先日、家族で車で移動していたら、後部席にいた子供が素朴な疑問のように聞いてきた。
『なあ、なあ、スガイグルマデンの人たちってどうやって生活してるん?』
「え?なに!? スガイグルマデン!!!!」これまたスゴい語感キター(・∀・)!と大好物をもらった気分で(笑)僕がスマホにメモしている間に、
妻「え? スガイグルマデン? …あぁ、シングルマザーか。」
子供「うん、シングルマザー」
妻「シングルマザーの人はな…」って普通に会話が続いていったよ…。
凄いな、母子のつながりは。以心伝心かよ。
ていうか『スガイグルマデン』ノータッチで良かったのか!?(お父さんはスマホにメモったのに)
というお話しです。
ええ。
今日は以上です(笑)
先日ショッピングモールで買い物をしていると、女性の怒鳴り声が耳に飛び込んできました。
「も~!! なんでよー! どこに行ってたんっ!」
声のする方向を見てみると、店員に連れられた4歳くらいの男の子が、お母さんと対面する場面でした。迷子になっていたのでしょう。
声の主はお母さんでした。
店員は優しく男の子に微笑みます。「お母さんが見つかって良かったね」
それには目もくれず、お母さんは小さな息子に向かってヒステリックな怒声を浴びせます。
「もーーー!! なんで!!? なんでなん!? どこに行ってたん? もぉーーー!!」
凄い剣幕でまくし立てています。
そのヒステリックな怒声に気圧されて4歳児はフリーズしており、表情からはトランスに入っているのがわかります。
トラウマを作る典型的な場面です。
幼い子供の未発達な神経システムでは受け止めきれないほどの大きなストレスがかかり、身体を硬直させて意識はトランス状態になり、外からの攻撃を無防備に受け取るしかない状態になっています。
でもそんな風に激しく怒鳴るお母さんの表情に見えたのは、激しい怒りというよりは、「恐れ」でした。
ヒステリックに叫ぶお母さんの声や表情の奥に、怯えて癇癪を起こす少女の姿が見えるようでした。
目の前にいるのは、お母さんが見つかったことを素直に喜んでくれている若い女性店員と我が子です。
でも、お母さんは「なんで!? なんでなん!!」とヒステリックに叫び続けることで、自分が責められる恐れを必死にかき消しているようでした。
その声にも表情にも「私を責めないで! 私は悪くない! なんで迷子になるのよ!? 私は悪くないのに! 私を責めないで!」という、彼女の中に住む幼い子供の悲痛な叫びが混ざっています。
このお母さんもまた、傷ついた幼子(おさなご)でした。
何かミスをする度に親から徹底的に責められてきたのでしょう。
ちょうど今、自分が息子にそうしているように。
そして、責められる痛みを感じないように心を固めて、失敗しないようにビクビクしながら生きてきたのでしょう。
ちょうど今、自分の息子がそうしているように。
【世代間連鎖という遺産】
発達心理学の世界では、私達の言動の90%以上が親のコピーだと言われています。
特に意識しない限り、私達はいわば反射的に親がそうしていたように動いているものなのです。
親から虐待を受けた子はやがて虐待する親となり、会話の無い家庭に育った子はやがて会話の無い家庭を作り、そうやってコピーするように先祖から親へ、親から自分、そして我が子へと文化は引き継がれていく。それを心理の世界では『世代間連鎖』と言います。
その意味で、私達の良い行いも健やかな心も、ネガティブな行いも行動も、ご先祖から引き継がれた遺産と言うことができます。
そして多くの人は、その遺産に特に違和感を持たず、そこに新たな変化を加えること無くただ無意識のままにそれを引き継ぎ、親と同じ言動を繰り返して生きていきます。
自分のやっている反応や普段の言動に、疑問を持つことは普通はほとんどありません。
それでも、ほんの僅かな人達は(本当に僅かですが)自分の言動を振り返り、「私の反応はおかしいのではないか!?」と自分を省みます。
そして、自分が無意識に受け継いだパターンに気付き、異議を唱えます。
「それは間違っている!」と、自分を通じて我が子に引き継がれようとしている力に戦いを挑みます。
自分の代で流れを変えようと、立ち上がります。
愛する我が子の為に、継承されようとする流れに、ポジティブな何かを加えようとします。
時間とエネルギーを使って、先祖代々のパターンを癒やし、心ある家庭の文化を作り、それを遺産として子供達に残そうとします。
それは簡単なことではありませんが、不可能なことでもありません。
この偉大な仕事を成し遂げるには、ある特別な資質が求められます。
人間だけに備えられた、特別で気高い資質。
それは「自覚」と呼ばれる力です。
自覚とは、自分の無意識の振る舞いを客観視して振り返る力です。
「それは果たして良いことなのだろうか? 自分には何か変えるべき点があるのではないか?」と自分を省みる力です。
それを持つ者だけが、世代間連鎖という無意識の鎖を断ち切り、ポジティブな連鎖を子孫に紡いでいくことができるのです。
【親という偉大なる仕事】
もしかしたらこれをお読みの皆様の中にも、自分の普段の言動に親から引き継いだ負の連鎖があることに気づいている方もいらっしゃるかもしれません。
自分を通じて日々、我が子に伝わっていく何かに対して、漠然と悪い予感のようなものを感じている方もいらしゃるかもしれません。
あるいは、その力におびえて食い止めようともがいている最中なのかもしれません。
もしあなたがそうでしたら、ご自分のタイミングでプロのセラピストに頼ってください。
心理療法の世界も1960年代以降急速に研究が進み、世代間連鎖というテーマに対して、今ではかなり的確に変化を導くことができる時代に入ってきています。
私も心理療法家のひとりとして、その役割の一端を担わせていただいていますが、
親から引き継いた負の遺産を自分の世代で終わらそうとする母親の気高い覚悟には、いつも背筋を正される思いでおります。
「私も愛してもらえなかったんだから、この子だけが愛されるのは腹が立つ」という自分の激しい怒りに気付き、その恨みを自分が引き受け、許し、手放し、我が子に伝わる前にそれを食い止めようとする母の思い。
その意志によって自分の苦しみを終わらせ、我が子へと真っ直ぐな愛情を注げるようになります。
そして、やがて会うであろう孫へと、その先に綿々と続いていく子孫へと、ポジティブなバトンを渡していくことができるのです。
その偉大な仕事を、あなたが行うことができます。
今あなたが日々取り組んでいる『子育て』とは、そういう仕事なのです。
*******
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「も~!! なんでよー! どこに行ってたんっ!」
声のする方向を見てみると、店員に連れられた4歳くらいの男の子が、お母さんと対面する場面でした。迷子になっていたのでしょう。
声の主はお母さんでした。
店員は優しく男の子に微笑みます。「お母さんが見つかって良かったね」
それには目もくれず、お母さんは小さな息子に向かってヒステリックな怒声を浴びせます。
「もーーー!! なんで!!? なんでなん!? どこに行ってたん? もぉーーー!!」
凄い剣幕でまくし立てています。
そのヒステリックな怒声に気圧されて4歳児はフリーズしており、表情からはトランスに入っているのがわかります。
トラウマを作る典型的な場面です。
幼い子供の未発達な神経システムでは受け止めきれないほどの大きなストレスがかかり、身体を硬直させて意識はトランス状態になり、外からの攻撃を無防備に受け取るしかない状態になっています。
でもそんな風に激しく怒鳴るお母さんの表情に見えたのは、激しい怒りというよりは、「恐れ」でした。
ヒステリックに叫ぶお母さんの声や表情の奥に、怯えて癇癪を起こす少女の姿が見えるようでした。
目の前にいるのは、お母さんが見つかったことを素直に喜んでくれている若い女性店員と我が子です。
でも、お母さんは「なんで!? なんでなん!!」とヒステリックに叫び続けることで、自分が責められる恐れを必死にかき消しているようでした。
その声にも表情にも「私を責めないで! 私は悪くない! なんで迷子になるのよ!? 私は悪くないのに! 私を責めないで!」という、彼女の中に住む幼い子供の悲痛な叫びが混ざっています。
このお母さんもまた、傷ついた幼子(おさなご)でした。
何かミスをする度に親から徹底的に責められてきたのでしょう。
ちょうど今、自分が息子にそうしているように。
そして、責められる痛みを感じないように心を固めて、失敗しないようにビクビクしながら生きてきたのでしょう。
ちょうど今、自分の息子がそうしているように。
【世代間連鎖という遺産】
発達心理学の世界では、私達の言動の90%以上が親のコピーだと言われています。
特に意識しない限り、私達はいわば反射的に親がそうしていたように動いているものなのです。
親から虐待を受けた子はやがて虐待する親となり、会話の無い家庭に育った子はやがて会話の無い家庭を作り、そうやってコピーするように先祖から親へ、親から自分、そして我が子へと文化は引き継がれていく。それを心理の世界では『世代間連鎖』と言います。
その意味で、私達の良い行いも健やかな心も、ネガティブな行いも行動も、ご先祖から引き継がれた遺産と言うことができます。
そして多くの人は、その遺産に特に違和感を持たず、そこに新たな変化を加えること無くただ無意識のままにそれを引き継ぎ、親と同じ言動を繰り返して生きていきます。
自分のやっている反応や普段の言動に、疑問を持つことは普通はほとんどありません。
それでも、ほんの僅かな人達は(本当に僅かですが)自分の言動を振り返り、「私の反応はおかしいのではないか!?」と自分を省みます。
そして、自分が無意識に受け継いだパターンに気付き、異議を唱えます。
「それは間違っている!」と、自分を通じて我が子に引き継がれようとしている力に戦いを挑みます。
自分の代で流れを変えようと、立ち上がります。
愛する我が子の為に、継承されようとする流れに、ポジティブな何かを加えようとします。
時間とエネルギーを使って、先祖代々のパターンを癒やし、心ある家庭の文化を作り、それを遺産として子供達に残そうとします。
それは簡単なことではありませんが、不可能なことでもありません。
この偉大な仕事を成し遂げるには、ある特別な資質が求められます。
人間だけに備えられた、特別で気高い資質。
それは「自覚」と呼ばれる力です。
自覚とは、自分の無意識の振る舞いを客観視して振り返る力です。
「それは果たして良いことなのだろうか? 自分には何か変えるべき点があるのではないか?」と自分を省みる力です。
それを持つ者だけが、世代間連鎖という無意識の鎖を断ち切り、ポジティブな連鎖を子孫に紡いでいくことができるのです。
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もしかしたらこれをお読みの皆様の中にも、自分の普段の言動に親から引き継いだ負の連鎖があることに気づいている方もいらっしゃるかもしれません。
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一昨日からうちに泊まりに来てる3才の男の子。
荒ぶる魂でめっちゃパワフル。パワーを持て余して走りまわってる。
仮面ライダーの人形を自慢気に僕に見せては1つ1つ名前を教えてくれる。
身体がエネルギーを発散したくてウズウズしているようなので、ボクシングのミット打ちみたいにしてあげると、腰の入った良いパンチを打つ。
何の曇りもなく生命力全開で、悪を退治する仮面ライダーみたいにパンチを打つ。
そしてイキイキとした良い表情になる。
きっと、もっと強くなってそのパンチで愛する誰かを守りたいのだろう。
わかるぞ。ヒーローよ。
小さくてもお前の心根はまっすぐにヒーローだ。
けど、お前が生まれたこの時代はそのパンチあんまり使い道がなくてな…。
どっちかと言うと、パソコンに小難しいこと打ち込んだりすることで愛する人を守る時代なんだよ…。
それから、お前が思ってる守りたい人。
ほんまはめっちゃ強いからな… 。
気の毒だけど…。お互い頑張ろうな…。
という気持ちになった(笑)
荒ぶる魂でめっちゃパワフル。パワーを持て余して走りまわってる。
仮面ライダーの人形を自慢気に僕に見せては1つ1つ名前を教えてくれる。
身体がエネルギーを発散したくてウズウズしているようなので、ボクシングのミット打ちみたいにしてあげると、腰の入った良いパンチを打つ。
何の曇りもなく生命力全開で、悪を退治する仮面ライダーみたいにパンチを打つ。
そしてイキイキとした良い表情になる。
きっと、もっと強くなってそのパンチで愛する誰かを守りたいのだろう。
わかるぞ。ヒーローよ。
小さくてもお前の心根はまっすぐにヒーローだ。
けど、お前が生まれたこの時代はそのパンチあんまり使い道がなくてな…。
どっちかと言うと、パソコンに小難しいこと打ち込んだりすることで愛する人を守る時代なんだよ…。
それから、お前が思ってる守りたい人。
ほんまはめっちゃ強いからな… 。
気の毒だけど…。お互い頑張ろうな…。
という気持ちになった(笑)
あなたのお子さんは何も言わなくても、自主的に宿題に取り組んでいますか?
