪ピステの誘惑に負け、まずは近場のスキー場へ。考えてみれば寒い国の生まれだし、ほぼ50:50の重量配分や2速発進、敏感すぎないアクセルペダルは有利に働くはず、そもそもゼロ発進は最弱でも「曲がる」は駆動方式で一長一短、「止まる」は条件同じだし。

 

4WDやFFが多い北国の幹線道路、2車線が生きているなら左車線を走る。左車線なら左側が磨かれていないからトラクションがかかりやすいし、万が一スリップしても逃げ場がある。登坂になったらとにかく止まらないこと、アクセルコントロールで駆動輪を空転させず、前の車との距離を調整しながら。なんて考えながら運転していたらかつてもっともっと(雪道では)テールハッピーなW201(190E)に現在と比べると全く性能の劣るスタッドレスを履いて志賀高原や万座までスキーに行ったこと思い出した。

 

東京からだとスキーに行くのはひと仕事だったけど、札幌は街中から30分くらい走ればこんなゲレンデがあります。

 

SRX600入院のまま越冬

 

7月半ばの陽気に誘われて近場を流してちょっと休憩、そこで再始動不能に。

ほぼ車も通らない埋め立て地で汗だくでキックし続けること30分、なんとキックペダルが折れました・・・。

押がけ試みるも、、、心も折れてレッカー手配。

 

 

搬入したショップで圧縮調べてもらうと6以下???これではかからんなぁ。

どうやらウチに来る前に長い不動期間があったようで、ピストンリングに錆、スリーブ引っ掻いてました。

この時点でWISECOの97ミリ621cc、同じピストンとスリーブが米国在庫ありとのことで納品を待つことに。

ところが待ち続けて3か月を過ぎた頃に本国欠品との知らせが、ううむ。

 

33年前のモデル、ピストン、シリンダーあたりの純正部品はとっくに欠品、中古ピストンは避けたいところ。

某ショップで奇跡的に純正オーバーサイズの在庫を発見するも96.5ミリのみ、中古シリンダー探してボーリングするか・・・。

最後の手段で、長くお世話になっていた神奈川のSRXマイスターにご相談。

結果、TL1000のピストン(98ミリ)を加工流用、633ccにボアアップすることとなりました。

今週そのスペシャルピストンが到着、やっとシリンダーをボーリングの段取りへ。

 

今回の入院を機に、フロントフォーク再メッキ、アンダーカウル修正などなど補修、退院は来春ですね。

そこそこ台数が出たSRXでも、そろそろエンジンガスケットなどの要の純正部品に欠品の情報。

さてさて、爺さんになってキックが踏めなくなるまで乗り続けられるかな。

 

 

 

 

 

冬の北海道とS124

東京から札幌へ、冬の雪道を考えると不安も大きいが連れていくことにした。

 

①下回りノックスドール防錆処理:札幌の融雪剤、昨年から質が悪くなってダメージ大と複数の車関係者談、下回り洗浄もまめにしろ、とのこと。

 

②スタッドレスタイヤ新調:東京では冬でもドライの高速道路が主体だったのでMICHELIN一辺倒、札幌では氷上性能重視でBLIZZAK VRX2に履き替え。

 

③雪用ワイパー:S124用のウインターブレードはBOSCHもPIAAも廃盤、唯一BELLOFというブランドに適合サイズあり。

 

④20ℓポリタンク×4:リア車軸上に満水状態で配置。

 

何といっても、トラクションコントロールなしのFR、4WD比率の高い札幌でどうなることやら、と思いきや・・・。

意外とイケる!

4WDやFFとの比較でFRが最も弱いのは発進時、E320は基本2速発進、新品のスタッドレスと80キロのポリタンク荷重で路面が圧雪状態ならほぼストレスなし、近隣のスキー場への坂道も無事に登り切った。

本来の前後バランスの良さ、スタビリティの高さ、車重のわりに細めのタイヤ等々が効いていると思われ。

しかしながら、凍結した登坂では極力停止しない、深めの積雪には突っ込んでいかないなど、それなりに神経は使う。

 

暖冬のせいか、ブラックアイスバーンの出現率がかつて暮らしていた30数年前に比べて高いように思う、いくらタイヤの性能が上がっても、ブレーキに触っただけでトラクションが抜けるような路面だと抑えたスピードと車間距離が全てです。