A君「あわわ、この塔、高すぎるがな。足が震えるし、鳥肌もたってきたで。えらいこっちゃ」
B君「この一球でオレの人生が決まるぜっ。ん? なんだか肩が重い。こ、この大事なときに!?」
ざっくり言って、緊張とプレッシャーの違いってなんでしょう?
はい、緊張は身体反応で、プレッシャーは概念です。
つまり、A君は緊張していて、B君はプレッシャーを感じているって訳ですね。
緊張はしても仕方ないんです、身体反応だから。
なので、ボクたちメンタルトレーナーの世界では
「緊張はしてもいいよ、3カウント以内なら」
と言います。
でも、プレッシャーは即ダメです。
脳内で勝手に発生させているので、これは思考を即刻変える必要があります。
で、
とりあえず、まずは緊張について。
緊張は身体反応なので、心臓や肺の動きを自分で止めることができないのと同様、無理です。
緊張するのは、気が弱いから、とか器が小さいから、とか言われることがありますが、勘違いです。
超大物だって緊張はするんです。
ただ、その対処法を知っているか否か、だけなんです。
自分が緊張しているな、とまず自覚することが大切です。
緊張することがまずいんではなく、
自覚しないまま、パフォーマンスに入ってしまうことがまずいんです。
では、しっかり自覚した後、どうすればいいのか?
はい、呼吸ですね。
身体反応の中で、自分で簡単にコントロールできるのは呼吸です。
なので、呼吸法からのアプローチで緊張を解くのが一番手っとり早いんです。
(呼吸法に関する参考記事は「緊張をやっつける極意」「一瞬でリラックスする方法③」)。
姿勢を変えるのも手です。
なでしこジャパンのPKで、ラストの日本選手が蹴る寸前、
知ってか知らずか彼女は一瞬天を見上げましたね。
脳機能科学的に、目線を上げるだけで、明るい気分になれんです。
もしくは瞑想っていうのもアリですね。
例えば、私も先月体験しましたが、
ハワイ発祥のシンプルなハカラウ瞑想(by感性行動研究所・竜二所長)なんていうのもお薦めです。
緊張を自覚したら、
その緊張を取るための動作を取る。
落ち着いてからパフォーマンスに入る。
この手順をちゃんと踏めば何も問題はありません。
ん?
なんだかちょっと長くなってしまいました。
プレッシャーについては次回ということで。
※メンタルトレーナーを志す方は、ジム・レイヤー↓は読んでおいた方がいいかもしれません。
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