それとも、「やりなさい!」と強制してあげないとなかなか始めないタイプでしょうか?
周りの子供たちを見ていても、それぞれですね。
何も言わなくても完璧なほどにしっかりと宿題を済ませて、忘れ物が無いようにチェックまでする子もいれば、
強制されるまで宿題しないどころか、忘れ物をしても気にしない子もいます。
これは性格の違いですので、仕方がないですね。
受け入れましょう。
以前テレビで某有名学習塾のカリスマ講師が、子供に自主的に勉強させるには、「親からの『勉強しなさい!』を一切言わないこと」とアドバイスをしていて
それを聞いた芸能人から猛反発を受けていました。
「言わなかったら、ウチの子絶対にしないよ!」と。
これはとても良く分かります。
確かに、親から強制されないことで危機感を持って、自分で行動管理をして行くようなタイプのお子さんは実際にいます。
有名学習塾に来るようなお子さんはそういったタイプがほとんどだから、講師の経験則によるアドバイスもそのようなものになるのでしょう。
でも、言われなかったら平気で宿題を忘れて行って、先生に怒られてもなんとも思わない子供達もたくさんいるのです。
こういうお子さんは、我が強くてストレス耐性も高いので、ある意味で将来有望なお子様だと思いますが、日々接するご両親は大変ですよね。
「早く宿題しなさい!」と毎日言わなければなりません。
今日はそんな時に、役立つコミニュケーションをご紹介します。
【選択肢を与えるコミュニケーション】
実際に我が子との対話で、上手くいった例です。
勉強しないといけないのは分かっていながらも、ダラダラして気持ちが乗らない状態の娘に話しかけました。
「のん。今から何をするべきかわかるか?」
「うん。宿題やろ…。」
「そうやな。宿題したら、その後ゆっくり遊べるなぁ。そのためには集中して一気に済ませたら、やった感も感じられるし気持よく遊べるなぁ。」
「うん…。」
「じゃあ、もし今から勉強に集中できるとしたら、どこで勉強するのが一番しっくりくる? このリビングのテーブル? キッチンのテーブル? 自分の部屋の机? あの小さな補助テーブル?」
「…補助テーブル」
「そっか、じゃあ、それをどこに置くのが一番勉強しやすい? どこが一番しっくり来る? よーく感じてみ。」
「うーん。あそこ!」と隣の部屋を指します。
「和室やな。」
「じゃあ、テーブルどっち向きに置く?」
「う~ん。こっち向き」
「で、のんはどっち向きに座るのが一番しっくり来るん?」
「こう」娘は座ります。
「あとは? 集中するにはあと何がいる? 座布団は? タイマーは? 集中する音楽はあったほうがいい?」
こうしていろいろ質問して選択させてあげることで娘は静かに集中して勉強を始めました。
人は選択することを本能的に快と感じるものです。
逆に
宿題しなければならない=自分には選択権が無い
これが人間にとって非常に大きな苦しみとなります。
自由を奪われる苦しみです。
例え遊びであっても、「今絶対にこの遊びをしなさい!」と強制されて選択権を奪われると苦痛となります。
逆に言うと、人間は自分で選択することで意欲を取り戻すことができるのです。
「宿題をしなければならない」という強制は変えられなくても、その他の点で多くの選択肢を見つけ出し、自己選択することはできるものです。
先の対話では、勉強を強制される自分ではなく、宿題を前にしても主体的に選択していける自由な自分を体験してもらった訳です。
それと共に、集中するというのは、それなりの手続きが必要だということも学んでもらえたらなと思います。
さあ、まとめましょう。
原則はシンプルです。
強制されることの抵抗が出たら、小さな選択肢を沢山与えてあげる。
これを踏まえて、あとは自由に工夫して使ってみてください。
もちろんこれは親である私達のセルフコントロールにも使えます。
やってみてください。
お子さんの勉強に関しては以下の記事も御覧ください。
・『勉強しない子供の集中力を上げる4つのポイント』
・『宿題をやらない子供を動かす声がけのコツ』
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強制されるまで宿題しないどころか、忘れ物をしても気にしない子もいます。
これは性格の違いですので、仕方がないですね。
受け入れましょう。
以前テレビで某有名学習塾のカリスマ講師が、子供に自主的に勉強させるには、「親からの『勉強しなさい!』を一切言わないこと」とアドバイスをしていて
それを聞いた芸能人から猛反発を受けていました。
「言わなかったら、ウチの子絶対にしないよ!」と。
これはとても良く分かります。
確かに、親から強制されないことで危機感を持って、自分で行動管理をして行くようなタイプのお子さんは実際にいます。
有名学習塾に来るようなお子さんはそういったタイプがほとんどだから、講師の経験則によるアドバイスもそのようなものになるのでしょう。
でも、言われなかったら平気で宿題を忘れて行って、先生に怒られてもなんとも思わない子供達もたくさんいるのです。
こういうお子さんは、我が強くてストレス耐性も高いので、ある意味で将来有望なお子様だと思いますが、日々接するご両親は大変ですよね。
「早く宿題しなさい!」と毎日言わなければなりません。
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勉強しないといけないのは分かっていながらも、ダラダラして気持ちが乗らない状態の娘に話しかけました。
「のん。今から何をするべきかわかるか?」
「うん。宿題やろ…。」
「そうやな。宿題したら、その後ゆっくり遊べるなぁ。そのためには集中して一気に済ませたら、やった感も感じられるし気持よく遊べるなぁ。」
「うん…。」
「じゃあ、もし今から勉強に集中できるとしたら、どこで勉強するのが一番しっくりくる? このリビングのテーブル? キッチンのテーブル? 自分の部屋の机? あの小さな補助テーブル?」
「…補助テーブル」
「そっか、じゃあ、それをどこに置くのが一番勉強しやすい? どこが一番しっくり来る? よーく感じてみ。」
「うーん。あそこ!」と隣の部屋を指します。
「和室やな。」
「じゃあ、テーブルどっち向きに置く?」
「う~ん。こっち向き」
「で、のんはどっち向きに座るのが一番しっくり来るん?」
「こう」娘は座ります。
「あとは? 集中するにはあと何がいる? 座布団は? タイマーは? 集中する音楽はあったほうがいい?」
こうしていろいろ質問して選択させてあげることで娘は静かに集中して勉強を始めました。
人は選択することを本能的に快と感じるものです。
逆に
宿題しなければならない=自分には選択権が無い
これが人間にとって非常に大きな苦しみとなります。
自由を奪われる苦しみです。
例え遊びであっても、「今絶対にこの遊びをしなさい!」と強制されて選択権を奪われると苦痛となります。
逆に言うと、人間は自分で選択することで意欲を取り戻すことができるのです。
「宿題をしなければならない」という強制は変えられなくても、その他の点で多くの選択肢を見つけ出し、自己選択することはできるものです。
先の対話では、勉強を強制される自分ではなく、宿題を前にしても主体的に選択していける自由な自分を体験してもらった訳です。
それと共に、集中するというのは、それなりの手続きが必要だということも学んでもらえたらなと思います。
さあ、まとめましょう。
原則はシンプルです。
強制されることの抵抗が出たら、小さな選択肢を沢山与えてあげる。
これを踏まえて、あとは自由に工夫して使ってみてください。
もちろんこれは親である私達のセルフコントロールにも使えます。
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潜在意識の使い方を教える、8歳の娘との対話。
前回からの続きです。>>前回記事はこちら『子供に潜在意識の使い方を教えよう』
(関西弁が更にひどくなってる気がしますが、すみません…)
********
「のんの中にいる潜ちゃんは凄い力を持ってるんや。でもな。子供なんや。」
「え? 子供なん? のんも子供やで…。」
「うん。のんはちょとずつ大人になっていくけどな。潜ちゃんはずっと子供のままや。ずっと6歳なんや。」
「6歳なん? のん8歳やからのんの方が2つ上やな。」
「そうや。潜ちゃんは6歳やからな。遊びが大好きなんや。手を使って何かを作るのも、身体を使って遊ぶのも、いろんな場所に行くのも、土をいじるのも大好きや。」
「うん。のんも好きやけどな。」
「そう。それはのんの中の潜ちゃん求めてるんや。工作してる時はいつも夢中になってるやろ?」
「うん。のんな。こないだ工作の時間にな。先生が・・・(省略!)」
「そう。とにかく潜ちゃんは6歳の子供で遊びが大好きなんや。だから大切なのは、子供と接することと同じなんや。
のんは小さい子と遊んであげるの上手やろ。それと同じようにのんの中の潜ちゃんにも接してあげることや。
つまり。
1)愛情を持って接してあげること。
2)自由に遊ばせてあげること。
この2つが大切や。それが無いと潜ちゃんがスネてしまうんや。」
「潜ちゃんスネるん!?」
「そう。スネるんや。潜ちゃんがスネてしまったら、お願いを聞いてくれなくなったり、何やっても楽しくなくなるんや。
だから、いっぱい愛して遊ばせて、潜ちゃんと仲良くすること。これが一番大切な基本や。」
「キホンてなに?」
「いや…。そこはブログ的に広げんでええとこや(笑) とにかく、いっぱい愛して遊んであげたら、潜ちゃんはご機嫌で願い事を聞いてくれやすくなるんや。」
「うん。のんはいっぱい遊んでるから大丈夫や。」
「そうやな。大人でもいつもご機嫌でいる人と、つまらなさそうに生きてる人いるやろ。それは潜ちゃんがご機嫌で生きてるかどうかの違いなんや。潜ちゃんがスネてしまったらな。いくら頑張ってもご機嫌ではいられなくなるんや。」
「へ~。のんの潜ちゃんゴキゲンやで」
