「形にとらわれ過ぎると伸びない。気分が大切」。
拳聖・澤井健一(太氣拳創始者)の教えです。
氣を練る。氣を使う。氣になる。氣に病む。氣が通じる。氣が合う。。etc
日本人は「氣」というモノがとてもとても大切だと、無意識に分かっていたからこそ、
氣に関する言葉をやたらたくさん生みだしたそうです。
「元気があれば、何でも出来る! 元気ですか!? ダッシャ~!」
元プロレスラー、アントニオ猪木さんの決まり文句ですね。
では、どうすれば、元気になれるのか? 気分を盛り上げることができるのか?
NLP心理学の簡単メソッドでは手っ取り早く、
自分のそれまでの人生で一番元気だった時の記憶を思い出してもらいます。
その記憶をより鮮明に今によみがえらせるため、
その時、見えたモノ、聞こえたモノ、感じたコト、匂ったコト、味わったコトなどを五感を使って
よりリアルに再現してもらうのがコツです。
少しは笑顔になれましたか?
太氣拳では、「立禅」=文末に解説=で氣を練ります。
澤井先生は1日最低15分、できれば早朝、自然の中で行うようにと仰いました。
うちの道場のとある先輩は1日最低60分は立禅を行っています。
澤井先生ご自身は中国での修行時代、1日数時間の稽古時間中
立禅だけを延々やらされた時期があったそうです。
氣が練れた証拠は、今も映像として残る澤井先生の神がかった動きです。
例えるなら、魚でしょうか?
「自由自在」ってのはこれかっ!
と感じます。
「芸術は爆発だ!」は岡本太郎さんのセリフですが、
東京・表参道にある太郎さんの奔放な彫刻を昨日見ていたら、
ふと澤井先生が探手(←中国式シャドーボクシング)を行っている映像が頭に浮かびました。
ちなみに
澤井先生の金言を幾つか。。。
「いいとこ取りは自分の真の技にはならない。体得には同じ時間がかかる」
「格技は意が一番、すなわち気力」
「知っているだけではどうしようもない。現在強くなければ」
「魚の動き、ゆったり瞬時に動く」
「酒を飲んでいい気分のように動く」
「稽古は『そんなことして馬鹿じゃないか』と言われるくらいで丁度いい」
※立禅=ひざを内側に曲げて中腰で立ち、かかとを少し浮かせます。
上体はまっすぐ伸ばし、両手は地面とほぼ平行にして大きなボールを抱くように円を作ります。
見た目より意外ときつい姿勢で、初心者は5分もやれば脚が震えるはず。
最下部の島田先生の写真が立禅です(DVDの表紙)。
※「氣」関連の参考記事はコチラッ、ダッシャ~!→
「緊張感とプレッシャーの違い①」
「武術の意義」
「一瞬で気分転換する方法」
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