「うん。それでな。ここからが大切や。潜ちゃんに願い事をお願いする方法を教えたるわ。
潜ちゃんが助けてくれたら、勉強もバレエもすごい上手くなる。」
「うん。早よ。早よ教えてよ…。」
「潜ちゃんにお願いするやり方はな。
1)成功イメージをありありと体験する。
2)言葉で宣言する。
の2つや。例えばな。家に帰ったらすぐに机に向かって宿題してから遊びたいとする。今までやったらなかなかできへんかったやろ。」
「うん。のんな。すぐ遊んでしまうんや。」
「そう。潜ちゃんは遊びが好きやから、ちゃんとお願いしないと遊んでしまうんや。
だから、まず学校から帰る前にイメージするんや。」
「イメージってなに?」
「頭の中で想像することや。
もし家に帰って直ぐに宿題できたらどんな感じ? 宿題が終わって明日の準備も済ませて『終わった~!さあ、今から遊ぶぞ~!』っていう時は気持ちええやろ?」
「うん。めっちゃウキウキするわ(・∀・)」
「自分が誇らしいやろ?」
「うん。」
「その場面を想像して、気持ちよさや誇らしさを味わうんや。それで『家に帰って直ぐに宿題やり終えました』ってブツブツ言うんや。」
「え~。学校でブツブツ行ってたら怖くない?」
「うん。じゃあ、心の中でもええから言うんや。それで潜ちゃんにお願いが伝わったら、なんとなく出来そうな気がしてくるはずや。
出来そうな気がしなかったら、それはまだ伝わってないってことや。
そういう時は、もう一回しっかりイメージするか。願い事をもう少し小さくするんや。のんの潜ちゃんには難しい願い事やったかもしれへんからな。」
「ふ~ん。」娘は頭の中でイメージを作ってる様子。
「でな。あとは家に帰った時に、のんが頑張って宿題しようとするんや。
あたりまえやけど、自分で頑張ることも大切や。そしたら潜ちゃんが助けてくれるから、すごい簡単にできるんや。集中することができるんや。」
「のんがやらなあかんのん?」
「そうや。潜ちゃんは助けてくれるだけや。やるのはのん自身や。」
「ふ~ん。わかった。」
「ほんでな。ちゃんと家に帰って宿題できたら、そこからが大切や。
ちゃんと自分の心の中で潜ちゃんを褒めるんや。ありがとうって言うこと。そしてご褒美として思いっきり遊ぶんや。
さっきも言ったけど、潜ちゃんは子供やから褒めてもらうのも遊ぶのも大好きなんや。ちゃんと遊んだらまた言うこと聞いてくれるようになる。
要するにな。のんは潜ちゃんのお母さんになるってことや。いっぱい褒めて愛して、仲良くやっていくんや。
それで、いろんなお願いをして、何でもできる子に育てて行くんや。」
「のんがお母さんなん?」
「そうや。のんの潜ちゃんはのんが育てるんや。お母さんや。」
「ふ~ん。ちゃんと言うこと聞いてくれるかなぁ…。」
「じゃあ、ちょっとやってみよか。
明日朝起きたらすぐに服を着替えて学校の準備して、出て行くところを想像してみよ。それで言うんや。「スッキリ目覚めてサクサク準備ができました。」って。その感じをしっかり味わうんや。」
「うん…。」目を閉じてイメージしています。
「できる気がしてきた?」
「身体がへんな感じする…」
「よし。それでええ。反応してる証拠や。あとは潜ちゃんに任せて寝よう。明日目が覚めたら、潜ちゃんが助けてくれるから、のんもしっかり動くんやで。頑張るんやで。」
「うん。わかった。」
そうして眠りにつきました。
翌朝。娘は普段ならだらだらと時間をかけてしまう着替えが、いつもよりスムーズに進んだようで、
機嫌よく玄関を飛び出して行きました。
それから一週間ほど経った夜。
バレエ教室から帰ってきた娘は、誇らしい顔をしていました。どうやらトウ・シューズを履くためのテストに合格したそうです。
そして私のそばに来て耳元でこっそり言いました。
「とと。潜ちゃん使ったんや…(*´艸`*)」
【潜在意識の活用法、まとめ】
いかがでしたでしょうか。
実際に娘に話した時の雰囲気を伝えようと対話形式で書きましたが、要点をまとめると以下のようになります。
・潜在意識は遊び好きの6歳児である。
・おだてると動いてくれるが、スネると言うことを聞いてくれない。
・願い事が叶ったイメージをありありと見ながら、成功した感情を体感すること。
・言葉で宣言することも大切。「~できました」と過去完了形が効果的。
・行動したらしっかりと褒めたりねぎらったり、ご褒美を与えること。
・失敗しても慰めたりねぎらったりして決して責めずに、応援してあげること。
・自分が優しい母親となり、時には厳しく律する父となり、潜在意識との信頼関係を深めつつ育てていくことが大切。
以上です。
潜在意識の使い方と言うと、願望実現の本などに書かれているとても俗っぽいお話しになりますが、
こういった理解を通じて子どもたちに習得して欲しいのは、自分自身に対するリーダーシップや自己信頼です。
外側にいる家族や友達や先生に対するコミュニケーション力は、生きていく上でとても重要なライフ・スキルですが、
自分自身とのコミュニケーション力というのはおざなりにしていることが多いのです。
カウンセラーとして多くのご相談を受けて思うのは、ほぼ全ての問題や悩みが、自分自身とのコミュニケーション力の問題から生じているということです。
自分という他者とどのように折り合いをつけてやって行くのか。
どのように自分の才能を引き出してあげるのか。
挫折した時にどのように接して、どのように立ち直らせてもう一度道を歩ませるのか。
社会や経済の被害者としてではなく、ご機嫌に創造的に生きて行くにはどうすれば良いのか。
それら全てはセルフ・コミュニケーションの仕事です。
『潜在意識』という自分の中の他者との接し方を通じて、子どもたちにセルフ・コミュニケーションの力を育むコツを掴んでもらえればと思います。
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前回からの続きです。>>前回記事はこちら『子供に潜在意識の使い方を教えよう』
(関西弁が更にひどくなってる気がしますが、すみません…)
********
「のんの中にいる潜ちゃんは凄い力を持ってるんや。でもな。子供なんや。」
「え? 子供なん? のんも子供やで…。」
「うん。のんはちょとずつ大人になっていくけどな。潜ちゃんはずっと子供のままや。ずっと6歳なんや。」
「6歳なん? のん8歳やからのんの方が2つ上やな。」
「そうや。潜ちゃんは6歳やからな。遊びが大好きなんや。手を使って何かを作るのも、身体を使って遊ぶのも、いろんな場所に行くのも、土をいじるのも大好きや。」
「うん。のんも好きやけどな。」
「そう。それはのんの中の潜ちゃん求めてるんや。工作してる時はいつも夢中になってるやろ?」
「うん。のんな。こないだ工作の時間にな。先生が・・・(省略!)」
「そう。とにかく潜ちゃんは6歳の子供で遊びが大好きなんや。だから大切なのは、子供と接することと同じなんや。
のんは小さい子と遊んであげるの上手やろ。それと同じようにのんの中の潜ちゃんにも接してあげることや。
つまり。
1)愛情を持って接してあげること。
2)自由に遊ばせてあげること。
この2つが大切や。それが無いと潜ちゃんがスネてしまうんや。」
「潜ちゃんスネるん!?」
「そう。スネるんや。潜ちゃんがスネてしまったら、お願いを聞いてくれなくなったり、何やっても楽しくなくなるんや。
だから、いっぱい愛して遊ばせて、潜ちゃんと仲良くすること。これが一番大切な基本や。」
「キホンてなに?」
「いや…。そこはブログ的に広げんでええとこや(笑) とにかく、いっぱい愛して遊んであげたら、潜ちゃんはご機嫌で願い事を聞いてくれやすくなるんや。」
「うん。のんはいっぱい遊んでるから大丈夫や。」
「そうやな。大人でもいつもご機嫌でいる人と、つまらなさそうに生きてる人いるやろ。それは潜ちゃんがご機嫌で生きてるかどうかの違いなんや。潜ちゃんがスネてしまったらな。いくら頑張ってもご機嫌ではいられなくなるんや。」
「へ~。のんの潜ちゃんゴキゲンやで」
「うん。それでな。ここからが大切や。潜ちゃんに願い事をお願いする方法を教えたるわ。
潜ちゃんが助けてくれたら、勉強もバレエもすごい上手くなる。」
「うん。早よ。早よ教えてよ…。」
「潜ちゃんにお願いするやり方はな。
1)成功イメージをありありと体験する。
2)言葉で宣言する。
の2つや。例えばな。家に帰ったらすぐに机に向かって宿題してから遊びたいとする。今までやったらなかなかできへんかったやろ。」
「うん。のんな。すぐ遊んでしまうんや。」
「そう。潜ちゃんは遊びが好きやから、ちゃんとお願いしないと遊んでしまうんや。
だから、まず学校から帰る前にイメージするんや。」
「イメージってなに?」
「頭の中で想像することや。
もし家に帰って直ぐに宿題できたらどんな感じ? 宿題が終わって明日の準備も済ませて『終わった~!さあ、今から遊ぶぞ~!』っていう時は気持ちええやろ?」
「うん。めっちゃウキウキするわ(・∀・)」
「自分が誇らしいやろ?」
「うん。」
「その場面を想像して、気持ちよさや誇らしさを味わうんや。それで『家に帰って直ぐに宿題やり終えました』ってブツブツ言うんや。」
「え~。学校でブツブツ行ってたら怖くない?」
「うん。じゃあ、心の中でもええから言うんや。それで潜ちゃんにお願いが伝わったら、なんとなく出来そうな気がしてくるはずや。
出来そうな気がしなかったら、それはまだ伝わってないってことや。
そういう時は、もう一回しっかりイメージするか。願い事をもう少し小さくするんや。のんの潜ちゃんには難しい願い事やったかもしれへんからな。」
「ふ~ん。」娘は頭の中でイメージを作ってる様子。
「でな。あとは家に帰った時に、のんが頑張って宿題しようとするんや。
あたりまえやけど、自分で頑張ることも大切や。そしたら潜ちゃんが助けてくれるから、すごい簡単にできるんや。集中することができるんや。」
「のんがやらなあかんのん?」
「そうや。潜ちゃんは助けてくれるだけや。やるのはのん自身や。」
「ふ~ん。わかった。」
「ほんでな。ちゃんと家に帰って宿題できたら、そこからが大切や。
ちゃんと自分の心の中で潜ちゃんを褒めるんや。ありがとうって言うこと。そしてご褒美として思いっきり遊ぶんや。
さっきも言ったけど、潜ちゃんは子供やから褒めてもらうのも遊ぶのも大好きなんや。ちゃんと遊んだらまた言うこと聞いてくれるようになる。
要するにな。のんは潜ちゃんのお母さんになるってことや。いっぱい褒めて愛して、仲良くやっていくんや。
それで、いろんなお願いをして、何でもできる子に育てて行くんや。」
「のんがお母さんなん?」
「そうや。のんの潜ちゃんはのんが育てるんや。お母さんや。」
「ふ~ん。ちゃんと言うこと聞いてくれるかなぁ…。」
「じゃあ、ちょっとやってみよか。
明日朝起きたらすぐに服を着替えて学校の準備して、出て行くところを想像してみよ。それで言うんや。「スッキリ目覚めてサクサク準備ができました。」って。その感じをしっかり味わうんや。」
「うん…。」目を閉じてイメージしています。
「できる気がしてきた?」
「身体がへんな感じする…」
「よし。それでええ。反応してる証拠や。あとは潜ちゃんに任せて寝よう。明日目が覚めたら、潜ちゃんが助けてくれるから、のんもしっかり動くんやで。頑張るんやで。」
「うん。わかった。」
そうして眠りにつきました。
翌朝。娘は普段ならだらだらと時間をかけてしまう着替えが、いつもよりスムーズに進んだようで、
機嫌よく玄関を飛び出して行きました。
それから一週間ほど経った夜。
バレエ教室から帰ってきた娘は、誇らしい顔をしていました。どうやらトウ・シューズを履くためのテストに合格したそうです。
そして私のそばに来て耳元でこっそり言いました。
「とと。潜ちゃん使ったんや…(*´艸`*)」
【潜在意識の活用法、まとめ】
いかがでしたでしょうか。
実際に娘に話した時の雰囲気を伝えようと対話形式で書きましたが、要点をまとめると以下のようになります。
・潜在意識は遊び好きの6歳児である。
・おだてると動いてくれるが、スネると言うことを聞いてくれない。
・願い事が叶ったイメージをありありと見ながら、成功した感情を体感すること。
・言葉で宣言することも大切。「~できました」と過去完了形が効果的。
・行動したらしっかりと褒めたりねぎらったり、ご褒美を与えること。
・失敗しても慰めたりねぎらったりして決して責めずに、応援してあげること。
・自分が優しい母親となり、時には厳しく律する父となり、潜在意識との信頼関係を深めつつ育てていくことが大切。
以上です。
潜在意識の使い方と言うと、願望実現の本などに書かれているとても俗っぽいお話しになりますが、
こういった理解を通じて子どもたちに習得して欲しいのは、自分自身に対するリーダーシップや自己信頼です。
外側にいる家族や友達や先生に対するコミュニケーション力は、生きていく上でとても重要なライフ・スキルですが、
自分自身とのコミュニケーション力というのはおざなりにしていることが多いのです。
カウンセラーとして多くのご相談を受けて思うのは、ほぼ全ての問題や悩みが、自分自身とのコミュニケーション力の問題から生じているということです。
自分という他者とどのように折り合いをつけてやって行くのか。
どのように自分の才能を引き出してあげるのか。
挫折した時にどのように接して、どのように立ち直らせてもう一度道を歩ませるのか。
社会や経済の被害者としてではなく、ご機嫌に創造的に生きて行くにはどうすれば良いのか。
それら全てはセルフ・コミュニケーションの仕事です。
『潜在意識』という自分の中の他者との接し方を通じて、子どもたちにセルフ・コミュニケーションの力を育むコツを掴んでもらえればと思います。
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前回は、人間の持つ潜在意識という強大な力を馬に例えてお話ししました。
>>前回の記事『馬に乗るか、馬を引くか』
馬(潜在意識)を味方につけると人生は楽なもになり、喧嘩してしまうと大変なものになるというお話でしたね。
私達カウンセラーは、悩みを持って来られるクライアントの馬(潜在意識)の状態を見ます。
その人が自身(騎手)が悩みとして話している内容はもちろん重要ですが、それ以上に、その人の表情や身体の使い方、雰囲気から現れている馬(潜在意識)の状態を注意深く見ているのです。
そうすると、様々な状態の馬がいます。
・スネている馬
本人は「やるべきことはわかっているのに、違うことをやってしまう。やる気が出ない。」と訴えています。
・硬くなった馬
本人は「やりたいことが分からない。何をしても楽しくない。無感覚で生きていても面白く無い」と訴えます。
・怯えている馬
本人は「人と関わるのが苦手で、緊張してしまう。心を開けない」と悩んでいます。
・調教されすぎた馬
本人は「本当の自分を出すことができない。上手く行っているのに自分の人生を生きている気がしない」と悩んでいます。
以上のように、種類は様々ありますが、全て馬(潜在意識)の状態によって悩みが作られています。
そして、その馬とのコミュニケーションを回復して、癒したり刺激したりしながら、遊び心を持ったご機嫌の馬に育てて行けるように導くのが私達カウンセラーの仕事です。
でも、ここは子育てブログ。
ここでは、傷ついた馬を癒やすのではなく、子供に馬の乗り方を教える方法をお伝えしたいと思います。
ご機嫌な馬に乗れるように、馬との付き合い方を子どもたちに教えて行きましょう。
【潜在意識のお話をしよう】
子供に潜在意識の扱い方を知ってもらうために、私はお話をしています。
今回は、私が実際に娘にしたお話の内容をそのままお伝えしたいと思います。
みなさんも適当にアレンジして、真似てみてください。
状況は、添い寝の場面です。
私は大切なお話をする時は、添い寝にすることにしています。当たりが暗いことで精神的な雰囲気になり、心の深い所に届くからです。
それでは実際のお話に入りましょう。
登場人物は、トト=私、のん=娘 で、例によって関西弁です(笑)
*********
~寝室で添い寝しながら~
「トトなんかお話しして。」
「う~ん。じゃあ、今日はめっちゃ大切な話をするわな。」
「うん。なになに?」
「あんな、世の中にはな。苦しそうに生きてる人がいるやろ。何をやっても上手くいかなくて仕事もつらい。生活もつらいって。そういう人いっぱいいるやろ。でも、ご機嫌で生きてる人もいるなぁ。楽しい楽しいって。ウキウキして生きてる人もいる。いったい何が違うと思う?」
「え?」
「なんでその違いは生まれるんやろ?」
「え~。う~ん。わかった! 先生の言うことちゃんと聞いて、宿題とかもちゃんとした人が幸せになるんや!」
「なるほど。そう思うわなぁ。でも違うねん。しっかり先生の言うこと聞いて真面目に頑張ってきても、苦しんでいる人もいるんや。」
「え~。そうなんか~。う~ん。分かった! 友達を大切にしてきたんちゃう?」
「うん。それもあるなぁ。楽しく生きるには友達がいてくれたほうがええなぁ。でもそれだけじゃないんや。のんは今日の宿題してる時、楽しかった? 集中できた?」
「うーん。あんまり。」
「そうやな。宿題せなあかんのはわかってるけど、あまり集中できなくて楽しくなかったな。でもそれが楽しく簡単にできる人もいるなぁ。トトも仕事は楽しくやってるし、やらなあかんことは集中できてるやろ。なんでやと思う?」
「う~ん。わからへん。」
「トトもな。昔はのんと同じで集中できへんかったんや。それがある時な。その秘密を教えてもらってな。めっちゃできるようになったんや。だから今は好きな仕事して、好きな遊びして、幸せなんや。」
「秘密ってなに?」
「うん。上手いことやっていくための秘密や。それを知ってる人は、ずっと幸せに楽しくやっていけるし、知らん人は辛い辛いって言いながら生きてる。のんはバレエ上手くなりたい?」
「うん。上手くなりたい。」
「バレエもすぐに上手くなる人もいれば、なかなか上手くならない人もいるやろ。秘密の方法を知ったらすぐに上手く行くようになるねん。勉強もできるようになる。」
「二重跳びは?」
「二重跳びも秘密を知ったらできるようになる。」
「勉強は?」
「勉強もそうや。秘密の方法を知ったらできるようになる。トトもそれを知ってから学校の勉強が急にできるようになったんや。」
「ええええ~。教えて! はよ教えてよ!」
「あかん!」
「えええええええ~(゚д゚)!なんでよ。はよ言うてよ。」
「これはなぁ。秘密の方法やからな。トトもなかなか教えてもらえへんかったんや。さあ、今日は寝よか。おやすみ」
「えええええええええええええ~(゚д゚)!教えてよー!教えてよー!」とゴネはじめます(笑)
「う~ん。のん。これはな。秘密の方法や。誰にも言わへんって約束できるか?」
「うん。約束する。絶対言わへん。」
「絶対に言ったらあかんぞ。」
「え? ゆうちゃんにも?」
「うん。ゆうちゃんにもや。言うたらあかん。」
「え? ちゃーちゃん(お母さん)にも?」
「そう。ちゃーちゃんにもや。」
そこまで言うと場の緊張感が高まってきます(笑)
「わかった言わへん。」
「よし、絶対やな。そしたら教えるわ。大事なことを言うで。あんな…。のんの中にはもう1人いるんや。」
「え…?」
「のんは自分一人やと思ってるやろ。でものんの中にももう一人凄い力をもった人がいるんや。」
「…?」
「のん、今日宿題してたやろ、のんは宿題しようとしてたのに、足はよそ向いて、遊ぼうとしてたやろ? あれは誰や?」
「え?」
「のんは自転車の練習したやろ、倒れそうになったらバランス取って難しかったやろ。でも今はのんは倒れそうになったらこっち向けな~とか考えてる?」
「ううん…。何も考えてない。」
「そうやな。何も考えんでも自転車乗ってるやろ。じゃあ、誰が倒れないようにバランス取ってるんや?」
「え?」
「のんは今トトの話を聞いてるやろ。でもよく考えると息もしてるやろ。のんは今トトの話を聞いてる。じゃあ息をしてるのは誰や?
ええか。のん。わかるか? のんの中には、もう一人いる。」
「…うん。」
「でな。よく考えてみ。その人はのんのことを助けてくれる時と邪魔する時が無いか?
例えば、勉強してても、めっちゃ集中できて勉強が楽しい時ってないか?」
「うん。ある。ある。こないだもな、◯◯ちゃんとな(…省略!)」
「でも、勉強しようとするともう一人の自分が外に行きたがって身体がそっぽ向く時もあるなぁ。」
「うん。ある。」
「そやな。もう一人の自分が助けてくれる時は、勝手に上手くいくねん。例えば、朝起きて勉強しようと思ってたら、朝になったら勝手に目が覚めて、頭がスッキリで勉強できたりするのは、助けてくれてる時や。
バレエで上手く踊れるかなって思ってたら、身体が勝手に動いて思った以上に踊れた時とかあるやろ。」
「うん。あるある。」
「それは助けてくれてるんや。でも逆もあるなぁ。勉強しようと思っても遊びたくて集中できなかったり、我慢しようと思っても欲しくて駄々こねたくなる時。」
「うん。あるある。」
「それはな。のんの中のもう一人の人がやってることなんや。トトが知ってる秘密っていうのはな。そのもう一人の人と仲良くして、願い事を聞いてもらう方法や。それを知ってるから、トトはなんでも上手く行くし、楽しんで勉強してるんや。その方法知りたい?」
「うん。知りたい!(・∀・) 教えて教えて!」
「うん。教えたる。のんの中にいるもう一人の人。その人の名前はな。『潜ちゃん』って言うんや。」
「潜ちゃん?」
「うん。潜在意識の潜ちゃんや。」
「その潜ちゃんと仲良くして、潜ちゃんに助けてもらう方法があるんや。でもその話は明日や。今日はもう遅い。」
「えええ~。嫌や!!今教えてよ~。」
「あかん。今日はもう寝る時間や。この話は簡単には教えられへん。明日の夜も誰にも言わずに我慢出来てたら教えたる。約束や。」
「ええええ~。今教えてよ~。ひどいわ~。」
「あかんのや。今日は寝るんや。」
「えええ~。ひどいわ~。」
「うん。のん。あんな、今教えて~って言ってるの。それ潜ちゃんや。なだめられるか?」
「なだめられへんわ!」
「そやな。でもなだめられるようになる。その方法を明日教えたげるわ。おやすみ。」
「無理~。教えてよ!!」
娘の目はもうギンギンに冴えていました…(笑)
(長くなりそうなので、続きます)
>>前回の記事『馬に乗るか、馬を引くか』
馬(潜在意識)を味方につけると人生は楽なもになり、喧嘩してしまうと大変なものになるというお話でしたね。
私達カウンセラーは、悩みを持って来られるクライアントの馬(潜在意識)の状態を見ます。
その人が自身(騎手)が悩みとして話している内容はもちろん重要ですが、それ以上に、その人の表情や身体の使い方、雰囲気から現れている馬(潜在意識)の状態を注意深く見ているのです。
そうすると、様々な状態の馬がいます。
・スネている馬
本人は「やるべきことはわかっているのに、違うことをやってしまう。やる気が出ない。」と訴えています。
・硬くなった馬
本人は「やりたいことが分からない。何をしても楽しくない。無感覚で生きていても面白く無い」と訴えます。
・怯えている馬
本人は「人と関わるのが苦手で、緊張してしまう。心を開けない」と悩んでいます。
・調教されすぎた馬
本人は「本当の自分を出すことができない。上手く行っているのに自分の人生を生きている気がしない」と悩んでいます。
以上のように、種類は様々ありますが、全て馬(潜在意識)の状態によって悩みが作られています。
そして、その馬とのコミュニケーションを回復して、癒したり刺激したりしながら、遊び心を持ったご機嫌の馬に育てて行けるように導くのが私達カウンセラーの仕事です。
でも、ここは子育てブログ。
ここでは、傷ついた馬を癒やすのではなく、子供に馬の乗り方を教える方法をお伝えしたいと思います。
ご機嫌な馬に乗れるように、馬との付き合い方を子どもたちに教えて行きましょう。
【潜在意識のお話をしよう】
子供に潜在意識の扱い方を知ってもらうために、私はお話をしています。
今回は、私が実際に娘にしたお話の内容をそのままお伝えしたいと思います。
みなさんも適当にアレンジして、真似てみてください。
状況は、添い寝の場面です。
私は大切なお話をする時は、添い寝にすることにしています。当たりが暗いことで精神的な雰囲気になり、心の深い所に届くからです。
それでは実際のお話に入りましょう。
登場人物は、トト=私、のん=娘 で、例によって関西弁です(笑)
*********
~寝室で添い寝しながら~
「トトなんかお話しして。」
「う~ん。じゃあ、今日はめっちゃ大切な話をするわな。」
「うん。なになに?」
「あんな、世の中にはな。苦しそうに生きてる人がいるやろ。何をやっても上手くいかなくて仕事もつらい。生活もつらいって。そういう人いっぱいいるやろ。でも、ご機嫌で生きてる人もいるなぁ。楽しい楽しいって。ウキウキして生きてる人もいる。いったい何が違うと思う?」
「え?」
「なんでその違いは生まれるんやろ?」
「え~。う~ん。わかった! 先生の言うことちゃんと聞いて、宿題とかもちゃんとした人が幸せになるんや!」
「なるほど。そう思うわなぁ。でも違うねん。しっかり先生の言うこと聞いて真面目に頑張ってきても、苦しんでいる人もいるんや。」
「え~。そうなんか~。う~ん。分かった! 友達を大切にしてきたんちゃう?」
「うん。それもあるなぁ。楽しく生きるには友達がいてくれたほうがええなぁ。でもそれだけじゃないんや。のんは今日の宿題してる時、楽しかった? 集中できた?」
「うーん。あんまり。」
「そうやな。宿題せなあかんのはわかってるけど、あまり集中できなくて楽しくなかったな。でもそれが楽しく簡単にできる人もいるなぁ。トトも仕事は楽しくやってるし、やらなあかんことは集中できてるやろ。なんでやと思う?」
「う~ん。わからへん。」
「トトもな。昔はのんと同じで集中できへんかったんや。それがある時な。その秘密を教えてもらってな。めっちゃできるようになったんや。だから今は好きな仕事して、好きな遊びして、幸せなんや。」
「秘密ってなに?」
「うん。上手いことやっていくための秘密や。それを知ってる人は、ずっと幸せに楽しくやっていけるし、知らん人は辛い辛いって言いながら生きてる。のんはバレエ上手くなりたい?」
「うん。上手くなりたい。」
「バレエもすぐに上手くなる人もいれば、なかなか上手くならない人もいるやろ。秘密の方法を知ったらすぐに上手く行くようになるねん。勉強もできるようになる。」
「二重跳びは?」
「二重跳びも秘密を知ったらできるようになる。」
「勉強は?」
「勉強もそうや。秘密の方法を知ったらできるようになる。トトもそれを知ってから学校の勉強が急にできるようになったんや。」
「ええええ~。教えて! はよ教えてよ!」
「あかん!」
「えええええええ~(゚д゚)!なんでよ。はよ言うてよ。」
「これはなぁ。秘密の方法やからな。トトもなかなか教えてもらえへんかったんや。さあ、今日は寝よか。おやすみ」
「えええええええええええええ~(゚д゚)!教えてよー!教えてよー!」とゴネはじめます(笑)
「う~ん。のん。これはな。秘密の方法や。誰にも言わへんって約束できるか?」
「うん。約束する。絶対言わへん。」
「絶対に言ったらあかんぞ。」
「え? ゆうちゃんにも?」
「うん。ゆうちゃんにもや。言うたらあかん。」
「え? ちゃーちゃん(お母さん)にも?」
「そう。ちゃーちゃんにもや。」
そこまで言うと場の緊張感が高まってきます(笑)
「わかった言わへん。」
「よし、絶対やな。そしたら教えるわ。大事なことを言うで。あんな…。のんの中にはもう1人いるんや。」
「え…?」
「のんは自分一人やと思ってるやろ。でものんの中にももう一人凄い力をもった人がいるんや。」
「…?」
「のん、今日宿題してたやろ、のんは宿題しようとしてたのに、足はよそ向いて、遊ぼうとしてたやろ? あれは誰や?」
「え?」
「のんは自転車の練習したやろ、倒れそうになったらバランス取って難しかったやろ。でも今はのんは倒れそうになったらこっち向けな~とか考えてる?」
「ううん…。何も考えてない。」
「そうやな。何も考えんでも自転車乗ってるやろ。じゃあ、誰が倒れないようにバランス取ってるんや?」
「え?」
「のんは今トトの話を聞いてるやろ。でもよく考えると息もしてるやろ。のんは今トトの話を聞いてる。じゃあ息をしてるのは誰や?
ええか。のん。わかるか? のんの中には、もう一人いる。」
「…うん。」
「でな。よく考えてみ。その人はのんのことを助けてくれる時と邪魔する時が無いか?
例えば、勉強してても、めっちゃ集中できて勉強が楽しい時ってないか?」
「うん。ある。ある。こないだもな、◯◯ちゃんとな(…省略!)」
「でも、勉強しようとするともう一人の自分が外に行きたがって身体がそっぽ向く時もあるなぁ。」
「うん。ある。」
「そやな。もう一人の自分が助けてくれる時は、勝手に上手くいくねん。例えば、朝起きて勉強しようと思ってたら、朝になったら勝手に目が覚めて、頭がスッキリで勉強できたりするのは、助けてくれてる時や。
バレエで上手く踊れるかなって思ってたら、身体が勝手に動いて思った以上に踊れた時とかあるやろ。」
「うん。あるある。」
「それは助けてくれてるんや。でも逆もあるなぁ。勉強しようと思っても遊びたくて集中できなかったり、我慢しようと思っても欲しくて駄々こねたくなる時。」
「うん。あるある。」
「それはな。のんの中のもう一人の人がやってることなんや。トトが知ってる秘密っていうのはな。そのもう一人の人と仲良くして、願い事を聞いてもらう方法や。それを知ってるから、トトはなんでも上手く行くし、楽しんで勉強してるんや。その方法知りたい?」
「うん。知りたい!(・∀・) 教えて教えて!」
「うん。教えたる。のんの中にいるもう一人の人。その人の名前はな。『潜ちゃん』って言うんや。」
「潜ちゃん?」
「うん。潜在意識の潜ちゃんや。」
「その潜ちゃんと仲良くして、潜ちゃんに助けてもらう方法があるんや。でもその話は明日や。今日はもう遅い。」
「えええ~。嫌や!!今教えてよ~。」
「あかん。今日はもう寝る時間や。この話は簡単には教えられへん。明日の夜も誰にも言わずに我慢出来てたら教えたる。約束や。」
「ええええ~。今教えてよ~。ひどいわ~。」
「あかんのや。今日は寝るんや。」
「えええ~。ひどいわ~。」
「うん。のん。あんな、今教えて~って言ってるの。それ潜ちゃんや。なだめられるか?」
「なだめられへんわ!」
「そやな。でもなだめられるようになる。その方法を明日教えたげるわ。おやすみ。」
「無理~。教えてよ!!」
娘の目はもうギンギンに冴えていました…(笑)
(長くなりそうなので、続きます)
先日、こんなやり取りを目撃しました。
元気よく玄関を飛び出していく小学生。
すると家の奥からお母さんの張り上げる声。「ちょっとあんた! どこ行くん!? 先に宿題しーや。」
「えええ? なんでよ。後にするわ。」と、おもいっきり抗議する小学生。
「あかん! 先にしてから遊びなさい!!」毅然とした母の態度。
「えええええぇぇぇぇ、もぉぉぉぉ~!」と、グズって禍々しいエネルギーを発する小学生(笑)
不服さを全身で表しながら必死で抗議しますが母強し。結局小学生はしぶしぶ家に戻って行きました。
その後、あの子はどうなったのでしょうか?
机に向かって宿題をしたのでしょうか?
恐らくしたのでしょう。
でも、頭ではなんとか勉強に向き合おうとしても、身体はよそを向いて、落ち浮き無く貧乏揺すりをしていたことでしょう。
全身が不服を表現していたことでしょう。
強制された子供特有の、あの見覚えのある姿が目に浮かぶようでした。
頭では勉強すべきだとわかっている。でも身体は外で遊びまわりたいと言っている。
頭と身体が統一されていない状態。
これは言い換えると、意識と潜在意識の不調和な状態です。
【潜在意識という偉大なる力】
私たちの意識(頭)を司令系統だとすると、その下には身体感覚を司る潜在意識という部下が存在しています。
最近よく言われているように、潜在意識はとても強大な力でもって私達を動かしてくれる助っ人のような存在です。
数年前はこの潜在意識の力を使った願望実現などが流行っていましたね。
ですが、この潜在意識。
確かに協力してもらうと驚くような力を発揮してくれますが、力が強い分、反抗されたり敵に回してしまうとかなり厄介なことになります。
馬と騎手に例えてみましょう。
私たちは誰もが、思い通りの場所に運んでくれる頼もしい馬に乗っています。
その馬としっかりとした信頼関係を築き、正しいお願いをすると、徒歩では決してたどり着けないような未踏の地へとラクラクと運んでくれます。
でも、馬と戦って、馬の望みと違う方向ばかりに進もうとしたり、馬を痛めつけたりしていると、やがては馬にふるい落とされ、踏んづけられ、行きたいと場所とはかけ離れた方向に連れて行かれてしまいます。
あるいは馬と勝ち目のない綱引きをする羽目になります。
その結果、「生きるのはなんと大変なんだろう!」という結論にたどり着いたりします。
こんなに努力してるのに、ほとんど進まない。人生はなんと苦労の多いものなのだ…と。
でも、もしかしたら、
その苦労とは、人生の苦労ではなく馬と綱引きしていることの苦労なのかもしれません。
先の子供が見せてくれた心身不調和な姿。
勉強しようとしているのに身体がそっぽを向いている姿。これはまさに人と馬の綱引き状態ですね。
意識では勉強に向かおうと努力はしているけど、潜在意識が外で遊びたいと暴れている。
それでもなんとか、頑張って勉強しようと思って、潜在意識を押し込めようとしている。
この状態が「忍耐力」を育てる訓練になっていると言うこともできますが、この道はなかなか険しい道です。
頑張って綱引きに勝ち続けたとしても、外から強制されないと動けない大人になったり、いつか疲弊して心身の調子を崩したり、人生とは苦しいものだと悲観したり、いずれにせよ苦労の多い人生となります。
では、どうすれば良いのか?
馬と仲良くなれば良いのです。
潜在意識は抑圧して戦うよりは、協力してもらって一緒に活動したほうが遥かに生産的で、何より楽しいのです。
そして、私たちはその方法を子供達に伝えることができます。
具体的なノウハウに入るまえに、次回はもう少し潜在意識について深めたいと思います。
元気よく玄関を飛び出していく小学生。
すると家の奥からお母さんの張り上げる声。「ちょっとあんた! どこ行くん!? 先に宿題しーや。」
「えええ? なんでよ。後にするわ。」と、おもいっきり抗議する小学生。
「あかん! 先にしてから遊びなさい!!」毅然とした母の態度。
「えええええぇぇぇぇ、もぉぉぉぉ~!」と、グズって禍々しいエネルギーを発する小学生(笑)
不服さを全身で表しながら必死で抗議しますが母強し。結局小学生はしぶしぶ家に戻って行きました。
その後、あの子はどうなったのでしょうか?
机に向かって宿題をしたのでしょうか?
恐らくしたのでしょう。
でも、頭ではなんとか勉強に向き合おうとしても、身体はよそを向いて、落ち浮き無く貧乏揺すりをしていたことでしょう。
全身が不服を表現していたことでしょう。
強制された子供特有の、あの見覚えのある姿が目に浮かぶようでした。
頭では勉強すべきだとわかっている。でも身体は外で遊びまわりたいと言っている。
頭と身体が統一されていない状態。
これは言い換えると、意識と潜在意識の不調和な状態です。
【潜在意識という偉大なる力】
私たちの意識(頭)を司令系統だとすると、その下には身体感覚を司る潜在意識という部下が存在しています。
最近よく言われているように、潜在意識はとても強大な力でもって私達を動かしてくれる助っ人のような存在です。
数年前はこの潜在意識の力を使った願望実現などが流行っていましたね。
ですが、この潜在意識。
確かに協力してもらうと驚くような力を発揮してくれますが、力が強い分、反抗されたり敵に回してしまうとかなり厄介なことになります。
馬と騎手に例えてみましょう。
私たちは誰もが、思い通りの場所に運んでくれる頼もしい馬に乗っています。
その馬としっかりとした信頼関係を築き、正しいお願いをすると、徒歩では決してたどり着けないような未踏の地へとラクラクと運んでくれます。
でも、馬と戦って、馬の望みと違う方向ばかりに進もうとしたり、馬を痛めつけたりしていると、やがては馬にふるい落とされ、踏んづけられ、行きたいと場所とはかけ離れた方向に連れて行かれてしまいます。
あるいは馬と勝ち目のない綱引きをする羽目になります。
その結果、「生きるのはなんと大変なんだろう!」という結論にたどり着いたりします。
こんなに努力してるのに、ほとんど進まない。人生はなんと苦労の多いものなのだ…と。
でも、もしかしたら、
その苦労とは、人生の苦労ではなく馬と綱引きしていることの苦労なのかもしれません。
先の子供が見せてくれた心身不調和な姿。
勉強しようとしているのに身体がそっぽを向いている姿。これはまさに人と馬の綱引き状態ですね。
意識では勉強に向かおうと努力はしているけど、潜在意識が外で遊びたいと暴れている。
それでもなんとか、頑張って勉強しようと思って、潜在意識を押し込めようとしている。
この状態が「忍耐力」を育てる訓練になっていると言うこともできますが、この道はなかなか険しい道です。
頑張って綱引きに勝ち続けたとしても、外から強制されないと動けない大人になったり、いつか疲弊して心身の調子を崩したり、人生とは苦しいものだと悲観したり、いずれにせよ苦労の多い人生となります。
では、どうすれば良いのか?
馬と仲良くなれば良いのです。
潜在意識は抑圧して戦うよりは、協力してもらって一緒に活動したほうが遥かに生産的で、何より楽しいのです。
そして、私たちはその方法を子供達に伝えることができます。
具体的なノウハウに入るまえに、次回はもう少し潜在意識について深めたいと思います。
みなさん、こんにちは。
このブログでは子育てに役立つ心理学をご紹介しています。
子育てに奮闘中のお母さんから、実践したお話など、具体的な反響をいただきとても嬉しく思います。
読んでくださったお父さんお母さんが少しでも楽になればと、そしてお子さんの未来に少しでも良い影響が生まれればと思って書いています。
遅筆のため更新頻度はゆるやかですが、これからもよろしくお願いします。
それでは今日も始めましょう。
ここ最近は交流分析という心理学の中の『自我状態のモデル』のお話しをしてきました。
第一回『子供の中の「親」を引き出す』
第二回『子供と大人の会話をする』
1人の人間の中には「親」「大人」「子供」の3つの人格が備わっているというお話でした。

今日はそこから更に一歩進めて、
親を
批判的な親(父性)
養育的な親(母性)
の2つに増やし、
子供を
自由な子供
従順な子供
反抗的な子供
の3つに分けて考えてみましょう。

つまり、一人の人間の中には6つの人格が備わっているということです。
そう考えると確かに、同じ子供の人格が出ていると言っても、反抗的な駄々っ子の時もあれば、やけに素直で従順な子供の時もあれば、遊び心たっぷりな無邪気な子供の時もありますよね。
接する相手や場面が変わるごとに、出てくる人格も細かく変っているのです。
【真面目よりも柔軟な人格を】
私はカウンセラーという職業柄、多くの方の心や性格に向き合ってきました。
そんな中で、どういう性格を持った人がどんな人生経験や問題に直面するのか、そのパターンを随分たくさん見せて頂きました。
その結果思うのは、人生を上手く生き抜く上で必要なのは、真面目にコツコツと努力する能力以上に、
人格に柔軟性があるかどうかだということです。
先の6つの人格を時と場合によって柔軟に引き出したり引っ込めたりできる人は、様々な環境の中でも楽に人と関わり、世渡り上手に生きていけます。
ある場所では上から目線でリーダーシップを発揮したかと思うと、別の場面では可愛く甘えて人の懐に入り込んでいたり、
時には悪友同士のように一緒にふざけあって友情を深めたり、その時々でコロコロと自我状態を変えながら人と関わっていくことができるのです。
問題や障害にぶつかっても、するりとクリアしていくことができます。
でも、いわゆる真面目な人はそこがなかなか上手くいかずに悩んでいるケースが多いのです。
学生時代は一途に頑張ってさえいれば成績という結果は出せるので、先生や大人に褒められたし、それなりの成功体験は持っています。
でも社会に出るとその真面目さが「固さ」や「融通の効かなさ」となり、躓いてしまうのです。
先の『自我状態のモデル』でいうところの、「従順な子供」ばかりを発揮して生きてきた結果、他の人格を表現した経験が圧倒的に少ないのですね。
そうなると社会に出てどうなるかというと、例えば
・自分で判断する力が弱く、指示待ちになってしまう。(大人の不足)
・部下や後輩に指示したり叱ったりすることができず、ストレスでうつ的になる(批判的親の不足)
・嫌なことをされても反論したり怒ったりすることができず、ストレスを内側に溜めてしまう。(反抗的子供の不足)
・バカになってふざけ合って人との距離を縮めることができないため、恋愛や友人関係が希薄になる。(自由な子供の不足)
などなど、いろんな場面で躓いてしまいます。
どんな場面でもその時々に必要な自我を発揮する力は、『生きる力』として社会生活での武器になります。
私たちは、親として子供と関わる中で、そういった人格の柔軟性を育ててあげる事ができるのです。
親子の関わりの中で、子供に『生きる力』を与えてあげることができるのです。
【あなたのお子さんはどうでしょう?】
あなたのお子さんはいかがでしょうか? 6つの人格がどれほど発揮できているでしょうか? 発揮できていない人格はありませんか?
少し振り返ってみましょう。(6歳以下のまだ自我が未発達なお子さんの場合は分かりにくいと思います。)
批判的な親(父性) 人に対して「ダメなものはダメ」と正義を振りかざしたり、自分を厳しく律することはできますか?
養育的な親(母性) 小さな子やぬいぐるみに対して、あるいはごっこ遊びの中で母親的な優しさを発揮できていますか? もしくはペットに優しくしていますか。
大人として 真面目な意見を言ったり、議論することができていますか?
自由な子供 バカになってふざけたり、奔放に恥ずかしい遊びをしていますか?
従順な子供 先生や目上の人に対して、時には自分の意見を引っ込めて従順になることができていますか?
反抗的な子供 時には不満をぶつけたり喧嘩したり、ダダをこねたりすることもできていますか?
以上です。
いかがでしょうか?
勿論、子供にはそれぞれに個性があり、自由な子供が強い子もいれば、従順な子供が強い子もいます。
その個性を無理に変える必要はありませんが、あまりに出て来ていない人格があるとすれば、親子の関係において、それを抑圧してしまっていないかどうか振り返ってみましょう。
そして、親である私達の立ち位置を変えることで、抑圧されていた人格を引き出して体験させてあげましょう。
抑圧さえしなければ子供達は元々とても柔軟な存在です。
親子や兄弟や友人との関係の中で、様々な人格をコロコロ変えながら遊ぶものです。
さっきまで母親だったのに、今は駄々っ子、次の瞬間には大人になったり。遊びの中で変幻自在にキャラを変える子供のみずみずしい表情を見ていると、良い感じに育ってるなと思って私はニヤニヤしてしまいます。
親から与えられる教育として、
一方で勉強やスポーツを通じて真面目にコツコツと努力する力を育てつつ、
もう一方の軸として、人格の柔軟性を育むことも大切にサポートしてあげられると良いですね。
どうぞ意識してみてください。
このブログでは子育てに役立つ心理学をご紹介しています。
子育てに奮闘中のお母さんから、実践したお話など、具体的な反響をいただきとても嬉しく思います。
読んでくださったお父さんお母さんが少しでも楽になればと、そしてお子さんの未来に少しでも良い影響が生まれればと思って書いています。
遅筆のため更新頻度はゆるやかですが、これからもよろしくお願いします。
それでは今日も始めましょう。
ここ最近は交流分析という心理学の中の『自我状態のモデル』のお話しをしてきました。
第一回『子供の中の「親」を引き出す』
第二回『子供と大人の会話をする』
1人の人間の中には「親」「大人」「子供」の3つの人格が備わっているというお話でした。

今日はそこから更に一歩進めて、
親を
批判的な親(父性)
養育的な親(母性)
の2つに増やし、
子供を
自由な子供
従順な子供
反抗的な子供
の3つに分けて考えてみましょう。

つまり、一人の人間の中には6つの人格が備わっているということです。
そう考えると確かに、同じ子供の人格が出ていると言っても、反抗的な駄々っ子の時もあれば、やけに素直で従順な子供の時もあれば、遊び心たっぷりな無邪気な子供の時もありますよね。
接する相手や場面が変わるごとに、出てくる人格も細かく変っているのです。
【真面目よりも柔軟な人格を】
私はカウンセラーという職業柄、多くの方の心や性格に向き合ってきました。
そんな中で、どういう性格を持った人がどんな人生経験や問題に直面するのか、そのパターンを随分たくさん見せて頂きました。
その結果思うのは、人生を上手く生き抜く上で必要なのは、真面目にコツコツと努力する能力以上に、
人格に柔軟性があるかどうかだということです。
先の6つの人格を時と場合によって柔軟に引き出したり引っ込めたりできる人は、様々な環境の中でも楽に人と関わり、世渡り上手に生きていけます。
ある場所では上から目線でリーダーシップを発揮したかと思うと、別の場面では可愛く甘えて人の懐に入り込んでいたり、
時には悪友同士のように一緒にふざけあって友情を深めたり、その時々でコロコロと自我状態を変えながら人と関わっていくことができるのです。
問題や障害にぶつかっても、するりとクリアしていくことができます。
でも、いわゆる真面目な人はそこがなかなか上手くいかずに悩んでいるケースが多いのです。
学生時代は一途に頑張ってさえいれば成績という結果は出せるので、先生や大人に褒められたし、それなりの成功体験は持っています。
でも社会に出るとその真面目さが「固さ」や「融通の効かなさ」となり、躓いてしまうのです。
先の『自我状態のモデル』でいうところの、「従順な子供」ばかりを発揮して生きてきた結果、他の人格を表現した経験が圧倒的に少ないのですね。
そうなると社会に出てどうなるかというと、例えば
・自分で判断する力が弱く、指示待ちになってしまう。(大人の不足)
・部下や後輩に指示したり叱ったりすることができず、ストレスでうつ的になる(批判的親の不足)
・嫌なことをされても反論したり怒ったりすることができず、ストレスを内側に溜めてしまう。(反抗的子供の不足)
・バカになってふざけ合って人との距離を縮めることができないため、恋愛や友人関係が希薄になる。(自由な子供の不足)
などなど、いろんな場面で躓いてしまいます。
どんな場面でもその時々に必要な自我を発揮する力は、『生きる力』として社会生活での武器になります。
私たちは、親として子供と関わる中で、そういった人格の柔軟性を育ててあげる事ができるのです。
親子の関わりの中で、子供に『生きる力』を与えてあげることができるのです。
【あなたのお子さんはどうでしょう?】
あなたのお子さんはいかがでしょうか? 6つの人格がどれほど発揮できているでしょうか? 発揮できていない人格はありませんか?
少し振り返ってみましょう。(6歳以下のまだ自我が未発達なお子さんの場合は分かりにくいと思います。)
批判的な親(父性) 人に対して「ダメなものはダメ」と正義を振りかざしたり、自分を厳しく律することはできますか?
養育的な親(母性) 小さな子やぬいぐるみに対して、あるいはごっこ遊びの中で母親的な優しさを発揮できていますか? もしくはペットに優しくしていますか。
大人として 真面目な意見を言ったり、議論することができていますか?
自由な子供 バカになってふざけたり、奔放に恥ずかしい遊びをしていますか?
従順な子供 先生や目上の人に対して、時には自分の意見を引っ込めて従順になることができていますか?
反抗的な子供 時には不満をぶつけたり喧嘩したり、ダダをこねたりすることもできていますか?
以上です。
いかがでしょうか?
勿論、子供にはそれぞれに個性があり、自由な子供が強い子もいれば、従順な子供が強い子もいます。
その個性を無理に変える必要はありませんが、あまりに出て来ていない人格があるとすれば、親子の関係において、それを抑圧してしまっていないかどうか振り返ってみましょう。
そして、親である私達の立ち位置を変えることで、抑圧されていた人格を引き出して体験させてあげましょう。
抑圧さえしなければ子供達は元々とても柔軟な存在です。
親子や兄弟や友人との関係の中で、様々な人格をコロコロ変えながら遊ぶものです。
さっきまで母親だったのに、今は駄々っ子、次の瞬間には大人になったり。遊びの中で変幻自在にキャラを変える子供のみずみずしい表情を見ていると、良い感じに育ってるなと思って私はニヤニヤしてしまいます。
親から与えられる教育として、
一方で勉強やスポーツを通じて真面目にコツコツと努力する力を育てつつ、
もう一方の軸として、人格の柔軟性を育むことも大切にサポートしてあげられると良いですね。
どうぞ意識してみてください。
みなさん、こんにちは。
前々回は交流分析という心理学の考え方をお話しました。
その中で親である私達があえて「子供」のポジションを取ることで、お子さんの中にある「親」の人格を引き出すことがでできるという例を示しました。

今日はこの『自我状態のモデル』を使って、更に別のコミュニケーションスタイルをお伝えしたいと思います。
※ 前回の記事をお読みでない方は、先にこちらの記事をお読みください。
>>『子供の中の「親」を引き出す』
【大人ー大人のコミュニケーション】
大人である私達は、同僚との会議の席や友人同士の会話などでは、どちらの立場が上ということもなく、対等にお互いを1人の大人として尊重して意見交換をすることができます。
ですが家庭の中での子供たちは当然ですが、「子供」の役割を担っている時間が大半で「大人」を発揮する時間はほとんどありません。
父親や母親と大人同士のように、真面目な話しや意見交換をする場面はなかなか体験できず、「大人」の人格が育ちにくいものです。
これは言い方を変えると、親である私達が常に「親」の人格にとどまっていることで、子供たちの中にある「大人」の人格を押し込めてしまっているとも言えるのですね。
私の周りにはとても少数ですが、親に対して「大人ー大人」のコミュニケーションを取りながら育った友人がいます。

家族の一大事になると、親から呼び出され「お前はどう思う? お前の意見は?」と1人の大人として意見を求められ、家族が今後向かうべき方向性について意見したと言います。
大人になってわかる彼らの共通点は、自尊心が高く、明確な意見や信念を持ってリーダーシップを発揮する仕事に就いている点です。
家族という最初の社会の中でそれを求められたために、現実の社会に出た時には、自分の意見を伝えて影響力を発揮することに既に馴れていたのですね。
逆に、常に子供扱いで「子供」の位置に押し込められて来た子たちは、人の意見に不満を持ったり反抗したりすることはできますが、その代替案となる自分の意見を鍛えあげるような部分が弱いように思います。
「大人ー大人」のコミュニケーションは、それほどに子供達の人格形成に違いをもたらすのですね。
そこで、今日は親子の新しいコミュニケーション・チャンネルとして、「大人ー大人」の関わりに方に焦点を当てて実践法をお伝えしたいと思います。
特に5歳くらいからは、この「大人ー大人」トークは非常の楽しいものとなります。
【実践編】
子供と「大人ー大人」のコミュニケーションを取る際のポイントは、
大人である私達が、『自分の意見が正しいわけではなく、あくまで1つの考え方に過ぎない。正解は自分もわからない。』という姿勢で接することです。
それでは、実際に行われた会話を例に挙げたいと思います。
ウチの8歳の娘との寝る前の会話です。
*********
娘に学校の様子を聞いたり、父である私が小学生の時に考えていたことなどを話していた時にことです。
「のん。あんな。とと(お父さん)は思うんやけどな。うーん。これは正しいかどうか、わからへんで。わからへんけど。ととが思うことなんやけどな。
小学校っていろいろ学ぶけどな、学ぶのは家でもどこでもできるやん。だから勉強よりもいろんな友達と遊んだり、仲良くなる方法をみにつけた方がええと思うねん。
いや、わからへんねんで。何が正解かはわからへんねん。でもお父さんはそう思うな。」
この親の「わからないけど…」という姿勢を受けて、娘の目が驚くほどキラキラし始めました。
そして応えます。
「あんな。のんはこう思うんや。あんな。そら友達と遊ぶのも大事やんか。でもな学校は勉強教えてくれるところやし、話し聞いてなかったら分からんようになるやんか。
だからな。勉強も友達と遊ぶのもどっちもやるのがええんやで!」
↑出た! 優等生の答え!(゚д゚)! どの口が言うとんねん! と吹き出しそうになりましたが、まあ、良しとしましょう。
このように、答えを教えるのではなく親の個人的な意見を言うことで、それと協奏するように子供達が自分の意見をひねり出して考えるようになります。
自我を確立するというのは、ある意味で自分の意見や信念を練り上げて行くことです。そしてその信念に沿った行動を起こすことで、信念と行動の差を無くすことで自己信頼を築き上げることです。
こういった「大人ー大人」のコミュニケーションが、子供達の意見を練り上げるための訓練になれば良いですね。
繰り返しになりますが、大切なのは、『自分の意見が正しいわけではなく、あくまで1つの考え方に過ぎない。正解は自分もわからない。』という姿勢で接することです。
『答えの無い問いを投げる』と言っても良いかもしれません。
今度お風呂に入った時にでも投げかけてみてください。
「女の子として大切なことが5つあるとすれば何やろな…? 1つは笑顔やと思うなぁ…。笑顔の女の子は周りを明るくするもんなぁ。残りの4つは何やろ。う~ん…。」などと。
どんな答えが返ってくるのか。
想像を絶する答えが返ってきて、とっても面白いですよ(^^)
前々回は交流分析という心理学の考え方をお話しました。
その中で親である私達があえて「子供」のポジションを取ることで、お子さんの中にある「親」の人格を引き出すことがでできるという例を示しました。

今日はこの『自我状態のモデル』を使って、更に別のコミュニケーションスタイルをお伝えしたいと思います。
※ 前回の記事をお読みでない方は、先にこちらの記事をお読みください。
>>『子供の中の「親」を引き出す』
【大人ー大人のコミュニケーション】
大人である私達は、同僚との会議の席や友人同士の会話などでは、どちらの立場が上ということもなく、対等にお互いを1人の大人として尊重して意見交換をすることができます。
ですが家庭の中での子供たちは当然ですが、「子供」の役割を担っている時間が大半で「大人」を発揮する時間はほとんどありません。
父親や母親と大人同士のように、真面目な話しや意見交換をする場面はなかなか体験できず、「大人」の人格が育ちにくいものです。
これは言い方を変えると、親である私達が常に「親」の人格にとどまっていることで、子供たちの中にある「大人」の人格を押し込めてしまっているとも言えるのですね。
私の周りにはとても少数ですが、親に対して「大人ー大人」のコミュニケーションを取りながら育った友人がいます。

家族の一大事になると、親から呼び出され「お前はどう思う? お前の意見は?」と1人の大人として意見を求められ、家族が今後向かうべき方向性について意見したと言います。
大人になってわかる彼らの共通点は、自尊心が高く、明確な意見や信念を持ってリーダーシップを発揮する仕事に就いている点です。
家族という最初の社会の中でそれを求められたために、現実の社会に出た時には、自分の意見を伝えて影響力を発揮することに既に馴れていたのですね。
逆に、常に子供扱いで「子供」の位置に押し込められて来た子たちは、人の意見に不満を持ったり反抗したりすることはできますが、その代替案となる自分の意見を鍛えあげるような部分が弱いように思います。
「大人ー大人」のコミュニケーションは、それほどに子供達の人格形成に違いをもたらすのですね。
そこで、今日は親子の新しいコミュニケーション・チャンネルとして、「大人ー大人」の関わりに方に焦点を当てて実践法をお伝えしたいと思います。
特に5歳くらいからは、この「大人ー大人」トークは非常の楽しいものとなります。
【実践編】
子供と「大人ー大人」のコミュニケーションを取る際のポイントは、
大人である私達が、『自分の意見が正しいわけではなく、あくまで1つの考え方に過ぎない。正解は自分もわからない。』という姿勢で接することです。
それでは、実際に行われた会話を例に挙げたいと思います。
ウチの8歳の娘との寝る前の会話です。
*********
娘に学校の様子を聞いたり、父である私が小学生の時に考えていたことなどを話していた時にことです。
「のん。あんな。とと(お父さん)は思うんやけどな。うーん。これは正しいかどうか、わからへんで。わからへんけど。ととが思うことなんやけどな。
小学校っていろいろ学ぶけどな、学ぶのは家でもどこでもできるやん。だから勉強よりもいろんな友達と遊んだり、仲良くなる方法をみにつけた方がええと思うねん。
いや、わからへんねんで。何が正解かはわからへんねん。でもお父さんはそう思うな。」
この親の「わからないけど…」という姿勢を受けて、娘の目が驚くほどキラキラし始めました。
そして応えます。
「あんな。のんはこう思うんや。あんな。そら友達と遊ぶのも大事やんか。でもな学校は勉強教えてくれるところやし、話し聞いてなかったら分からんようになるやんか。
だからな。勉強も友達と遊ぶのもどっちもやるのがええんやで!」
↑出た! 優等生の答え!(゚д゚)! どの口が言うとんねん! と吹き出しそうになりましたが、まあ、良しとしましょう。
このように、答えを教えるのではなく親の個人的な意見を言うことで、それと協奏するように子供達が自分の意見をひねり出して考えるようになります。
自我を確立するというのは、ある意味で自分の意見や信念を練り上げて行くことです。そしてその信念に沿った行動を起こすことで、信念と行動の差を無くすことで自己信頼を築き上げることです。
こういった「大人ー大人」のコミュニケーションが、子供達の意見を練り上げるための訓練になれば良いですね。
繰り返しになりますが、大切なのは、『自分の意見が正しいわけではなく、あくまで1つの考え方に過ぎない。正解は自分もわからない。』という姿勢で接することです。
『答えの無い問いを投げる』と言っても良いかもしれません。
今度お風呂に入った時にでも投げかけてみてください。
「女の子として大切なことが5つあるとすれば何やろな…? 1つは笑顔やと思うなぁ…。笑顔の女の子は周りを明るくするもんなぁ。残りの4つは何やろ。う~ん…。」などと。
どんな答えが返ってくるのか。
想像を絶する答えが返ってきて、とっても面白いですよ(^^)
